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ドライバーの選び方|基礎 〜 専門知識まで

Introduction

Driver

ドライバーは 通常 ボールをティーアップして打つクラブで そうした打ち方をすることを前提に ボールをより遠くに飛ばすことを目的に作られている。そのクラブヘッドは どのクラブより大きく シャフトも長いが 実は 最も軽いクラブである。男子ならアマチュアでも その多くが 200 ヤード以上、プロゴルファーになると 300ヤード前後もボールを飛ばすことの出来るクラブだが それ故に 打ち損じた時のダメージは 大きくなることが多い。ティーショット以外では 普通使用しないが パー3以外のホールのティーショットでは このクラブを使うことが多く それを上手く使いこなすことは 極めて重要である。一方、一言にドライバーと言っても そのスペックは 様々で 自分の力を最大限に発揮できるものを使っているか否かで 飛距離も方向性も大きく違ってくるのは 多くのゴルファーがよく認識している通りである。自分に合ったドライバーを使用することで ティーショットの成功率は 高くなるし、ミスの頻度や度合いにも違いが出る。そんなドライバーの選び方について ここでは詳しく解説する。まずは ツアープロのドライバーショットの動画を見て欲しい。

ミート率と安定性

動画のように ドライバーショットでは 確りクラブを振り切って球を遠くに飛ばしたい訳だから 当然 ボールをクラブヘッドの芯で捉えることが重要になる。つまり、高いミート率と安定した方向性の確保である。その視点からは それを実現し易いクラブの重さやバランス、シャフトのしなり・ねじれ具合、フェースターンのし易さなどに注目する必要がある。また、球を上手く打てそうな感じがするヘッドの形(顔)なども意外に重要な要素である。ゴルフクラブの宣伝などでよく言われる 飛距離を最大にするために最適な打ち出し角とスピン量(詳細後述)なども 極力 最適化を図りたいが より重要なのは 高いミート率と安定性を確保するためのクラブ選びである。そうしたクラブの特徴は 所謂 スペックによって決まる訳だが、加えて、ヘッドとシャフトのアラインメントの影響も受けるので 極めて 微妙な側面もある。何れにしても、そうしたことを理解するには まず 関連用語の基礎知識を身に付ける必要がある。

ドライバー選びの基礎知識

ドライバー 用語図解1985年頃までのドライバーは ヘッド部が柿の木(パーシモン)で作られたものが殆どだったが、近年は メタル(軽くて強度のあるチタン合金が主流)や複合素材で作られるようになっている。右図は その最近のドライバーの写真を使って クラブの部位の名称と関連用語を簡単に説明したものだ。近年のドライバーの主流は 400cc クラスの大きなヘッドに(パーシモン時代は 200cc 以下)45 ~ 46 インチと長めのカーボン シャフトが(パーシモン時代は 43 インチのスチール シャフトが標準)装着されたものだが ヘッドの大きさは 2004年のルール変更で 460cc 以下 と定められ、シャフトの長さも 48インチ以下と制限されている。また SLE(Spring Like Effect)に係わるルール改正で 2008年から 全ての公式競技で トランポリン効果の大きな 反発係数 (COR) が 一定の値 (0.830) を超える 所謂 高反発モデルは 不適合となり その使用が禁止されるようになった。そうした制約条件が増えたは言え 当然のことながら 様々な飛ばせる仕掛けを搭載した新デザインのドライバーの出現によって ドライバーショットの飛距離や その打ち易さは 近年 向上した。それは 生産技術の進化によって デザインの自由度が増し ヘッドの重心位置の最適化が図れるようになったことに依るところが大きいが ヘッドとシャフトのアラインメントの自由度が増えたことにも注目する必要がある。

