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トリプル・グランドスラム

カリフォルニア州、サンディエゴにある トーリー・パインズ (Torrey Pines) G. C. の南コースで行われた 2008年の全米オープンは 最終日、最終ホールでタイガー・ウッズがバーディーパットを決めて ロコ・ミディエイト (Rocco Mediate) に追いつき、翌日の 18ホールのプレーオフとなった。そのプレーオフでも ウッズが 18番ホールのバーディーで追いつく展開となり サドンデスのプレーオフとなったが、その最初のホール (7番ホール) に勝ち、ニクラウスに次ぐ 史上二人目のトリプル・グランドスラマー誕生となった。 メージャー優勝者の記録

メージャー優勝 18回という記録を持つジャック・ニクラウスがトリプル・グランドスラム (Triple Grand Slam) の快挙を成し遂げたのは 1978年の全英オープンであったが、その 30年後に もう出ることはないと思われた二人目のトリプル・グランドスラマーが出現した訳だ。

そのニクラウスが初めてメージャーに優勝したのは 1962年の全米オープンで、プロ転向一年目の 22歳の時であった。そして、1978年の全英オープンに勝って トリプル・グランドスラムを 38歳の時に達成したが、その達成には 16年間を要している。

一方、タイガー・ウッズは 1996年 8月に プロデビューを果たしているが、翌年の1997年のマスターズでメージャー初優勝を果たし、それから 12年目のシーズン、32歳の時にトリプル・グランドスラマーになった訳だから、ニクラウスより 4年早く、また、6歳若くして その快挙を達成したことになる。グランドスラムは 現在までに 以下の 5人のゴルファーによって達成されているが ニクラウスとウッズ以外には ダブル・グランドスラムを達成した者すら居ない訳で、この二人が如何に突出しているかが分かる。

• ジーン・サラゼン (Gene Sarazen):メージャー優勝回数 7
• ベン・ホーガン (Ben Hogan) :メージャー優勝回数 9
• ゲリー・プレーヤー (Gary Player):メージャー優勝回数 8
• ジャック・ニクラウス (Jack Nicklaus):メージャー優勝回数 18
• タイガー・ウッズ (Tiger Woods):メージャー優勝回数 15

次の記録は 全てのメージャーに 4回以上優勝するクワドラプル・グランドスラム (Quadruple Grand Slam)ということになるが、マスターズ 6回、全米オープン 4回、全米プロ 5回の優勝を果たしているニクラウスは、その快挙を全英オープンに 3回しか優勝することが出来ずに 達成できなかった訳だ。

他方、タイガー・ウッズは マスターズ 5回、全米オープン 3回、全英オープン3回、全米プロ 4回の優勝を果たしているから、全米オープンと全英オープンに もう一回ずつ優勝することが出来れば 史上初のクワドラプル・グランドスラマーの誕生となる。

  ニクラウス ウッズ
• マスターズ 6 5
• 全米オープン 4 3
• 全英オープン 3 3
• 全米プロ 5 4
メージャー優勝回数 18 15
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