コンテンツ目次





ウォーター・ハザード内のボールを打つ時(ルール解説)

このページのコンテンツ
• はじめに
• ハザード内の禁止行為
• プレーの結果 トラブルになった時
• ボールの捜索と確認
• まとめ
• 商品リンク(用品、メーカー別)

はじめに


ウォーター・ハザード右のようなサインで囲まれた区域は ウォーター・ハザードである。ご存知のように、ボールが その中に入った時は 1打罰の下に 救済が受けられる。(» 詳細)一方、ハザード内のプレーに係わる特別ルールが適用されるが、ウォーター・ハザード内のボールは 無罰で それを打って プレーを続行することも出来る。ただし、その特別ルールに対する知識がなければ ルール違反を犯す可能性が高いので ここでは その点について 詳しく 解説する。

ハザード内の禁止行為


まず始めに知っておくべきハザード内のプレーに係わるルールは 規則 13-4 の「球がハザード内にある場合の禁止行為」だが、プレーヤーは ハザード内にあるボールに対して ストローク(フォワード・スイング)をする前に次のことをしてはならないと定めている。

ハザード内の禁止行為
(a) そのハザードや他の同じようなハザードの状態をテストすること。
(b) そのハザード内の地面に自分の手やクラブで触れること。ソールすることも。
(c) そのハザード内のルースインペディメントに触れたり、それを動かすこと。
当該ルールに違反した場合は 2打罰(マッチ・プレーでは そのホールの負け)

ウォーター・ハザード内のボールまず、地面を引っかいたり、踏んだりして そのライの状態をチェックする行為 (a) は スタンスを取るために足場を作る行為に限って許されるが、それ以外の理由で行えばルール違反である。加えて、ハザード内にボールがある場合は 通常は許される行為の (b) ボールの後ろに クラブを ソースすることや (c) 小石、木の葉、小枝などのルース・インペディメントを取り除いてプレーする行為が許されない。なお、(b)、(c) に関しては バック・スイングで クラブが地面、石、小枝、枯葉などに触れてもペナルティが科されるので 要注意だ。

ハザード内で ボールを打つための動作に関係ない行為としてでも クラブを地面につければ(身の安全のためなど無罰となる例外規定はあるが)自分のボールが そのハザード内にある場合は ペナルティーになる可能性が高い。コース内の林を ラテラル・ウォーター・ハザード(赤杭)にしているコースでは犯し易いルール違反である。なお、これに関連するルールで知っておいて欲しい例外規定に クラブや レイキをハザード内に置いても ハザードの状態をテストする目的でなければ 無罰というものがある。スピード・プレーをする上で役立つ知識になるはずだ。

また、ルース・インペディメントに関しては スタンスを取るために踏んだり、体が触れたりすることや ボールを打つ動作、即ち、ストローク(フォワード・スイング)中にクラブが ルース・インペディメントに触れることは許されるが、基本的には それに(アドレス時、バック・スイング時のクラブを含め)触れることが許されていないから ボールの傍に小枝や枯葉などがあれば プレーの続行をあきらめた方が良いこともある。上の写真のように 小さな小枝や落ち葉などがあれば クラブヘッドをボールの傍に持っていって普通のアドレスをすることさえ出来なくなる。そうした状態からボールを打つのは想像以上に難しいものだ。

ハザード内に生えている草木には手やクラブが触れても良いが、その草木に落ち葉が一つ二つ乗っているようなケースを含め、ルース・インペディメントがあれば、アドレスでボールの近くにクラブヘッドを持って行くことが出来なくなる。このように、ソールすることが出来ないという制約以外に さらに制約を受けることは珍しくない。クラブヘッドをボールの近くに置いて構えない 変則的なアドレスからのスイングでボールを打つ必要に迫られることもあると言うことだ。機会を見て、一度そうしたショットが上手く出来るか、練習場で そのような状況を想定して 自分の対応力を試してチェックしてみると良いだろう。


プレーの結果 トラブルになった時


一方、規則 26-2「ウォーターハザード内からプレーされた球」には ウォーター・ハザード内からプレーした結果 トラブルになった時の処置に関するルールが記載されているが、それを分かり易く要約すると、以下の通りである。

