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球が動いた時|ゴルフルール解説

Introduction
一度 静止した球が動いてしまうことがあるが その理由は 様々で ルールに則って正しく対応するには 当該ルールに関する それなりの知識が必要になる。一方、その対応を間違えば 誤所からのプレーになることもあり 厄介な問題である。加えて、新旧ルールで罰則も 処理の仕方も変わった点が多々あるので それにも注意を要する。以下は そんな球が動いた時の罰則と正しい処理の仕方について分かり易く解説した動画である。必要に応じ 動画の操作ボタンで動画を Stop させ ご覧下さい。また、その下のテキストで詳細を説明しているので そちらもご利用下さい。

静止した球が動く理由

一度静止した球が動く理由は 様々だが、ルールでは 球が動いた理由を 1) 自分、2) 外的要因、3) 自然、4) 例外規定のいずれかに 起因するものとし 処置の仕方と罰則を定めている。それぞれの理由には 具体的に 以下のようなものが含まれる。

1) の自分には プレーヤー自身とそのキャディー、そして、チームでするゲームの場合は そのパートナーが含まれる。加えて、カートなど その携帯品(» 詳細)が動いたために球が動けば プレーヤー自身が動かした時と同様の処置が必要となり 罰則が適用される。ただし、例外規定がある。
2) の外的要因 (outside influence) とは チームプレーのパートナー以外の同伴競技者、その他競技者やそれらのキャディー、観客、動物、鳥、風で飛んできた来た物体、他のプレーヤーの球などが含まれる。旧ルールでは 局外者 (outside agency) と言った。
3) の自然とは 1)、2)以外の理由で、風が最も代表的なものである。例えば、地震で 球が動いたとすれば それは この範疇になる。また、理由が分からないが 球が動いてしまったケースも含まれる。
4) の例外規定 に該当するものは プレーヤー自身が球を動かす理由になっているが パッティンググリーン上にある球、また、ルールに則って 球を探す行為とマークする行為による場合などが含まれる。

球が動いた時の処置と罰則

特殊なケース(例外規定)を除き、球が動いた理由によって その処置の仕方と罰則は 以下の表の様に 基本的に 三通りに分類できる。つまり、その三通りの違いと特殊なケースが何かを理解しておけば 球が動いた時の対応は 一応 万全と言うことになる。なお、当該ルールに関する対応は 間違えれば 多くの場合 誤所からのプレーで 2打罰という大きなペナルティが科されるものだから ルールを正しく理解して覚えるという観点からは 重要度の高いものである。

動いた理由 処置に関連する注意点 罰則
1) 自分 球を元の位置に戻してプレー(球を探す、グリーン上での各種行為に対して 例外規定あり) 1打
2) 外的要因 球を元の位置に戻してプレー(同伴競技者のボールも外的要因) 無罰
3) 自然 球が静止した所からプレー(グリーン上以外では 球を元の位置に戻さない) 無罰
4) 例外規定 グリーン上では プレーヤーが球を動かしても 無罰。グリーン上でマークした後に動いた球は自然に動いたものでも元に戻す。球を捜す、マークする行為の時に球が動くケースは無罰。 詳細
後述

間違い易いケースの注意点

最も良くある 上表 1) のケースは プレーヤー自身がアドレスをした時に うっかり球を動かしてしまったり 球の側にある 石や小枝など 所謂 ルースインペディメントを動かそうとして 球が動いてしまう場合である。1打罰で(グリーン上では 無罰)球を元の位置に戻してプレーする必要がある。プレーヤー自身が球を動かしていない場合でも プレーヤーがアドレスをした(スタンスを取って ソールを地面に付けた)後に 球が動いた場合は 自分で球を動かしたのと同じ処置をする必要があり ペナルティも同様に科されるというルールがあったが、新ルールでは 自分が動かしていないことが明らかな場合は 無罰で 球が止まった所からプレーすることになっている。

なお、ペナルティーになる状況で 球が動いた時は 球を元の位置に戻してプレーをすることと分かり易いが 逆に 無罰な状況で 球が動いた時には 球を元の位置に戻してプレーする場合と そうでない場合があるので要注意だ。どんなケースでも 球が動いた後の処置を誤れば 誤所からのプレーで 2打罰が科されてしまうから(合計 3打罰にはならない)注意して欲しい。

