ホームページ > 7章 ショートゲーム > アプローチ・ショットの基本
他の豆辞典 | 名言集 (英語版) | サイトマップ
 
コンテンツ目次
 
 
 
   
 
 
 
 
 
 
アプローチ・ショットの基本
 

アプローチ・ショットと一言に言っても 様々なショットがある。別途詳細を説明している チップ・ショット、ピッチ・ショットロブ・ショットバンカー・ショットに加えて、ショート・アイアンの フル・ショットに近いような コントロール・ウェッジ・ショットも アプローチ・ショットと言う事が出来る。つまり、ピンの位置を 強く意識して ボールを ピンに寄せて行くために打つ (概ね 100ヤード以下の距離の) ショットは 全て アプローチ・ショットである。

とは言え、アプローチ・ショットで 最初に 学ぶべきショットは ピンまでの距離が然程ない時に使う チップ・ショットと ピッチ・ショットである。両者の (言葉の定義) 違いは 簡単に言えば 転がすショットが チップ・ショットで、ボールを上げて打つのが ピッチ・ショットということだ。 ただし、その打ち方は 共通点も多く 中間的な ショットもあるので その境目は はっきりしない面もある。

アプローチ・ショットで大切なことは まず第一に ボールを クリーンに芯で捕らえて打つことである。そのためには まず 図 - 1 のように ボールを スタンス中央か、それよりも 少し右に置くことだ。ボールを 上げて打ちたければ PITCH の位置、一方、低いボールで転がしたければ LOW-CHIP の位置に置くべきで、打ちたいボールに応じてボールのポジションは臨機応変 その範囲内で変えれば良い。ただし、ボールを上げたいという理由で スタンスの中央 (PITCH の位置) より左に置いてはならない というのが大原則だ。
ボールの位置

(図 - 1)

アプローチ・ショット
(図 - 2)

さらに、ボールを クリーンに クラブフェースの芯で捕らえて打つためには クラブを振る手がダウンスイングからインパクトの少し先まで、つまり、図 - 2 の 4 - 5 - 6 のステージで クラブを リードするように クラブ・ヘッドより 先行して動くことが重要だ。ここで、上図の (赤い) シャフトの動きに注目して欲しい。ダウンスイングからインパクトの少し先まで 常に 手の方が クラブ・ヘッドより 少し先行して動いているが、それが正しいアプローチ・ショットの打ち方の もう一つの大原則なのだ。非常に 大切なポイントだから、これが出来ない人は このイメージを 頭に確り焼き付けて 何度も このショットの打ち方を 練習して欲しい。

インパクトの瞬間か その少し前のポイントで 手の動きが止まるような打ち方をしないよう (特に、図 - 2 の 4 - 5 - 6 のステージで クラブヘッドが手より前に出ないようにして) 腕を振り続けることがポイントで、そのように腕とクラブを振ることが出来れば クラブヘッドとボールの関係は 図 - 3 の様になる。シャフトの角度 (図では 5°) と クラブが ボールに当たるイメージを 示したものが 図 - 3 であるが、このような角度で クラブ・ヘッドがボールを ヒットする形になれば ボールをクリーンに芯で打つことは圧倒的に容易になる。仮に ヘッドが 多少 手前に入ったとしても、ソールが芝にぶつかる角度が正しければ ザックリすることはないし、また、クラブ・ヘッドが跳ねることもなく、スーッと 滑って ヘッドはボールの下に 確り 入り込むだろう。

正しい角度

(図 - 3)
一方、クラブを振る手が 図 - 2 の 5 - 6 のステージで クラブを リード出来ずに (腕の振りが インパクト前に止まって) 手首が早く返ってしまうような打ち方になると 図 - 4 のように クラブ・ヘッドは悪い角度 (図は -5°) でボールと接触しようとするから トップやハーフ・トップになり易いし、少し手前にダフり気味に入れば クラブは滑らずに跳ねて やはり トップしてしまうだろう。アプローチ上達のツボは ヘッドが 多少 手前に入っても ヘッドが 滑って ボールの下に確り入るように打つ コツを覚えること。ヘッドを滑らすには 平らな小石を 水面に投げて 何度も はねて飛ばして遊ぶ 水切りの要領で、ソール (バウンス) と 芝が 一定の角度と スピードでぶつかるようにすれば良いのだ。右図の -5°のよな角度でクラブが芝とぶつかれば クラブは跳ね返されてしまう。

