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ルール上の処置に疑問がある時(ルール解説)

このページのコンテンツ
• はじめに
• 不可欠な事前の意思表示
• 二つ目のボールをプレー・具体例
• 規則に従ったプレーでなかった時
• 新・ゴルフルール (2019年 ~ )

はじめに


競技中に ルール上の処置で 同伴競技者やマーカーの意見と自分の意見が異なることや ルール上の処置の仕方に迷うことは起こり得ることである。そのような場合は 規則 3-3 に従って (a) 自分にとって望ましく、且つ、正しいと思われる処置をする目的、もしくは、(b) 間違っているかも知れないと思われるルール上の処置を避ける目的で 二つ目のボールをプレーすることが出来る。

不可欠な事前の意思表示


しかし、そうした場合は プレーを続行する前に 以下の二つのことを 事前に行う必要がある。即ち、
  1. 上述の理由で 二つ目のボールをプレーする意思表示
  2. 同時に どちらのボールを カウントしたいのかの意思表示
ルール上の処置に迷う時当然なことながら、この意思を事前に表示せずにプレーをした後に 今のプレーでは救済を受けられたはずだなどと言って、二つ目のボールを プレーすることは出来ないから、前述のようなケースでは まず ルール上の正しい処置について疑問があるので 二つ目のボールをプレーしたいという意思表示を プレーを続行する前に 行う必要がある。

また、上述 (a) のケースは言うまでもないが、(b) の理由で二つ目のボールを プレーする場合でも、どちらかのボールが自分にとって有利と考えられるはずだから、必ず (2) のアクションを取るべきである。二つ目のボールをプレーした後に どちらのプレーもルール違反でないことが判明した場合は 二つ目のボールのスコアを カウントしたいという意思表示を事前にしていなければ 最初のボールのスコアがカウントされ、二つ目のボールのスコアは無視されることになる。つまり、自分に有利と思われる選択肢と不利の思われる選択肢がある場合は それを明確にし カウントしたい方の選択肢(ボール)が どちらなのかという意思表示を事前にすべきである。

もちろん、前述の理由で二つ目のボールをプレーすることを宣言してプレーした場合は 最初のボールで良いスコアが出ても 二つ目のボールは プレーしなければならず、二つ目のボールが規則に従って選択されれば(良いスコアだった一つ目のボールのスコアは無効となり)二つ目のボールのスコアが そのホールのスコアになる。


二つ目のボールをプレー・具体例


例えば、自分のボールが地面にくい込んで埋まっている場合は フェアウェイなど 芝草を短く刈ってある区域であれば 救済措置が受けられる(規則 25-2)訳だが、ラフで 芝草が 短くなければ 救済の対象にはならないはずだ。(» ピッチマークに球がくい込んでいる時)従って、ボールが埋まってしまった場所が、芝草を短く刈ってある区域か そうでないかという点が 定かでなければ、二つ目のボールをプレーすることを宣言し、救済されたボールでのスコアをカウントしたいという意思を明らかにした上で、まずは、プラグド・インしたボールをプレーし、その後に 救済を受けた形でのプレーをすることが出来る。

説明するまでもないだろうが、不利と思ったボールで素晴らしいショットが出ても、二つ目のボールはプレーしなければならない。ただし、二つ目のボールがルールに従ったプレーでなかった場合は、一つ目のボールでのスコアがカウントされることになる。また、有利と判断したボールでプレーをした結果、それがルール違反であっても、そのボールによるプレーは 無視されるから ペナルティは科されない訳だ。

ところで、自分のボールが修理地の中にあるのか否かで マーカーとの意見が異なったので 二つ目のボールをプレーし、後に 競技委員により 修理地であることが認められたが、ボールのドロップの仕方が間違っていたことが判明した場合は、どうだろう。答えは、ルールに準じてプレーされなかった二つ目のボールのスコアは無効とされ 修理地の中からプレーした一つ目のボールのスコアが取られるので、誤所からのプレーに対するペナルティは科されないことになる。


規則に従ったプレーでなかった時


このようにプレーした二つのボールの内の一つがルール違反だった場合は、ルール違反でなかったボールが選択されるが、二つのボールのいずれもが規則違反と判明したらどうなるだろう。答えは、以下の三通りのケースが考えられ、次のとおりである。

起こり得るケース 処置の仕方(カウントされるボール)
(a) 両方とも間違いだが 重大な間違いでない 一つ目のボール
(b) 片一方が 重大な間違い 重大な間違いを犯していないボール
(c) 両方とも 重大な間違い 失格

(a) のケースはカウントしたいと意思表示したボールではなく、始めの球がカウントされるルールになっているので 間違いのないよう。裁定集 3-3/0.5 - (3) a.

いずれにしても、コンペや競技会などで マーカーの意見と自分の考えに相違がある時などは 口論したり、納得の行かない自分にとって不利な処置を受け入れるのではなく、二つ目のボールをプレーする権利を上手に利用して スマートに 対応できると言うことである。競技でプレーすることの多い人には 覚えておいて欲しいルールである。




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