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コンテンツ目次

 
ゴルフ用具に係わるルール

はじめに


ゴルフ用具ゴルフ競技では ご存知のように 15本以上のクラブをバッグに入れて携帯するだけで ルール違反になる。そうした違反に加え、ゴルフ用具に係わる違反を犯す可能性は低くないが 案外 その関連ルールについては 知る機会がないようだ。本ページでは そうしたゴルフ用具に係わるルールについて まとめて 分かり易く解説する。
 
このページのコンテンツ
• はじめに
• 適合性の基準に違反するもの
• 損傷により不適合になったクラブ
• LPGA でのエピソード
• 規定の本数を超えるクラブの携帯
• 商品リンク(用品、メーカー別)

適合性の基準に違反するもの


ルールブックの付属規則には クラブ(グリップ、シャフト、クラブヘッドの形状、構造、性能)とボールの適合性(重量、大きさ、初速と総合飛距離など)に関する基準が細かく定められており、その基準に違反する 不適合な (non-conforming) ゴルフ用具の携帯と使用を 禁止している。使用しなくとも 不適合なクラブをバッグに入れてプレーをすれば ルール(規則 4-1)違反である。2008年のルール改定で 不適合なクラブが バッグに入っていても それを使わなければ その罰は 15本以上のクラブを持ち運んだ時のペナルティ と同じ 2打罰、もしくは、4打罰(詳細後述)に軽減されたが、以前は その罰が使用した時と同じ 失格 (disqualification) と厳しかった。

なお、通常の使用によって起きる摩損 (wear) によって 新品の時には適合であったクラブが 不適合な状態になったとしても、そうしたものは適合なクラブとみなされる。ただし、なんらかの人為的な加工がなされていれば その限りではない。

ところで、大部分の人は ご存知の事と思うが、SLE (Spring Like Effect) に係わる (R&A/JGA) ルール改正で 2008年 1月 1日から 全ての公式競技で 反発係数 (COR) が一定の値 (0.830) を超える、所謂、高反発モデルは 不適合となり、その使用が禁止されるようになった。特に、普段 競技に出ない人が 競技に出場するような時は うっかり 古い高反発のクラブを使うことのないよう 注意が必要だ。 » SLEに係わるルールの詳細

グリップの規定また、チッパーやジガー(» 詳細)は アイアンの一種と考えられているから その使用は認められているものの それが アイアンに適用される用具に係わる規則の要件を満たしていなければ 不適合なクラブの携帯、もしくは、使用に係わる罰則が適用されるから その点も 要注意だ。つまり、パター用のグリップとしてのみ許される形状のグリップが装着されているもの、打面が二つあるもの、また、照準用の付属物が付いているものなどは 不適合なクラブだから 使用出来ないと言うことである。

なお、ボールの重量は 1.620 オンス(45.93グラム)以下、また、大きさは 直径が 1.680 インチ(42.67ミリメートル)以上でなければならず、ボールを打った時の初速や総合飛距離といった性能の上限についても 内規で細かく定められている。なお、ティペッグについても その長さが 4インチを越えるものなど(» 詳細)はルール違反になる。いずれにしても、以上の詳細については JGA サイトの該当ページへの以下のリンクを クリックで。  

» クラブのデザインに係わる規則 » ボールに係わる規則 » 機器と他の携帯品

損傷により不適合になったクラブ

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次に、あまり良く知られていないクラブの損傷に係わるルールであるが、通常のプレーによってクラブがラウンド中に損傷を受けた場合に どのような対応をすべきか についても 知っておく必要があるだろう。そのような場合、そのプレーヤーには 次のオプションが与えられる。即ち、

a そのクラブを そのまま使い続ける。
b プレーが遅れないことを条件に そのクラブを修理する。
c クラブが使用に耐えないような状況の場合は 他のクラブと取り替える。
(注)ただし、通常のプレー中以外にできた損傷はその限りではない。

通常のプレーによる損傷とは、プラクティス・スイング、クラブのバッグからの出し入れ、また、クラブをうっかり落とすことなどによる損傷などであるが、クラブを投げつけるなどの行為によってクラブが損傷した場合は 通常のプレー以外の行為によるダメージと言うことで 前述の (a) - (c) のオプションは与えられないので その点についても 注意が必要だ。

一方、ラウンド以前からクラブが損傷していた場合は、そのクラブがルールに適合していれば、前述の (a) と (b) のオプションが与えられるが、理由の如何に係わらず、シャフトが曲がった状態など、損傷の状況によっては、クラブがルールに不適合な状態になっていることもあり、そのようなクラブがバッグに入っていれば、前述のルール(規則 4-1)違反で 厳しい罰則が適用される。

LPGA でのエピソード


豆介2014年・米 LPGA ツアー・メジャー最終戦のエビアン選手権、ニ日目に優勝候補の一人だった リュー・ソヨン選手が 4番ホールで パットを外した後に 怒ってパターを自分の靴に叩きつけ、シャフトを少し曲げてしまった。そして、その損傷で不適合になったクラブでプレーを続行したため、規則 4-3 b 「通常のプレー中以外の時に受けた損傷」 で定めている 「プレーヤーのクラブが通常のプレー中以外の時に損傷し、そのために不適合となったり クラブの性能が変わった時は、以後 そのラウンド中は そのクラブを使ってはならない。また、取り替えてもならない。」 に違反することとなり 失格になりました。短気な人は ご注意下さい。

規定の本数を超えるクラブの携帯

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最後になるが、最も良くあるルール違反の 規定本数(14本)を超える数のクラブがバッグに入っていた場合のことについて説明しよう。そのような場合は(不適合なクラブがバッグに入っていた時も 同様)それを発見した時点で 直ちに競技委員、同伴競技者、マーカーなどにその事実を報告する義務がある。そして、その場合のペナルティは ストローク・プレーであれば、1ホール目で発見した場合は 2打罰、、2ホール目か それ以降で発見した場合は 4打罰となり、罰則は 1ラウンドにつき 最高 4打まで と定められている。一方、マッチプレーの場合は、違反が発見されたホールを終えた時点でのマッチの状態を 違反があった各ホールについて 1ホールずつ差し引いて調整し、差し引くのは 1ラウンドにつき最高 2ホールまでだ。

加えて、規則に違反して持ち運んだり使ったクラブについては、その違反を発見し次第、マッチ・プレーでは相手に、ストローク・プレーではマーカーか同伴競技者に、それ以降、そのクラブを使用しないと宣言する必要がある。つまり、15本以上のクラブがバッグに入っていた場合は、どのクラブを残りのホールでは使用しないのかを宣言する必要があると言うことだ。使用をしないと宣言したクラブを その後 そのラウンドで使用すれば ルール違反で失格になる。

なお、プレー開始前に 15本以上のクラブがバッグに入っているのに気が付いたので 使わないクラブを宣言してスタートしたという行為も ペナルティ(2打罰、もしくは、4打罰)の対象だ。ルールでは 14本を超えるクラブを持って正規のラウンドを スタートしてはならないと定めているだけでなく、14本を超える場合はスタート後に使用しないクラブがどれかを宣言しなければならないと明記しており、そもそも、スタート前に宣言するという選択肢はない。従って、その宣言が 1ホール目でなされれば 2打罰、それ以降であれば 4打罰となる。さらに、当該ルールについて興味のある方は こちらをクリックで。» 詳細


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