チッパー (Chipper) とか ジガー (Jigger) と呼ばれるクラブは パターとアイアンの中間的なデザインで グリーン周りのカラーやフェアウェイなどから (パターのようにクラブを振り) 少しボールを上げてから転がすショットを打つことだけを目的に作られたチップ・ショット専用のクラブ (ロフト 35°- 45°のものが中心) である。このデザインのクラブを プロ・ゴルファーで使う人は皆無であるが、ショート・アイアンやウェッジによるアプローチ (寄せ) のショットが苦手な人には 利用価値のあるクラブである。ヘッドやホーゼルの形状、シャフトの長さ、重量、グリップなど 様々なデザインのものがある。
ただし、ルール上はパターとして認められないデザインのクラブだから パター用のグリップとしてのみ許される形状の (例えば、平らな面のある) グリップが装着されているもの、打面が2つあるもの、また、照準用の付属物が付いているものなどは ルール不適合なクラブとなる。一般的に市場に出回っているものは ルール適合のクラブが多いが、中には上述のルール違反のクラブもあるので要注意だ。
なお、ロフトのあるもの (例えば、45°) を ジガー、そして、多少 ロフトの立っているもの (例えば、35°) を チッパーなどと その名前を使い分けているメーカーもあるが、正式な定義はない。同じようなデザインで、ロフトのあまりないもの (例えば、30°以下)、また、 ギャップ・ウェッジやサンド・ウェッジ並みのロフトがあるもの (例えば、50°以上) を 時々見かけることもある。
さらに、アプローチ・パターとかアプローチャーなどと言ったネーミングの製品もあるが パターのロフトは 10°以下と定められているので、名前の如何に係わらず、ロフトが 10°を越えるものは そのデザイン (特に、グリップ) が ルール違反にならないか、という観点から 良くチェックして 購入して欲しい。
いずれにしても、チッパー や ジガーは チップ・ショットが苦手な人の中には (個人差はあろうが) 使う価値ありと感じる人は少なくないはずだ。チップ・ショットを あまり練習する時間や機会がなくて ダフったり、トップしたりすることのが多い人にとっては そうしたミスが 激減するはずで メリットがあるだろう。少しの練習で 距離感も ある程度 身に付くはずだから、グリーン周りのカラーや浅いラフからのアプローチで寄せられる確率が高くなることが期待できよう。チップ・ショットが苦手で クラブが 14本バッグに入っていない人、また 14本のクラブを上手く使い切っていない人は チッパーやジガーをバッグに入れたからといって 抜くクラブを何にするか 悩む必要もないし、価格的にも手頃なもの (1万円以下) が多いから、試してみる価値はあるだろう。 市販品をチェック
ただし、ラフからのショットには適していないなど、応用範囲が限られるという デメリットはある。また、14本の上限に対して、今使っているクラブを抜く必要がある場合は、それぞれのクラブの利用価値について十分考える必要があるはずで、そうした観点からも 良く検討した上で チッパーやジガーの採用は 検討すべきである。
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