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ペナルティーは 1打罰 or 2打罰|ルール解説

Introduction

ペナルティー
ペナルティーストローク (penalty stroke) は 球が物理的に打てない状況に陥ったり、球を紛失するなどの理由で 救済 (Relief) を受ける時、また、ルールで禁止されている行為をした場合などに ストロークプレーでは 1打罰 もしくは 2打罰、マッチプレーでは 1打罰 又は そのホールの負けという形で 通常 科されるものだ。一方、そんなケースに直面した時に ペナルティーだとは 分かっていても それが 1打罰 なのか 2打罰なのかということが分からないとか 正しい判断をする自信がないと感じることは 多々あるだろう。そんな時は スコアの申告ミスも起きやすい。

スコアの申告ミス

ご存知の方が多いと思うが スコアの申告ミスは 過少申告であれば 競技失格、過大申告であれば みすみす その分 損をすることになってしまう。プロのトーナメントでも そうしたミスは 時々起きる。比較的 最近の事例としては 2015年 5月に行われた 中京テレビ ブリヂストン レディス オープンで 鈴木愛選手がハザード内のルースインペディメントを取り除くルール違反を犯した時のペナルティー(旧ルールで 2打罰)を 1打罰とし 過少申告だったことが後になって判明し 本来は 上位入賞できる成績だったのに 競技失格となった。

ペナルティーの種類と罰の重さ

前述のように ルール違反のペナルティーは 1打罰 又は 2打罰、マッチ プレーでは 1打罰 又は そのホールの負け、それに 競技失格の三通りである。原則、1打罰は 物理的に球を打てない時に受ける救済(例えば、ペナルティーエリアに球が入った時)及び 比較的マイナーなルール違反(例えば、救済を受ける時に 肩の高さから球をドロップし プレーしてしまった時)などに対して科される罰である。一方、ルール違反の多くには 一般の罰 (general penalty) 即ち 2打罰 もしくは そのホールの負けという罰が科される。

一方、関係のない 2 つの違反を立て続けに犯した場合は 両方のペナルティーが科されるが、競技者が 一連の行動で結果として 2 つの規則に違反した場合は 大きな罰則のみが 科されるという原則も覚えておいて欲しい。例えば、プレーヤーが 球を動かしてしまい それを元の位置に戻さずにプレーをした場合は a) 球を動かしたことのペナルティー (1打罰) と b) 誤所からのプレーによるペナルティー (2打罰) が ダブルで科され 3 打罰になるのではなく、b) の大きな方のペナルティー 2打罰だけが科されるだけである。同様に、救済を受ける時に 旧ルールのやり方で a) 球を肩の高さからドロップし b) 救済エリア外にある球を打ってプレーしてしまった時には b) 誤所からのプレーによるペナルティー (2打罰) だけが科されることになる。つまり、違反が a) だけであれば 1打罰なのである。

他方、救済は 無罰で受けられるケースとペナルティーの 1打罰が科されるケースがあるが 1打罰の救済には 前のショットを打った所から打ち直すもの 即ち 実質 2打罰のインパクトがあるミスと 前進して 救済の基点となるポイントの近く (例えば、球が赤線を横切った所から 2 クラブレングス内) に球をドロップできる 実質 1 打罰以上、2 打罰未満のインパクトのものがある。この二つのケースは スコア的インパクトが異なると言うことだ。前進 3 打、前進 4 打の (ローカル) ルールの判断基準としても この理屈は 良く認識しておいて欲しい。

ペナルティーの整理(分類表)

以下は ペナルティーのタイプを代表的な適用例、例えば、OB や 球を動かしてしまった時、誤球 などを挙げて分類し、1 打罰 か 2 打罰 (そのホールの負け) かの判別と プレーを続行する際の対処方法について整理し 纏めたものなので 参考にして下さい。

