
既に、説明したとおり物の値段は需要と供給で決まります。物が余っている時には、安く、足りなくなると高くなる訳ですが、値動きの度合いはこのカーブが寝ているか、立っているか
(Elasticity という) で決まります。このカーブが寝ていれば、Elastic、立っていれば
Inelastic ということになります。例えば、塩の需要は、値段が2倍になってもほとんど減ることはないでしょうから、その需要は、Inelastic
ということになります。一方、レタスの値段が2倍になれば需要は減るでしょうから、需要はより Elastic
なわけです。

生産者は、
変動費と
固定費の一部がカバーされれば、一時的には損をしてでも物を作って供給することがありますが、企業は、平均変動費より
マージナルコスト
(Marginal Cost) が低くなるような状況、すなわち、短期的には作れば作るだけ損をするような状況になると生産を打ち切るという理論になります。しかし、実際には、これに
機会費用
(Opportunity Cost) という概念が加わり、企業は、シャットダウン点よりも損失が少ない、場合によっては、利益が出る状況においても生産を打ち切ることがあり得ます。つまり、利益が出ていても機会費用が大きければ、企業はその生産を打ち切るという決定をすることがあります。