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ゴルフ競技中のアドバイス(ルール解説)

このページのコンテンツ
• はじめに
• ルール違反になるアドバイス
• ルール違反の典型例
• 間違い易いルール違反の例
• コメント癖のある人は要注意
• 商品リンク(用品、メーカー別)

はじめに


好ましい雰囲気とペースで プレーをするために 同伴競技者のボールを一緒に捜したり、ピンやヤーデージ杭など、距離に係わる情報をを伝えてあげたり ある意味 助け合うことは ゴルフでは良くあることだ。しかし、競技中に 助け合ったり、場合によっては、ただ会話を交わしただけのつもりでいても、その行為や会話の内容によっては ルール違反を 犯している可能性がある。

ルール違反になるアドバイス


それは、競技中のアドバイスに係わるルール(規則 8-1)で 競技者間のある種のアドバイスを禁止しているからである。大雑把に、このルールを知っている人は少なくないと思うが、競技ゴルフをする人は 特に 当該ルールに違反しないよう 正確に覚えておく必要があるものだ。

ルールでは 競技者が (a) 自分のパートナーを 除く そのコース上で その競技に参加している人にアドバイスを 与えること、そして、(b) 自分のキャディー、パートナー、そのキャディー以外の人に アドバイスを求めることを禁止しており、それに違反すれば、マッチ・プレーでは そのホールの負け、また、ストローク・プレーでは 2 打罰のペナルティが科される。従って、何がルール違反に該当する「アドバイス」になるかという観点から、その定義を間違いなく覚えておく必要がある。そこで、まずは、その定義を見てみよう。

ルール違反に該当する「アドバイス」
(a) プレー上の決断 (b) クラブの選択 (c) ストロークの方法
以上に影響を与える助言や示唆。ただし、規則や距離、周知のこと(例えば、ハザードの位置やパッティング・グリーン上の旗竿の位置など)についての情報は ルール違反に該当するアドバイスではない。

つまり、自分のこれからのプレーに関する質問として 同伴競技者が使ったクラブのことなどを 聞けば(その質問に 答えても)ルール違反をしていることになるが、グリーン・センターまでの距離やピン・シートの情報などを聞いても(質問に答えても)ルール違反にはならないと言うことだ。

ルール違反の典型例


自分がショットをする前に 今 何番使ったの?などと同伴競技者に聞けば ルール違反だが、それに、うっかり 7番 などと答えてしまえば、この会話をした二人には 共に 2打罰のペナルティが科される。同伴競技者に そうした質問をされた時点で それは アドバイスに係わる情報だと 直ぐに気が付かなければならない。(但し、自分のキャディーからのアドバイスは 勿論 許されるし、チームプレーの場合、パートナーやチーム・キャプテンには キャディー同様にアドバイスを求めることができる。)


間違い易いルール違反の例


アドバイスに係わるルールは 前述のような 比較的 分かり易いケースのものだけでなく、分かり難く 間違い易いものもある。従って、注意すべき点は まず 何が「アドバイス」に該当するのか(または、該当する可能性があるか)を良く理解しておくことだ。

例えば、ホールが終わった後に 前のホールのプレーに関する会話として 前述のように 使ったクラブに係わる会話をしても ルール上は アドバイスには該当しない。さらに、そのホールの途中であっても、既に 打ち終わったショットに関する会話であれば 使ったクラブに関する会話をしてもルール違反にはならないのだが、その点は ちょっと 勘違いし易い。つまり、ミドルホールのセコンド・ショットを終えて グリーンに向かう途中で 同伴競技者と使ったクラブの話をしても良いと言うことである。また、同伴競技者のバッグを覗いて、どんなクラブを使ったかを 推測したり、ただ単に観察することによって 使ったクラブが何であったかを知ることはルール違反にはならないが、そのクラブやバックに触れて その情報を得る行為はルール違反に該当するから気を付けよう。マッチ・プレーで 相手に自分の使ったクラブを知られたくない時は、バッグにタオルなどを かけて抜いたクラブが何か分からないようにしておくのも一案である。

一方、一人のキャディーで、A、B 二人の競技者がプレーしている場合に、A が そのキャディーと B が使ったクラブについて会話し、情報交換をしてもルール違反にはならない。ルール上は 自分のキャディーが有する情報は 如何なる情報でも 質問して 得ることが出来ると決められている。

他に プレーの線上 (line of play) に関する行為も ルール違反になりやすいものなので 簡単に説明しておこう。例えば、どちらの方にピンがあるかなどを聞くことは アドバイスを求めていることにならないが、そのライン上に目印を置くことや ショットをする際に立ってもらうことなどは ルール違反に該当する。(但し、ピンの位置を示すために ピンを高く上げてもらってショットをする行為は 例外として 許される。)

なお、アンプレなど救済に係わるコメントなども 要注意である。自分のボールを確認することが出来れば、どのような状況でも、ルール上のオプションとして、アンプレヤブルを宣言して ルールに従った救済措置を受けることが出来るが(» アンプレヤブルの球)、同伴競技者に対して アンプレで プレーをした方が有利だ などとコメントをすれば、アドバイスに係わるルール違反になってしまう。ルールの説明は問題ないが(選択肢の中から何が最も有利かなどの)ルール適用に係わるアドバイスは 要注意である。

コメント癖のある人は要注意


驚く人も多いことと思うが、同伴者に対して オーバースイングをしていると(ストロークの方法に係わる)コメントしたり、オーバースイングをしていますか と質問をするような行為は どちらも アドバイスに係わるルール違反に該当する。(Decision 8-1/13)コメント癖のある人は 特に 気をつける必要があるだろう。聞かれてもいないのに人のスイングに係わるコメントをすることは マナー違反であろうが、ルール違反でもある。自分のスイングに係わるコメントをされたり、同伴競技者にスイングに関するアドバイスを求められた時は アドバイスに係わるルールの説明をしてあげると良いだろう。

普段のラウンドで、仲間とルールで禁止されているアドバイスに該当するような会話をしているような人は、そうした行為が癖になっているはずだから、競技プレーでは 特に 注意をする必要がある。競技中のアドバイスに係わるルールがあること、くれぐれも お忘れなきよう。



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