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正しいゴルフボールの位置

Introduction

球の位置
アドレス時に何処にボールを置けば良いのかという疑問を持ったことは 誰にでもあると思う。ただ漠然と深く考えずに ゴルフを始めた時に教わった方法でボールの前に立っている人も少なくないと思うが、それでは 少し工夫が足りないと言わざるを得ない。以下に 正しいボールの位置の考え方を整理したので 自分にとってボールの位置がどうあるべきかについて研究する上での一助にして欲しい。

ボールは左足かかと内側の前

ボールの位置 1ご存知のように その時 その時で 打ちたいボールや置かれているライなどは 異なるから 正しいボールの位置は という疑問に対する答えは 一つではないが、正しいボールの位置についての考え方を整理する上で まずは 右図を見て頂きたい。ドライバーショットから ショートアイアンまで 全てのクラブでボールは 左足のかかとの内側の前に置かれている。また、スタンスは クラブが短くなるにつれて狭くするが(5I で肩幅 程度)右図は 大きなクラブではクローズドに そして 小さなクラブではオープンにすべき(5I で スクウェア)と言う考え方を示したもので広く認知された正しいボールの位置の考え方の一つだ。これは 何を隠そう、世界中で最も多くの人に読まれた ゴルフ教本 ベン・ホーガンのモダン・ゴルフ で解説されている フルスイングのための 正しいボールの位置である。しかし、正しいボールの位置については この後に色々な理論を紹介するが 様々な理論がある。ベン・ホーガンの理論を含め 以下に詳細を説明していくが それぞれの理論が何を意味するのかを理解する上で考えて欲しいことに 次の二点がある。

(1) スイング軸の位置
 
(2) スイングアークの最下点

短いクラブではボールを右寄りに

正しいボールの位置 (2)さて、右に示したのは 最も多くのゴルフスクールで教えているスタンダードなボールの位置 (2) の考え方である。ドライバーでは 左足のかかとの内側の前にボールを置くのが大原則で スタンスは 肩幅以上の広さ (D) に広く スクウェアに取る。他方、ショートアイアン (S) では ドライバーのスタンス幅の半分くらいと狭いスタンスで その中央にボールを置く。そして、クラブが長くなるにつれて 5I で肩幅程度を目安にスタンスを広くするが、左足に対するボールの位置を変えずに 右足を右に動かしてスタンスを広くするから ボールの相対的な位置は クラブが長くなるに従って スタンスの左側に寄って行くことになる。このように スタンスはクラブが長くなるにつれて広くなるが この考え方では ショートアイアンでボールをスタンスのセンターに置き、それよりスタンスの幅が広くなれば ボールを応分にスタンス中央より左寄りに置くことになる。

なお、ボールの位置を考える上では 左足のつま先とヒールの位置関係にも着目すべきである。つまり、左足のつま先を開けば 左右のヒールとヒールの位置とボールの位置関係は同じでも ボールの位置はより右寄りに見えるし、オープンスタンスに感じるという事実があることも 認識しておくべきである。

ボールはスタンス中央

ボールの位置 3最後に、もう一つの考え方 即ち ボールの位置は ドライバーショットを除き 常に スタンスの中央 と言うものについて考えてみよう。右図からも分かるように スタンスのセンターにボールを置けば 左足に対するボールの位置は 長いクラブになるほど右に行くことになる。これで 左足体重でボールを打つのは かなり不自然なボールの位置になるはずだ。ただし、右足体重で打つ人にとっては ボディーターンの軸が その分 右寄りな訳だから むしろ打ち易さを感じるボールの位置だとも言えよう。ボールをこのようにスタンスの中央に置いてプレーをしている人は 少なくないだろうが、他のスクールの考え方との違いを踏まえ、また、自分のスイングの特徴と打ちたいボールの弾道などを考慮し そのボールの位置については 色々と考えてみる必要があるだろう。