自動車のタイヤを取り付ける時にアラインメントが大切になるように クラブメーカーは 触れたがらないテーマであるが ヘッドをシャフトに対して適切な角度で取り付ける必要がある。それは シャフトの直線性や対称性(真円度、板厚)といった観点から 目には見えない歪がある為で それに配慮する必要があるということである。完全に真っ直ぐで 真円、均一な板厚のシャフトを作れないから シャフトには そうした意味での歪があり、板厚が厚い部分のことをスパイン(背骨)と言う。そのスパインは 大小含め複数あるのが当たり前だが、そうした歪のあるシャフトを無造作に装着すれば スイング時のクラブヘッドの動きに少なからず悪影響を与え 安定性を欠いたクラブになる可能性がある。シャフトの歪に対して 好ましい方向にクラブヘッドを装着すれば 歪の影響は 最小限になるが 市販されているクラブは そうした意味で 必ずしも正しくヘッドが装着されている訳ではない。そうしたシャフトに ヘッドは ランダムに装着されているのが普通で 歪みの大きなシャフトが最悪の角度で挿入されたクラブは どんなに高級なクラブでも そのままの状態では その性能を出せない宿命にある。歪みのないシャフトであれば 問題はない訳だが シャフトを製造する行程を考えれば どうしてもスパインはできてしまう。その影響をミニマムにして 初めて 良いクラブになる訳だが、クラブ購入時には そうした点をチェックできないのが普通だから ヘッドの脱着が自由にできないクラブでは そのまま使用する以外に手はない。ある意味、運任せだ。一方、ロフトやフェース角が可変式でシャフトが脱着できるクラブでは 大雑把で限定的ではあるが その調整を行えるので そうした調整を自分でする気があるのであれば それが出来るクラブを購入した方が良いかも知れない。(詳細後述)

チェック項目 リスト

そうした状況下、ドライバー選びのポイントは 以下にリストアップした項目について どんな仕様のクラブが自分に合うのかを理解した上で 総合的に判断して 正しいスペックのクラブを選ぶことである。シャフトロフトと言ったスペックは 勿論のこと クラブの総重量やスイングウェートフェース角重心、さらには ヘッドの慣性モーメントなど(詳細後述)にも 注意を払って 総合的に評価することの必要性が高まっている。様々な素材を巧みに使った大きなヘッドのドライバーでは ヘッドの重心位置を 今まで以上に フェース面から離れた所や シャフトから遠くに離れた所に設定出来る訳だが それによって ギア効果を利用した低スピンヘッドとか 慣性モーメントの大きな 操作性よりも 安定性を重視したヘッドというような 新しい概念の下に作られたクラブもある。そんなことで ドライバー選びは 難解なものになっている訳だが まずは 以下のチェック項目ごとの選択肢と注意事項を見て欲しい。

項目 選択肢 / 注意事項
1) 長さ・重さ 長さは 44"~48" (45"~46" が主流) コントロール重視なら短め; シャフトの重さは 40g~90g (50g~75g が一般的); クラブの総重量とスイング・ウェートにも注目
2) 硬さ・調子 クラブを振った時のフィーリング(ヘッドの感触)が重要; L/A/R/S/X から 硬過ぎないものを(調子やトルクにも配慮); 高弾道・低スピンのショットを念頭に ヘッドとのマッチングを
3) スリーブ 脱着式なら ロフトやフェース角が調整可能なものも; 限定的だが シャフトとヘッドのアラインメント(スパイン調整)に利用できる
4) ロフト 男性用は 9° ~ 12° 女性用は 11° ~ 15° が中心; 高弾道・低スピンのショットを念頭に シャフトとのマッチングを
5) サイズと形 ヘッドサイズは 460cc が上限だが その範囲内で 大き目が主流; 薄く 奥行きのある シャローフェース / 逆が ディープ フェースで 後者は上級者向け
6) 重心位置 低重心が主流だが 近年は 深重心、浅重心の二極化; 重心距離の長い ハイ MOI タイプも
7) 調整機能 ヘッドの重心位置、重心角を変えられる機能のあるクラブも
8) グリップ 50g 台のラバータイプが主流、交換時の重量の増減には注意
9) 価格 10,000~100,000 円が 標準的(3万~7万円が売れ筋); 型落ちの古いモデルになると新品でも普通は価格が下がる
10) ブランド テーラーメイド、キャロウェイ、タイトリスト、ピン、ダンロップ、コブラ、ミズノ、ブリヂストン、ヤマハ、プロギア、フォーティーン、他

飛んで曲がらないクラブ

ドライバー選びで重要なことは i) 飛距離、ii) 安定性と方向性、iii) 操作性である。まず、ここでは シャフトの歪みのことは 一旦 忘れて クラブのスペックと i) 〜 iii) のテーマについて 順を追って 解説しよう。とにかく、飛ばすことが重要と考える人が少なくないと思うが その観点に立つのであれば 以下の四点に着目する必要がある。即ち、a) ヘッドスピード、b) ミート率、c) 打ち出し角、d) バックスピン量の四点で その a) ~ d) の最適化を図るために ベストなシャフトとヘッドの組み合わせを見つけ出すことだ。