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一方、球を捜索している時は 例外で 球が動いても ペナルティーは科されない。球を元の位置に戻して無罰でプレーを続行すれば良いが 球を元の状態に戻さずに プレーをすれば 誤所からのプレーになる。なお、この例外規定は 旧ルールでは スルーザグリーン (ジェネラルエリア) の球には 適用されなかった。球が自分のカートによって動かされた場合、カートは 基本的に プレーヤーの携帯品となるため 1 打罰の対象になるが その場合も 球の捜索中であれば 無罰。なお、同伴競技者が(共用の)カートを動かしている場合は 球を元の位置に戻して 無罰で プレーを続行出来る。一方、自分のキャディーが球を捜索中以外の時にカートを動かして 球を動かしてしまった場合は この限りではない。

他方、素振りをしたクラブに 球が当たって 球が動いてしまった場合は 打つ意思を持って クラブを振った訳ではないから 球をプレーヤーが何らかの理由で動かした時のペナルティーが適用され 球を元の位置に戻し 1 打罰で プレーを続行することになる。また、止まっているボールに 別のプレーヤーの球が当たって動くというようなことも良く起きることだが その場合は 外的要因によって動かされた球になるから 球を元あったと思われる位置に戻して(当てた人のボールは そのまま)無罰でプレーするのが正しい処置の仕方である。

アドレスしている時に動いた球

ボールにアドレスアドレス後に 球が風などによって 自然と動いてしまった場合は プレーヤが動かしていなことが明らかであれば ペナルティーにはならないが 注意を要する。球を元の位置に戻してプレーをするのではなく、新たに球が止まった位置から プレーを続行するのが正しい処置である。誤って、元の位置に戻して プレーすることのない様に気を付けよう。ただし、球が部外者、動物、風に吹かれて飛んできた木の枝など(つまり 外的要因)によって動かされた場合は 自分で球を動かしてしまった時と同様に 元の位置に球を戻してプレーをすること。

以前は グリーン上でアドレス後に 何らかの理由で アドレスを解いても 球をマークして取り上げない限り アドレスの状態が継続するということで、その時に風が吹くなどの理由で 球が動けば ペナルティーが科された。従って、風で グリーン上の球が動きそうな時や 球が 極めて 不安定な状態にあると思った時は アドレスを解くだけではなく、すぐに球をマークし直す必要があったが(PGA や LPGA の試合でも 比較的 頻繁に 当該罰則が適用されるケースが起きた)今は その必要はない。

肉眼で確認し難い 球の動き

実際に 球が動いていても ルールでは 球が動いたと判定されないケースがある。それは 球の振動や揺れ 即ち アドレスをして クラブヘッドを球の後ろに置いた時に 球がクラブフェースの方に少し傾くような状況で 物理的には 球が動いていても ソールを浮かせれば 元の位置に戻るような小さな球の動きである。英語では それを oscillate と言う単語で表現するが 昔から ルール上は そうした球の動きをペナルティーに該当する動きではないと定義してきた。

一方、アマチュア ゴルファーには 無関係なものだが HDTV などで 球が動いたことが確認できても 裸眼で 合理的に それを認識することができないような小さな動きであれば ルール上の裁定は(ある意味 oscillate の範疇で)球が動いたことにはならない とルールが変更された。これは テレビ中継で視聴者が リプレーなどを見て 極めて 少しの球の動きを ルール違反だと報告するケースに フェアーに対応するための配慮のようだ。

実際には タイガー・ウッズのプレーで そんな視聴者の報告があり ウッズが oscillate しただけだと主張したにも拘らず 2 打罰の裁定があり それが このルール改訂という結果になったと言われている。右の動画は その時の様子。

2019年 新ルールでの変更点

新旧ルールの変更点を説明したのが 以下 a) ~ d) の動画である。

a) 捜索中、偶然に球を動かしてしまった場合
新ルールでは 右の動画のように 球の捜索中に 誤って選手やそのキャディが 球を動かしてしまっても 無罰となる。
b) パッティンググリーン上で偶然に球を動かしてしまった場合
パッティンググリーン上で 誤って球を動かしてしまっても 新ルールでは 無罰。右の動画は その具体例をを 示したものだ。
c) 球が動いてしまった際の判断基準
パッティンググリーンの外の球が動いた場合は 今まで通り ペナルティを科されるが その理由が選手にない可能性が高ければ 無罰。
d) 推定位置にリプレース
球が 右の動画のように動かされた場合は 選手か球を動かした人が 元の状態を再現すべく 球をプレースする。
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