A. ストローク後に同じ、または、別のウォーター・ハザード内に止まった場合
1) そのままプレーをし続ける
2) 1打罰で 最初に ハザードにボールが入ったポイントを基点に救済を受ける
3) 1打罰で ストロークと距離に基づく処置

B. ウォーター・ハザードの外で紛失したり、OB になった場合
1) 1打罰で ハザード内にボールをドロップし ストロークと距離に基づく処置
2) 2打罰で 最初に ハザードに球が入ったポイントを基点に救済を受ける
3) 2打罰で ハザードに球が入る前のポイントから ストロークと距離に基づく処置

なお、上記の B -1) を プレーヤーが選択し ボールをドロップしたが(ドロップの結果が好ましくなく)そのボールをプレーするよりも B - 2) か B - 3) の処置の方が有利と判断した時は そのボールをプレーせずに、他の選択肢による処置が出来る。また、ウォーター・ハザード内からプレーしたボールが そのハザードの外でアンプレヤブルとなった場合は、通常のアンプレヤブルの救済処置を そのプレーヤーは取ることができる。» 詳細


ボールの捜索と確認


以上がウォーター・ハザード内のボールを打つ時に知っておくべき基本ルールと関連ルールであるが、規則 12「球の捜索と確認」にも 関連する重要なルールがある。即ち、規則 12-1 b. 「ハザード内でルース・インペディメントに被われている球の捜索、または 確認」 (Searching for or Identifying Ball Covered by Loose Impediments in Hazard) が 該当するもので、その要約は以下の通りだ。

12-1 b. ハザード内でルース・インペディメントに被われている球の捜索、または 確認 : 見つからない、または 確認できないほどに ルース・インペディメントにボールが被われていると思われる場合、プレーヤーは罰なしに捜索、確認のためにルース・インペディメントに触れたり、動かすことができる。ボールが確認出来た後は そのルース・インペディメントを リプレースしなければならない。捜索、確認の際に、ルース・インペディメントに触れたり、それを動かしている間にボールが動いた場合は 規則 18-2a(1打罰で リプレース)が適用となる。ルース・インペディメントを リプレースしている間にボールが動いた場合は無罰で リプレース。ボールがルース・インペディメントに完全に被われていた場合、プレーヤーはボールを再び被う必要があるが、その一部を見えるようにしておくことが認められる。

つまり、ルース・インペディメントにボールが被われていて、自分のボールであることを確認するために それを取り除くとボールが動く可能性があると判断した時は十分注意する必要があると言うことだ。ボールが動かないよう そーっと ルース・インペディメントを取り除くか、ボールが動く間を与えないように サー っとボールを取り上げて確認する の何れかの選択肢が好ましいだろう。

なお、以上のルールは、2008年のルール改定で変更されたもので、それ以前は ウォーター・ハザードでの誤球には ペナルティが科されなかった。しかし、現在は(バンカーを含む)ハザード内の誤球にも 2打罰のペナルティが科されるので 間違いのないよう。一方、その変更に伴って 古いルールでは許されなかった ハザード内で ボールを拾い上げての確認行為が 必要であれば 許されるようになった。ただし、確認のためにボールを拾い上げた場合は ボールがあったライの状態を 再現するように ボールを プレースすること と定められている。


まとめ


以上が、最近のルール変更も含めたウォーター・ハザード内のプレーに係わるルールの説明であるが、以下の三箇所にその関連ルールが記載されているので、さらに 詳細を知りたい人は JGA のゴルフ規則と規則裁定集を ご覧下さい。» JGA ゴルフ規則 / 規則裁定集

規則 12 球の捜索と確認 (Searching for and Identifying Ball)
規則 13 球はあるがままの状態でプレー (Ball Played as It Lies)
規則 26
ウォーターハザード (ラテラル・ウォーターハザードを含む)
Water Hazards (Including Lateral Water Hazards)
* 規則 12 と 13 に関しては 2008年と 2012年に 大きなルール改定がなされた。

なお、珍しいケースになるが、ボールがウォーター・ハザード内の水の中で動いている場合、プレーヤーは罰なしにそのボールに対してストロークを行うことができるが、風や水の流れがボールの位置を改善するのを待つためにストロークを行うことを遅らせてはならないと定められている。また、プレーヤーが規則 26 の救済の適用を選んだ場合は、ウォーター・ハザード内の水の中で動いているボールでも拾い上げることができるという記述もある。





www.mamejiten.com - all rights reserved
本 HP 利用上の注意