シャフトのたわみまずは シャフトの硬さと ヘッド スピードの話から始めよう。シャフトは ダウンスイングの時に 鞭のように「たわむ」が その力を上手く利用することで 同じスイングでも クラブヘッドのスピードを 10% 〜 15% 早くすることが出来ると言われている。その観点から シャフトは 柔らかめにしたいのだが、シャフトが過度に柔らかいとコントロールがし難くなるし ボールが高く上がり過ぎたり つかまり過ぎて 引っ掛け気味のボールが出る頻度も高くなる。従って、多少 a) のヘッドスピードが速くなったとしても 往々にして b) c) d) が 最適化されないから 柔らかめにするのには 限度がある。

次に ミート率の問題があるが、それを考える上で大切なのがクラブを振った時のフィーリングという要素である。つまり、スイング中に シャフトとヘッドが何処にあるのかを感じ取り易ければ コントロールに対する安心感が生まれ スムースなスイングが促される訳だが、それが上手く感じ取れなければ スイングが バラバラになり兼ねず ミート率も悪くなるのが普通である。シャフトが硬すぎれば ヘッドとシャフトの感覚は 薄れて行くものであるが、加えて、前述の柔らか過ぎる時の現象とは 逆の現象が起きる。つまり、ヘッドは 走らないし ボールは上がらずに プッシュアウトやスライスのボールが出易くなる。そうした意味では シャフトの硬さだけでなく キックポイント(調子)も フィーリングとボールの弾道に影響を及ぼすもので 先調子の方がヘッドの感触は 大きくなるし 高弾道になるというのが原則だ。とは言え、ただ ヘッドの感触が大きければ 大きいほど 性能やパフォーマンスが良くなる訳ではない。また、シャフトのスペックが最適であっても シャフトに歪みがあって そのシャフトのアラインメントが悪ければ ミート率は 低下するという問題が残る。(対応策は 後述)

以上が、ヘッド スピードとミート率に係わる シャフトの選択と言う観点からの簡単な説明であるが、こうした知識がついても どの様にクラブを選べば良いのかは スッキリしないと思う。そこがクラブ選びの難しさであるが 実は 最適なシャフトとヘッドの組み合わせと言うことになると さらに影響を与える要素がある。c) と d) のデータの最適化と言う課題である。最近は トラックマン (Trackman) のような 計測器によって 簡単に ショットの打ち出し角とバックスピン量を計測できるが、そのコンビネーションの最適化を図ることが 飛距離を伸ばすことに直結するのだ。クラブを試打をし 自分のそうしたデータをチェックすることなども可能になっている。

打ち出し角とバックスピン量の最適化トラックマンによれば 米国 PGA ツアープレーヤーと LPGA ツアープレーヤーのドライバーショットのヘッドスピード (Head Speed - HS) と 打ち出し角 (Launch Angle - LA) の平均値は 右のグラフの通りで PGA は 50 m/s の HS と 11.2° の LA で バックスピン量は 2,685 rpm そして LPGA では 42 m/s の HS と 14.0° の LA で 2,628 rpm のバックスピン量だそうだ。男子のスピン量は 2,685 rpm となっているが もう少し その数値は 下げた方が 飛距離は 伸びるはずだが、そうなっていないのは 方向性や操作性とのバランスで 限界があるのだと推測される。一方、女子のデータは 42 m/s と 14.0° で スピン量 2,628 rpm となっており これは ある意味 飛距離の最適化が高い次元で達成されていると言えるものだ。打ち出し角 12° 〜 14°、バックスピン量 2200 〜 2500 rpm くらいが最適ではないかなどと良く言われるが、そうではなく、ヘッドスピードによって 最適な打ち出し角とバックスピン量が決まるのである。いずれにしても、このデータが示唆することは 当然とも言えるが ヘッドスピードが速い人は 打ち出し角を抑えめに、そして、遅ければ 応分に打ち出し角を大きくすることが望まれると言うことだ。ここで 上のグラフをもう一度 見て欲しい。

