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公園の概要
バイソン
イエローストーン国立公園は 1872年に創設されたアメリカ最古の国立公園だ。四国の約半分 8,984 km² という広大な敷地には この公園のシンボルである間欠泉|Geyser と温泉|Hot Spring が多数存在する。公園東部には イエローストーン川が流れる大渓谷と滝の美しい景観を色々なポイントから見て楽しむことが出来る。イエローストーンという名前は この大渓谷の絶壁の岩の色が黄色いことに由来している。一方、公園南東部には 大きな湖があり、その周辺には ハクトウ鷲、ムースなどが生息し、バレーには グリズリーやブラックベアー、狼、バイソン、エルクほか、珍しい動物が多数生息している。広大な公園は 大きく 5つのエリア:1) ガイザー・カントリー|Old Faithful を中心とする一帯; 2) マンモス・カントリー|Mommoth Hot Springs を中心とする一帯; 3) キャニオン・カントリー|イエローストーン大渓谷のある一帯; 4) ルーズベルト・カントリー|ラマーバレーが中心の一帯; 5) レイク・カントリー|Yellowstone Lake が中心の一帯 に分けられる。一日で すべての観光スポットをじっくり見て回ることはできないので 最低でも 丸二日は 日程を割いて欲しい。» 写真集
Google マップ|イエローストーン
ガイザー・カントリー
Old Faithfull
この公園の中を 8の字に走る周遊道路の南西側は ガイザー(間欠泉)とホットスプリングが数多くある地域だ。中でも、オールドフェイスフルの間欠泉は 噴出する湯の高さが 50m前後と高いだけでなく それが噴出する頻度が約一時間と比較的短く(通常は 大きな間欠泉ほど噴出の間隔が長く 年に数回しか噴出しないものも)この傍には ビジターセンターやロッジなどもあることから これを見に訪れる人の数は 非常に多い。しかし、ガイザー・カントリーに点在する ガイザーとホットスプリングは どれもそれぞれ特徴があり 魅力的で訪れる価値が高い。 » More
マンモス・カントリー
Mommoth Spring
北ゲートから入って 5 マイル程の所にあるビレッジがマンモス ホット スプリングだ。ここには 唯一冬の間でもオープンしている所で ビジターセンターやロッジなどがある。地下深くから湧き出てくる温泉に含まれる石灰分によって形成される巨大なテラス (右の写真参照) が広範囲に亘って見られるところだ。テラスによっては 多量の石灰が湧き出ているので その形や色は一週間単位で変わっているそうだ。テラスは 大きくローワーテラスとアッパーテラスに分けられるが、近年は ローワーテラスの活動が 若干 弱まっているようだ。» More
ルーズベルト・カントリー
Lamar Valley
キャニオン・カントリーの北にある峠を抜けたところがルーズベルト・カントリーで、その中心となるルーズベルトビレッジには 素朴なレストランと宿泊設備がある。そして、その近くの タワー滝 (Tower Fall) は見所。また、ルーズベルトビレッジ (Tower Junction) から公園の北東のゲートに向かってラマー川沿いに走る道路沿いの一帯は ラマー・バレー (Lamar Valley) と呼ばれるところだ。この一帯は、これと言った見所がないと思われるかも知れないが、実は 様々な野生動物が生息しており、アニマルウォッチャーが好んで訪れる場所である。 » More
キャニオン・カントリー
Canyon
イエローストーン湖の北に流れ出るイエローストーン川がヘイデンバレー (Hayden Valle) を抜けた先にあるのがイエローストーンのグランドキャニオン (Grand Canyon of Yellowstone) と呼ばれるイエローストーン大渓谷だ。32km に亘って続く渓谷には 二つの大きな滝 (Upper と Lower Fall) と黄色の岩の絶壁の渓谷があり、その景観は迫力満点。特に、4km のノースリムドライブ (North Rim Drive) には滝のすぐ近くまで行くことの出来るトレイルもあるので それらのトレイルを歩いて滝の水が足元から滝壺に落ちて行く迫力あるシーンを見てみよう。 » More
