アメリカ旅行豆辞典 メニュ メニュー
グランドキャニオン・ロッジ|ノース・リム
グランドキャニオンを流れるコロラド川の南側は サウスリム (South Rim)、北側はノースリム (North Rim) と呼ばれるが、これは そのノースリムにあるグランドキャニオン・ロッジの紹介動画である。メインのビルディングは 1927 〜 1928年に建造されているが、グランドキャニオン・ロッジは北側公園内唯一の宿泊施設で メインビルディングの他には その周辺に建てられたログハウスのキャビン(23 deluxe + 91 standard)と二箇所の売店 及び 小さなビジターセンターの建屋があるだけだ。ロッジのテラスやダイニングルームからは 動画のように 素晴らしい周囲の景観を楽しみながら食事や飲み物を気軽に楽しむことが出来るが、ここにはロッジの宿泊客でなくとも自由に出入りでき テラスには ドリンク(アルコール系も可)や軽食を持ち込んで楽しむことができるのも魅力である。
ここは 観光客の多いサウスリムから 直線距離にすれば僅かだが 実は その移動となると簡単なことではない。渓谷をナバホブリッジ(Navaho Bridge)経由 迂回する道で 約 300 km のドライブになるし、北側には近くに大きな都市がないこともあり、ここを訪れる人の数はサウスリムに比較すると少ない。サウスリムの標高が 2100 〜 2200m 前後なのに対し ノースリムは それが 2400 〜 2500m 前後と高く、気候も少し異なること、そして、コロラド川とその周囲のキャニオンとの位置関係も異なるので それぞれの景観は異なるものになっている。ノースリムへの道路は 5月中旬から 10月中旬くらいまでしかオープンしない。そして、標高が 2400m 以上だから 6月でも夜は冷え込む。夏でもロッジのテラスでは 動画のようにファイアープレースで薪が燃やされる。夏でも 3月くらいの服装を用意した方が良いだろう。
なお、1928年に完成した最初のグランドキャニオン・ロッジのメインビルディングは 1932年の火災で大部分を消失したため、現在のロッジは 1936-1937年に再建造されたものだ。その結果、一回り小さなものになったそうだが、それでも ダイニングルームは 動画のように大きなもので 一度に 100名以上が食事をすることができる。
Google マップ
メインビルディングのロビーの奥には オブザーベーションルームがあり その左手がイーストウィングのテラスで 大きなファイアープレースがある所だ。イーストウィングの大きなテラスには椅子が置いてあり、誰でもそこに腰掛けて景色を楽しむことが出来る。そこからの景色は絶景であるが、特に、夕暮れ時の景観は素晴らしい。日々、夕焼けの色は異なるが、夕焼けが美しくなる時間を見計らってここを訪れると良いだろう。一方、ウェストテラスから下に下りると直ぐの所に展望用に柵が設置された岩がある。この下は断崖絶壁だ。他方、イーストテラスから ブライトエンジェル・ポイント (Bright Angel Point) へは 比較的歩き易い ブライトエンジェル・ポイント・トレイルを 10-15分も歩けば 到着する。そこは 行き止まりになったビューポイントだが 素晴らしい眺望が楽しめる。そのトレイルは細いものだが舗装されており歩き易い。軽装で簡単に歩ける道だが、途中の景色は変化に富んでいる。宿泊施設は ログハウスのキャビンが中心である。バス、水洗トイレが完備してあり、暖房も確りあるので見た目以上に快適な宿泊施設である。公園外にある民間の宿泊施設は、ここまで車で 1時間近くドライブしなければならない距離にあるので、ここに泊まることのメリットは大きい。
ナバホブリッジ・リースフェリー
コロラド川のラフティング
Copyright © 2004-2022 mamejiten.com. All Rights Reserved.

TOP