このグラフのデータから導き出せる大雑把なガイドラインになるが 45 m/s の HS なら 13° の LA、40 m/s で LA は 15°、35m/s では 16.5° 位を目安に 最適化を図るようにすべきと言うことである。但し、その時に バックスピン量が大きくなり過ぎているとすれば 少しだけ 打ち出し角を小さくして バックスピン量を下げてみることで(折衷案として)飛距離の最大化が達成できる可能性が高くなる。一般のアマチュアプレーヤーの多くは 打ち出し角が低く過ぎるために 飛距離の最適化が出来ていないようだから そうした人には 特に このデータを参考にして欲しい。打ち出し角を大きくするには ロフトを大きく、シャフトを柔らかく、また、キックポイントを先調子にするなどの変更が効果的で そうした選択肢を組み合わせることで 打ち出し角の高さをキープしつつも バックスピン量が大きくなり過ぎないように ある意味 方程式の解のようなものを スイングの安定性などにも配慮しながら 見つけることだろう。

上下のギア効果近年、ドライバーは 低重心のものが主流になっているが、そうしたクラブは バックスピン量を減らすのにも効果があるので そうしたヘッドであれば 上下のギア効果(右イラスト参照)を上手く利用して スピン量を抑えながらも 高弾道のボールを打てる可能性は 高くなるだろう。(» ギア効果)一方、重心がフェース面から離れたところにある深重心のクラブと その逆の浅重心のクラブがあるが 一般的に言えるのは 深重心のクラブは ミスヒットに強く 俗に言う 易しいクラブで、浅重心のクラブは スピン量をより抑えられるが ボールが上がらないようなことが起きやすので ある意味 上級者向けだと言うことだ。一昔前のクラブは 高弾道にすれば 高スピンになってボールが吹き上がり 遠くに飛ばすことが出来なかった訳だが 重心の位置に配慮することでスピン量の最適化を図れるから 過剰なバックスピン量で 飛距離を伸ばすことの出来なかったゴルファーは バックスピン量に対する配慮をすることで 飛躍的にボールを飛ばすことも可能になった。

ドライバーの飛距離とバックスピン量の関係

なお、ドライバーを打ち込むように振っている人に見られる現象であるが、そのスイングを ダウンブローの程度を少なく(理想的には 少しアッパーブローに)してやれば 打ち出し角とスピン量のデータは 改善されるだろうが、そうした変更をすることによって スイングの安定性に悪影響が及ぼされるようでは 本末転倒になってしまうので その点は 良く考える必要があるだろう。飛距離を最大にするためには 自分のスイング軌道のままで 打ち出し角とスピン量の最適化という組み合わせを達成する工夫をする選択肢もあり そうした観点から シャフトの仕様(重量、硬さ、トルクとキックポイント)とヘッドのロフト 及び 構造(重心設計)に注意を払って クラブ選びをすることで 最適化に関わる改善を図ることも出来る。 » シャフトの詳細説明

安定性、方向性の向上

以上のように、飛距離を伸ばすためには(ヘッドスピードがある程度以上の人は)スピン量の比較的少ないボールを高弾道に打ち出すことが必要になるが、ヘッドスピードが極めて早く、アッパーブローにボールを打てる人でない限り、8° と言うようなロフトの少ないドライバーは 避けるべきだろう。ロフトの少ないドライバーは 相対的にサイドスピンの量が大きくなるから スライスに悩んでいる人には 特に 不向きなものになる。(» バックスピンの秘密)当然のことながら、ドライバー選びのポイントは 飛距離だけではなく コントロール性やミスヒットに対する許容性なども考慮する必要があるから 平均的なゴルファーには プロが使うような仕様のドライバーではなく 10° 以上のロフトと重心深度が深くて 慣性モーメントの大き目なスペックのドライバーがオススメになる。ただし、慣性モーメントの大きなクラブは 調整が上手くなされていれば 安定性が増す訳だが 操作性が犠牲なるのは 言うまでもない。重心の位置がシャフトから遠くに離れたところに設定された 所謂 重心距離の長い(シャローフェースで 見た目の大きなヘッドの)クラブは それだけ慣性モーメントが大きく、クラブヘッドが返り難く 引っ掛け難いという利点がある反面 フェースが開いていたりすると プッシュアウトが出易いという特徴がある。慣性モーメントの大きなヘッドでは その傾向が強くなるので フェース角や重心角度の調整が より重要になる。例えば、プッシュして 右に出て行く ショットの多い人は 重心角が大きくなるようなポイントに鉛を貼ってみるなどの工夫をして見るのも一案だ。» 鉛によるクラブ調整法