体重のかけ方とボールの位置

以上のように、どの理論もドライバーのボールの位置に対する考え方は ほぼ同じである。それは スイングアークの最下点を ボールの位置より右にしたいからである。ボールを遠くに飛ばす必要のあるドライバーショットでは ダウンスイングで より大きく体重移動を行って 腰を左にスライドさせることも関係していると言える。勿論、ボールをややアッパーブローに打つ必要性から 最も左寄りにボールを置くことになるのだが、最近では ドライバーでも体重移動をミニマムにするのであれば ボールを左足かかとの内側より少しセンター寄りに置くべきだとする理論もある。

一方、ダウンブローにボールを打ちたいクラブで左足のかかとの内側の前にボールを置いた場合は かなりの左足体重でオープンスタンスという打ち方が要求されるので そうした打ち方をしない人には 不自然なボールの位置になる。つまり、左足体重、右足体重、また、スイング時の体重移動などによってボールの位置は(体重をかける足の方に置くように)変えた方が良い結果になる可能性が高いのである。

ボールの位置は人それぞれ

ベン・ホーガンのスイング右は ベン・ホーガンのモダン・ゴルフ表紙のイラストであるが、これからも分かるように そのボールの位置は 本の中で教えている 左足かかとの内側の前である。このインパクトでの体の各部位の位置や向きに注目して欲しい。腰は少し左にシフトして開いており 右肩が少し下がって 右腕がクラブを押し込むように動く中、腕とクラブは 小文字の y のような形で 左肩はほぼスクウェア(肩のラインが飛球線と 一致する)状態になっている。また、右脚は 地面を蹴るように動き、左脚は ピボットフットとして その力を受け止めている。ピボットフットとなる左脚をインパクトの時に 突っ張るように伸ばせば、腰の水平方向への動きと開きは抑えられるが(イラストのように)左脚の膝を少し曲げた状態で 柔らかく使えば 腰は回転し易く インパクトの時には少し開いた状態になるだろうから 肩はインパクトの前後で回転し易くなって インパクトを迎えるスイングになる理屈だ。

右の動画は ベン・ホーガンが スイングの基本を説明した動画だが このように下半身がスイングをリードして 脚 - 腰 - 肩を動かすゴルフスイングでは ボールの位置が上半身の回転軸の真下よりも前で 左腕の付け根の前くらいにあった方が都合が良いのは間違いのないことだろう。このフォームの打ち方で ボールがスタンスの中央にあれば 1) 必要以上にボールをダウンブローに打たなければならないし、2) クラブフェースがスクウェアになる前 即ち ややオープンな状態でインパクトし易くなる と言う問題が生じるだろう。シャローに エルボープレーン上をクラブが落ちて来るようにスイングするには ボールが左側にあった方が都合が良いのである。

このように、正しいボールの位置は 打ち方や打ちたいボールによって変わると言える訳だが、以上のことを念頭に自分のゴルフスイング(特に、体重のかけ方、体重移動、インパクト時の腰、肩、左脚)がどのようになっているのかを考えて、そのボールの位置について 一度 良く考察して欲しい。どんなスタンスで どこにボールを置くにせよ 自分のフォームとボールの位置との整合性を取ることは 極めて重要なことだ。

なお、ボールの位置は ライの傾斜によっても(スタンスの取り方と共に)変えるのが普通で、そうした考え方については 別途 斜面からのショットの打ち方のページで解説しているので そちらをご覧下さい。 » 詳細

ショートゲームのボールの位置

ショート ゲームのボールの位置最後に、アプローチショット 即ち ショートゲームでのボールの位置についても簡単に説明しておこう。右図のように ボールを上げて打ちたければ PITCH の位置、一方、低いボールで転がしたければ LOW-CHIP の位置に置くべきで 打ちたいボールに応じて ボールのポジションとスタンスは 臨機応変 その範囲内で変えれば良いが スタンスに対して何処にボールを置くかと言うよりも スイング軸に対して 何処にボールを置くかと言う考え方をするべきで 左足側に体重を掛けるのであれば ボールの位置は 応分に左側に置くべきである。ただし、ボールを上げたいという理由で スイング軸より左にボールを置いてはならない というのが大原則である。 » 詳細

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