ペナルティー/ 救済 適用例(対処方法)
無罰の救済 (Relief) 修理地、カート道、動かせない障害物テンポラリーウォーター、など(救済の二アレストポイントから ホールに近づかない範囲で 1クラブレングス内に球をドロップすることが出来る)
1 打罰:
a. 救済; 
b. マイナーなルール違反
ペナルティーエリアの救済、アンプレヤブル宣言後の救済、ルール違反となる状態で球を動かしてしまった時など(ルールに従って 球をドロップ または 球を元あった所にリプレースするなど)
1 打罰(打ち直し):
2 打罰のインパクトがある救済
OB、ロストボール(ストロークと距離の措置、または、前進 2打罰のローカルルールに従って球をドロップか プレースして プレーを続行)
2 打罰 / そのホールの負け:
ルールを尊守しない違反
誤球、誤所からのプレー、練習ストロークプレーに係わるアドバイスの違反、バンカー内の禁止行為など(単に 2打罰でプレーを続行する場合もあるが 違反によって対処方法は異なる)
失格:
ルールに著しく反する違反
スコアの過少申告、ルール違反のクラブ使用、ルールに則した処置をしないでプレーを続行する、など

間違い易いケース・追加説明

まず、救済 (Relief) には 無罰の場合と 1 打罰の場合の二通りがあるが その違いを 明確に区別して 認識する必要がある。通常、1 打罰のペナルティーが科される状況は 例えば ペナルティーエリアの救済措置や アンプレヤブルを宣言する場合など ストロークプレーも マッチプレーも ルールは 共通していることが多く ストロークプレーで 2 打罰になる状況(例えば、誤球、誤所からのプレー、練習ストロークプレーに係わるアドバイス、バンカー内の禁止行為に係わる違反など)は マッチプレーでは そのホールの負けというペナルティーになると(一部 例外はあるが)覚えておくと便利だ。

大雑把ではあるが 殆どの場合、a. 救済(ペナルティーエリアアンプレヤブルなど)を受ける場合と b. ルール違反を犯すつもりはないがやってしまうマイナーなルール違反(球を動かしてしまうなど)には 1 打罰が適用されるが ルールを遵守しないプレー(誤球誤所からのプレー練習ストロークプレーに係わるアドバイス、ハザード内の禁止行為などの違反)には 2打罰が科せられる と覚えておこう。

もちろん、うっかり犯すマイナーなルール違反とルールを遵守しないルール違反とは 明確に区別できるものばかりではなく、どちらか 判断に迷ってしまうものもあるだろう。例えば、バンカーでソールが砂についてしまった場合は 2 打罰(そのホールの負け)というペナルティが科されるが、そうした分かり難いものについては そう沢山ある訳ではないので その都度 ルールブックをチェックすれば良いだろう。

なお、新ルールになって 旧ルールでは 1打罰であったものが 無罰になったものもあるので この機会に 確認しておこう。それは 二度打ち、自分の球が自分や自分の携帯品に当たった時の罰則である。どちらも、新ルールでは 罰なしで 球が止まった所から そのままプレーを続行すれば良くなった。

また、間違い易いのが OB と ロストボールに対するペナルティーと対処方法である。特に、ローカルルールの前進 2 打罰というケースがあるし 実際のダメージが 2 打だから、そのペナルティが 1 打だったか 2打だったかで 混乱している人が多いようだ。本来、OB も ロストボールも採るべき措置は ストロークと距離に基づいた 1打罰で打ち直すという措置である。ただし、前進してプレーする場合は 2 打罰のペナルティーで (ローカル) ルールで定められた エリア内に 球をドロップして プレーを続行することになる。

以上で 九割方のケースは 整理することが出来ると思うが 前述のバンカーのケースなど分かり難いもの、そして、例外があることも覚えておこう。例えば、ストロークプレーでは ルール違反になる行為が マッチ プレーでは 許されたり、対戦相手の判断に委ねられると言ったこともある。いずれにしても、普段から ルールブックを携帯して 正しいルールに基づいた プレーの仕方、スコアの付け方を心掛けるようにしたいものである。

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