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地面にくい込んだボール|ルール解説

Introduction
地面に球がくい込んでいる場合、旧ルールでは フェアウェイなど 芝を短く刈ってある区域に限り 救済を受けられた。ただ、その条件だと様々な問題があった。一方、当該規則は 2019年のルール改定で 芝の長さに関係なく ジェネラルエリアにある球が地面にくい込んでいる時は 救済を受けられることになった。旧ルールの下では ローカルルールで ピッチマークにくい込んだ球は スルーザグリーンで救済ありとしない限り フェアウェイ以外では 基本的に 救済されないので 公正性に欠ける観もあったが 2019年の改訂で その問題は 解消された。

地面にくい込んだ球の救済

ピッチマークに食い込んだ球
救済エリア

ジェネラルエリアで 自分の球のピッチマークの中にボールがあることを確認できれば 規則 16.3 の規定に従い そのピッチマークの大きさに拘らず ボールを綺麗にしてから ホールに近づかないようにして その直後の箇所を基点にして 1クラブレングス内の救済エリア内に 新ルールの規定に従って (右下の図参照) ボールをドロップする という救済措置を受けられる。なお、ボールが土に触れていないという事実に拘らず 自らのピッチマークの中にある球の一部が地表面以下にあれば 救済の対象になるとも定められている。ただし、球がフェアウェイの長さかそれ以下に刈っていないジェネラルエリアの一部の砂の中にくい込んでいる場合、また、球がくい込んでいること以外の障害があることによりストロークを行うことが明らかにできないと考えられる場合は(例えば、深いブッシュの中の球)この限りにあらず。一方、ピッチマークの外に完全にボールが出ている時は ボールを綺麗に出来ないのは 勿論のこと ボールの近くにある ピッチマークがショットの邪魔をする場合などに それを直すことも出来ないから 要注意。なお、ピッチマークの中に球があるかどうかが疑わしい時は 元の状態を再現できるようにボールを拾い上げて その状態をチェックすることが出来る。新ルールの下では その確認をする際に マーカーを立ち会わせる必要はない。

ピッチマークの外にある球

前述の救済の可否のチェックは 自分の球の真下にピッチマークがあるかを確認する作業になるが 一般的には どんなに小さなピッチマークでも それが確認できれば 救済を受けられる。しかし、その状況をチェックした結果、ピッチマークはあるが その外にボールが出ていると言わざるを得ない時は 当該ルールによる救済は受けられない。ただ、そんな時は そこがテンポラリーウォーターの定義に当てはまる所でないか 即ち 水が浮き出て見える もしくは スタンスを取ったら 水がしみ出して来ないかをチェックすべきである。さらに その結果 それだけでは テンポラリーウォーターだと言い切れない場合は そのピッチマークの中に水が溜まっていないかもチェックすべきだろう。ボールのすぐ側の自分が作ったピッチマークの中に水が溜まっていれば テンポラリーウォーターとしての救済が受けられる可能性が高い。(» 詳細) なお、テンポラリーウォーターか否かの判断が難しく 疑問を感じる場合は ボールを二つプレーし 後で競技委員による裁定を仰ぐこともできる。» 詳細

ローカルルール

レアケースにはなろうが 競技委員会は フェアウェイの芝の長さか それより短く刈ってある区域の地面にくい込んだ球だけに救済を認めるローカルルールを採用することができるので、場合によっては、旧ルールのような条件の下に競技が行われることもある。そのような時は 自らのピッチマークの中にあると思われるボールが まずは フェアウェイ もしくは フェアウェイのように芝を短く刈ってある所かどうかと言う判断を最初にする必要が出てくる。当該ルールに限らず 競技ゴルフでプレーする時は どんなローカルルールがあるのかを 常に チェックすべきである。

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