また、モデルの中には フェース角や重心角が予めドローが出易い設定になっているものもあり(所謂、ドローバイアスとか フックフェースと呼ばれるクラブ)スライスに悩んでいる人や よりドロー系のボールを打ちたいと考えている人には 適したクラブと言えるのかも知れない。メーカーによっては そうしたクラブを D タイプのクラブ(ニュートラルなものは N タイプ)などと呼んで販売していることもある。

安定性や方向性と言う観点から もう一つの大切な要素は クラブの重量である。(» 詳細)市販されている ドライバーのヘッドの重量は 190g ~ 210g (主に 195g ~ 205g) の範囲に入るものがほとんどで ドライバー用 シャフトの重量は 40g ~ 90g (主に 45g ~ 75g) の範囲に入るものになる。そこで、例えば、200g のヘッドに 55g のシャフト、それに、55g のグリップ(テープの重量を含み)を装着すれば、クラブの総重量は 310g になる訳だが、同じ 310g のクラブでも ヘッドが 205g 、シャフトが 65g そして グリップが 40g といったクラブは(スイング ウェートが重く)感じのまったく違ったクラブになるはずで その辺りのバランスにも 注意を払ってクラブ選びをして欲しい。

可変式クラブとスパイン調整

M1 Driver最近のドライバーは ロフト、フェース角、重心と重心角などを(モデルによっては その一部を)調整出来る 所謂 可変式モデルもあるので そうしたクラブを購入すれば 自分に合ったスペック(設定)が何かをチェックし ベストに近い状態で使用できる可能性が高くなる。(» 詳細)そうした可変式クラブの調整においては ロフトとフェース角重量シャフト重心のセクションで詳細を説明している クラブのスペックのスイングや打ったボールの弾道への影響という観点からの最適化もあるが 前述のシャフトの歪みとアラインメントの観点からの配慮がより重要になると言える。特に、シャフトの歪みが大きい場合は ロフトやフェース角の調整以上に シャフトの歪みの悪影響を最小限にすることを優先した調整の方がトータルのパフォーマンスは良くなるもので、特に、ミート率や方向性が悪いと感じた場合は 仮に 弾道を高くした方が良いと思ってもロフトが小さくなる組み合わせも含め 様々なロフトやフェース角の設定の組み合わせを試して欲しい。そうすることで 初めて 最善の結果を得られると言っても良いだろう。因みに、写真のクラブの場合は スリーブでのロフトの調整機能に加え、二つのスライド式ウェイトによって弾道とスピン量の調整が出来る可変機能付きのモデルだが シャフトのスパインの影響を念頭に 可能な組み合わせ全てのパフォーマンスをチェックしてみる価値があるでしょう。以下は シャフトの歪みの悪影響を最小にするためのアラインメントをシステマチックに行える技術 (SST PURE SHAFT TECHNOLOGY) の紹介ビデオであるが これを見て 自分のスイングをベースに どんな調整がなされるべきかを考えて欲しい。

実は スパイン調整には 上のピュアリングのような方法とは 異なる理論もある。上のビデオの方法では フェース面に対して スクウェアな応力に対する調整をする訳だが、そうではなく 重心角に対して調整を行う方法である。クラブフェースは スイングを通じて 開閉をする訳だから そうした方が合理的だと言う考え方である。しかし、フェースの開閉が大きい人と小さい人が居るし、ダウンスイングのどこでフェースターンをするかなどで 何が効果的かは 変わると考えられる。ドライバーは 重心角 20°以上のモデルが多く、どちらの考え方で調整するかによって 差し込み角が 20° も異なる調整がなされる可能性があると言うことだ。つまり、仮説ではあるが 誰にもベストなスパイン調整は できないとも言える。実際に ボールを打って 最もミート率が高くなるシャフトの差し込み角がベストな設定になると言う考え方もあるのだ。可変式のドライバーは 大雑把で限定的な組み合わせになるが そうした調整が自分で出来る訳だから それが出来ないクラブより使い易いクラブになる可能性が高いとも言える。同モデル・同スペックのヘッドとシャフトのドライバーが同じにならない理由は シャフトのスパインの影響の違いによるものが殆どである。試打クラブが良かったからと言って 購入したクラブが試打したクラブでなければ 似たフィーリングのクラブにはなっても パフォーマンスに疑問が残るクラブになる可能性は 低くないだろう。

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