悪い角度

(図 - 4)
また、以上の説明から容易に想像できると思うが、あまり ダウンブローに ハンド・ファーストに クラブを振っても 良い結果は生まない。例えば、12°のバウンス角のサンド・ウェッジで 手が 25センチ以上 クラブ・ヘッドを先行するようになると シャフトは図 - 5 のように 15° くらい前傾することになるから、ボールの手前にクラブ・ヘッドが入った場合は バウンスは利かずに リーディング・エッジから当たることになり、地面をザックリ掘ってしまう 典型的な ダフりのパターンになるだろう。右図 - 5 は バウンス角 12° のサンド・ウェッジだから 然程には見えないが、バウンス角が 8° くらいのギャップ・ウェッジで同様なことをしたら ザックリは 絶対に避けられないだろう。
ダフるパターン

(図 - 5)

つまり、ウェッジで アプローチをする時は ソールと芝がぶつかる角度を 水切りが出来る角度にしてやれば (ミスの許容範囲が大きくなるから) 良いのである。平べったい石が水切りに有利なように、クラブのソール幅が大きいものは 許容範囲が大きくなると言うことである。アプローチに サンド・ウェッジを 多用する人は そうしたメリットを生かしているのだとも言える。しかし、サンド・ウェッジで 比較的 距離のあるアプローチをする場合は (ボールが必要以上に高く上がったり、バック・スピンが必要以上に多くなったりするから) 距離のコントロールが難しくなるというデメリットがあることも覚えておこう。 チップ・ショットと ピッチ・ショットに関する追加説明

いずれにしても、アプローチの上達は、まず、ボールを クリーンに打てる能力を 高めることであるが、そのためにはバウンスの使い方、即ち、上述の最適角度を利用する術を身につけることがポイントである。そして、それが出来るようになったら、距離感を養うことだ。つまり、7番アイアンから サンド・ウェッジまで、ボールの軌道やバック・スピンの影響などを考慮して ボールの転がりも含めた距離のコントロールが出来るようになるのが理想である。しかし、サンド・ウェッジ一本でプレーする人も居れば、7番アイアンくらいから サンド・ウェッジまで 全てのクラブを使う人も居る。また、2 - 3本のクラブに絞って 使い分けるスタイルで プレーしている人も沢山居る筈だ。自分にとって どんなスタイルが ベストかについては以上のことを良く考慮した上で、十分 研究して 決めて下さい。

そして、以上のことが出来るようになったら 最後に 研究すべきことが、方向性の課題である。方向性が 然程 良くなくとも 距離が合えば、多くの場合、ワン・パット圏内に寄せることが出来るから、優先順位は低いが、方向性が良くなれば短めのチップ・ショットがカップ・インする確率は かなり高くなるはずだ。つまり、アプローチ・ショットの基本として研究すべき課題は 優先順位の高いものから順に 以下の通りになると言うことである。

1 ボールを クリーンに芯で捕らえて打つこと
2 距離感を養うこと
3 方向性を良くすること

さらに、応用編になるが、変則的な (特に、左上がりと左下がりの) ライからのショット、また、深いラフからのショット、ボールが沈んでいる時の対応などに関する研究もすべきであろう。

最後になったが、どのようにボールを ピンに寄せるのか。つまり、どんなボールを何処に落としたら良いのか。ボールを上げるか、低く転がすか、スピンを かけるか。ピンにボールを近づける選択肢は 沢山ある訳だが、最も リスクとリワードの関係が自分に有利になる選択が出来るような判断力を身に付けることも アプローチ上達には 欠かせないものだ。 想像性/創造性を生かす

 
ウェッジ週間売れ筋トップ20