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ロストボール(ルール解説)

このページのコンテンツ
• はじめに
• ストロークと距離に基づく処置
• 捜索時間は 5分まで
• 暫定球 (プロビジョナル・ボール)
• 救済が受けられるケース
• 前進 2打罰のローカル・ルール
• 商品リンク(用品、メーカー別)

はじめに


ロストボールプレー中の自分のボールが 一定時間内に 見つかられなければ ロストボール(紛失球)になる。つまり、初めのボールを 最後に プレーした所の出来るだけ近くに戻って 1打罰で 別のボールを プレーしなければならないから 実質 2打罰のダメージになる トラブルである。公式競技でなければ スロープレーにならないために 前進 2打罰で プレーすることが良く行われるが 厳密には 正しい処置とは言えない。

ストロークと距離に基づく処置


ゴルフのルールでは 如何なる時でも 1打罰のもとに プレーヤーは 初めのボールを最後にプレーした場所の出来るだけ近くからプレーをすること、即ち、打ち直しをすることが出来ると定めており、それを ゴルフ用語では ストローク・アンド・ディスタンス (Stroke and Distance)、または、ストロークと距離に基づく処置と呼んでいる。ロストボールと OB をした時に取る救済処置であるが、アンプレヤブル、ウォーター・ハザード といった トラブルの処置として 取られることもある。» 詳細

捜索時間は 5分まで


なくなるはずがない と思うような時でも ボールを捜し始めてから 5分以内にボールが見つからない、もしくは、自分のボールだと確認出来なければ ロストボール (Lost Ball) で、ルールに則って 前述のペナルティが科され、ストローク・アンド・ディスタンスの処置をしなければならない。

例えば、自分のボールらしいものが木の上や藪の中に見えても、それが自分のボールであるという確認が出来なければ ロストボールになる。また、5分間 ボールを探す前でも プレーヤーが ボールは見つからないと判断し、ルールに従って ロストボールに従った処置をして(暫定球でない)新しいボールを打った場合は その時点で ロストボールが確定する。

5分以内なお、5分を経過した後に ボールが見つかっても そのボールは ルール上 既に アウト・オブ・プレー(イン・プレーのボールではないと言うこと)だから、競技では それを プレーして ホールアウトすることは許されない。仮に、そのボールで プレーを した場合は 誤球 (wrong ball) になり、ロストボールのペナルティとは 別に 2打罰が科される。加えて、プレーのやり直しが 必要になるが、それを行わずにプレーを続けてしまえば 次のホールで ティー・ショットを 打った時点で 失格 と厳しい処分の対象になる。 つまり、ルールで許される この 5分は 極めて 重みのあるもの と言うことだ。


暫定球(プロビジョナル・ボール)


なお、ロストボールになる可能性が高いショットを打った場合は OB の可能性が高いボールを打った時 同様、暫定球を打つことが出来る。 ただし、一度 自分 もしくは 自分サイドの人間がボールを捜し始めてしまうと その後に暫定球を打つことは出来ないので 注意しよう。ただ、そのルールの一部が 2014年のルール変更で改訂され、プレー中のホールの状況が良く分からない時などに 少し進んでみたら 予想していた以上に最初のボールの OB やロストの可能性が高くなった場合などに 最初のボールを打った地点から 50ヤード程度未満であれば 戻って 暫定球を打てるようなった。

救済が受けられるケース


一方、自分のボールであることが確認できない場合でも (1) 見つからないボールが障害物の中にある (規則 24-3)、あるいは、異常なグラウンド状態の中にある (規則 25-1c) ことが分っているか、ほぼ確実な場合、(2) 局外者によってボールが持ち去られたり、紛失させられた場合 (規則 18-1)、あるいは ウォーターハザードに入った (規則 26-1) ことが分っているか、ほぼ確実な場合などは 例外で、そのプレーヤーは 適用できる規則に基づく処置をとることができる。例えば、見える場所にある動かせない障害物や修理地、カジュアル・ウォーターなどにボールが入ったことが確認できており、そこでボールを見つけ出せない場合などは その障害物、もしくは、修理地などに入ったポイントを 救済の二アレスト・ポイント とし、罰なしの救済を受けることが出来る。

他方、前述の例外に該当する場所でも ブラインドになって見えないものの場合は そこに入ることしか考えられないような特殊なケース(例えば、池以外には何もない場所など)を除き、救済を受けることは出来ない。池の周りにブッシュがあるようなケースは ブッシュに入ってボールを見つけることが出来ない可能性もある訳だから ウォーター・ハザードの救済措置の対象にはならず、ロストボール扱いになると言うことだ。


前進 2打罰のローカル・ルール


なお、ゴルフ場、もしくは、コンペなどのローカル・ルールに 前進 2打罰(ティーショットでは 前進 4打)というルールが スロー・プレー防止などの理由で ロスト・ボールと OB に対する対処法として 一般には かなり普及しており、公式競技以外で そうしたルールの下に 見失ったあたり、もしくは、最寄のフェアウェーから 2打罰で プレーをする場合もある。(» ローカル・ルールとは)ただし、公式競技で そうしたローカル・ルールが採用されることは(R&A も USGA も そうしたローカル・ルールを許していないから)ない。

スロープレー前進 2打罰は このように ある意味 邪道的な ローカル・ルールなので 従うべきではないと考える人も居るだろうが、現実には 公式競技以外で OB、ロストボールを 前進 2打罰にし、ワン・グリップ以内の短いパットを OK にするなどが 一般的な ローカル・ルールとして良く採用されるという事実もあり それに 目くじらを立てることはあるまい。ゴルフ本来の精神を尊び ルールに忠実にプレーをすべきだと言う考え方と スピード プレーが難しい場合は それよりも まずは スピード プレーを重視すべきと言う ある意味 相容れない 二つの考え方があるのだが、スピード プレーは ルールでもある訳だから それが難しい状況を考慮に入れた 邪道的な ローカル・ルールを 暫定的に 導入することも 決して 悪い考え方ではないという判断もある。いずれにしても、こうしたローカル・ルールを どのように採用すべきかは そうした様々な事情 また 自分達の技量やスピード プレーの能力を勘案して 決めるべきことだと言えよう。

以上の説明のように ロストボールには 実質 2打罰のダメージがある訳だから ミス ショットをした時には 頭に血が上るような状況でも ボールの行方を 確り 見ておく必要がある。同伴者が自分のボールの行方を良く見ていないことは 良くあることだし、仮に ロストボールにならなくとも 良くボールを見ておけば 不必要なボール捜しに長時間を費やすことはなくなるはずだ。ボール探しに自分の時間を取られるということは 自分のプレーのペースを乱す原因になるばかりでなく、同伴プレーヤーに迷惑をかける結果にもなるだろう。ブッシュにボールが入ってしまうようなケースは ブッシュの何処にボールが入ったかを 良く見ておいて 限られた範囲のブッシュだけを対象にボール探しを(念入りに)すれば良いように ボールの行方を最後まで追って その状況を 記憶に残す癖を付けるようにすべきである。




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