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ベン・ホーガンのゴルフスイング

Introduction
ベン・ホーガン
1940 〜 50年代に活躍し ベスト ボールストライカーと言われた ベン・ホーガン (Ben Hogan) のゴルフスイングは 彼が亡くなって 20年以上が経った今でも 多くのツアープロが参考にすると言われる素晴らしいスイングだ。その彼の言葉に "Golf is not a game of good shots. It's a game of bad shots." がある。つまり、上手くスイングできなかった時でも 悪い結果にならないスイング - それが大切だと言うのだ。

ホーガンの経歴と偉業

ベン・ホーガンは 1931年 19歳でプロに転向するも 最初に優勝するまでに それでも 7年の歳月を費やした。また、1949年には 交通事故で足を怪我し 競技ゴルフを断念かと思われるような経験もしたが 復活し、その後の活躍は 目覚しく 全米オープン 4 回、マスターズ 2 回、全米プロ 2 回、全英オープン 1 回 と合計 9 回のメジャー制覇をし グランドスラムも達成した。特に、1953年には 3つのメジャーを制したことで知られており、タイガーが 2000年に メジャー 年間 3勝のタイ記録を出すも 彼のこの記録は 未だに破られていない。

ホーガンのゴルフスイング

以下のユーチューブ動画は ホーガンが ダウンスイングは(肩ではなく)膝と腰の動きで始動すべきだと強調しているものである。その下半身の動きは 多くのツアープロが参考にした動きで 膝(ニー)は 高級車のサスペンションのように動いているものの 頭は殆ど動いていない。ベスト ボールストライカーと言われた ホーガンの素晴らしさの鍵は このニーアクションに あったのかも知れない。

彼のスイングは 所謂 1プレーンのゴルフスイングであるが 比較的 大きな前傾姿勢のポスチャーで 肩の回転と腕の回転が 1つの面(プレーン)になるスイングは 腰と肩の回転 そして 腰と肩の回転で生じる その間のテンションなどをパワーソースとする、所謂、ボディーターンのモダン・ゴルフスイングと言える。コリン・モンゴメリーや へール・アーウェインなどに代表される ボールに 比較的 近く立って ポスチャーでの前傾が少なく、肩は ほぼ水平に回転し 腕の振りがアップライトで 肩と腕が異なったプレーンの上を回転する 2プレーンのクラシック・スイングと対比されるスイングである。

腕の振りや体重移動によるパワーに依存する 2プレーンのスイングに比べて 体重移動がほとんどなく、上・下半身のテンションとボディーターンに そのパワーを依存する 1プレーンのスイングは 腕の振りと体の動きのタイミングの取り方が クリティカルになる 2プレーン スイングに比べて 安定したスイングを可能にすると言われる。つまり、bad shots でも 酷い結果には なり難いのである。

著書 - モダンゴルフ

モダン・ゴルフホーガンは 一世を風靡した モダン・ゴルフ(英語版: FIVE LESSONS - Modern Fundamentals of Golf)の著者でもある。彼は スイングプレーンやプロネーションスーピネション(左腕のローテーション)、ダウンスイングの始動時に クラブを少し レイドオフ (laid off) させて 右肘をわき腹の前に入れる動きで ダウンスイングのプレーンが バックスイングのプレーンより若干フラットになるような打ち方をするなど 好ましいゴルフスイングとは 何かを理解する上で鍵になる基本の各種概念を一般ゴルファーの間に広め、ゴルフの普及や教育でも偉大な業績を残した。(日本語版に興味のある方は こちら

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