レイク・カントリー
Yellowstone Lake
イエローストーン湖はカルデラ湖で その大きさは琵琶湖の約半分という大きな湖である。広々とした湖面とそれを取り囲む山々の景観が美しく、ボートに乗ったり、レイククルーズでそうした景色を楽しんで見るのも良いだろう。湖西のウエストサムと呼ばれるエリアや湖の北を走るイーストゲートへの道路沿いには 熱水と蒸気が噴出している湖畔の温泉なども見られる。なお、イエローストーン湖の北部に広がる森林は、1988年の大火災の爪あとを色濃く残しており、黒焦げになった木々の森林が 今でも そのまま広範囲にわたって残っている。 » More
野生動物 (Wild Life)
Wild Animal
アメリカの国立公園は 自然と野生動物の保護を大きな目的の一つとしており 多くの国立公園で野生動物を身近に見ることが出来るが どの国立公園よりもそれが出来るのがイエローストーンだ。至る所で道路を我が物顔で闊歩するバイソン(バッファロー)を見ることが出来る。その他にも、ハクトウ鷲、グリズリーやブラックベアー、エルク、プロングホーン、ムース、ミュールジカ、狼なども生息している。主に、狼や熊を見る目的でアニマルウォッチャーが立派な望遠鏡を立てて道路の脇に並んでいる姿を見かけたら、立ち寄って話しを聞いてみよう。» More
公園へのアクセス
交通機関公園には 東西南北 5 箇所にあるゲートからアクセス出来るが、北ゲート以外は 冬だけでなく晩秋から春まで クローズするので要注意。最寄の空港は 西ゲートの近くにあるウエストイエローストーン空港 (小型機のみ)、また、南に隣接するグランドティートン国立公園の南にあるジャクソン (Jackson Hole Airport) 空港がある。バスツアーで見学する場合は ウエストイエローストーンからのアクセスが便利だ。日本から直行便が飛んでいるソルトレイクシティー (Salt Lake City) から車で行く場合は、I-15 を北上し アイダホフォールズ (Idaho Falls) で US-20 に乗るルート (390 Miles) が便利で 5 〜 6時間。また、アイダホフォールズから US-26、US-89 経由でジャクソン (Jackson)、グランドティートン国立公園経由でイエローストーンに入るルートもオススメ。(ソルトレイクシティーからのバスツアーも多数ある。)なお、イエローストーンを訪れるのであれば 加えて 南に隣接する グランドティートン国立公園も同時に訪れるような(ツアーは この二つの公園を巡る旅になっているものが多いだろうが)計画を立てて欲しい。
計画の立て方
カレンダーイエローストーンは 車がなくとも見学できる公園の一つだが 見所が沢山あり そうした所を車でザーと見るだけでも 2-3日は 必要と考えるべきで、加えて、南に隣接する グランドティートン国立公園も素晴らしい所だから イエローストーンを訪れる際には 併せて 立ち寄るように計画するのが望ましく、計 5日以上滞在出来るスケジュールを組みたい。シーズンは 5月中旬から 10月上旬で 園内にある ロッジやキャビンなどの宿泊施設の予約は 早目に取ることが望ましい。西ゲートを出た所にあるウエストイエローストーンにある宿泊施設に泊まって見学することも可能であるが 公園内の施設に宿泊すれば 朝夕の景色を見たりすることが容易に出来るだけでなく 時間節約のメリットも大きい。また、山の天気は変化が早く、夏に雪が降ることもあるので、キャンプなどをしなくとも 冬の服装をある程度準備して行くと良いだろう。なお、車を運転して訪れる場合は、昼食などをピクニックにするのも楽しく、また、便利で経済的だからオススメであるが、園内には小さなジェネラルストアがあるだけだから クーラーボックスに食料品を十分補給しておくと良いだろう。
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