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ルース インペディメント(ルール解説)

このページのコンテンツ
• はじめに
• ルース インペディメント とは
• 当該規則に反した時の罰則
• 覚えておきたい関連知識
• 間違い易い関連ルール
• 2012年のルール改定
• 商品リンク(用品、メーカー別)

はじめに


ルースインペディメント覚え難い言葉だろうが「ルース インペディメント」とは 重要なゴルフ用語で コース上にある小石や木の葉など、我々が普段 深く考えずに 取り除いて プレーをしているものを意味する言葉である。しかし、そうしたボールの傍にあるものでも ルールで定められた ルース インペディメント以外のものを取り除けば 違反になることもある。従って、まずは そのゴルフ用語の定義を 間違いなく覚える必要がある。

ルース インペディメント とは


規則 23 のタイトルは ルース インペディメント(英語表記 Loose Impediments)だが、ルース インペディメント とは 以下のもので そうでないものと明確に区別し ルール違反を犯さぬように 注意する必要がある。

ルース インペディメント そうでないもの
石、木の葉、木の枝、動物の糞、
ミミズ、虫類、その他類似のもの、
その放出物や堆積物
固定されているもの、生長しているもの
地面に固くくい込んでいるもの、
球に付着しているもの
砂とバラバラの土は パッティング・グリーン上にある場合は ルース インペディメントだが、それ以外の場所ではルースインペディメントではない。
雪と自然の氷 (霜を除く) は プレーヤーの選択でカジュアル・ウォーターかルース インペディメントとして処置することができる。露と霜はルースインペディメントではない。

余談になるが、英語の loose には もともと 固定されていない という意味があり、良く耳にする言葉で その意味をご存知の方も多いと思うが impediment という言葉は あまり一般的には使われない言葉だから 始めて耳にする人も少なくないはずだ。障害物とか妨害物という意味があるが、進行を妨害するとか 邪魔をするという意味の動詞 impede の名詞形の一つで、関連する言葉には 比較的 良く耳にする impedance(交流抵抗)という言葉がある。

当該規則に反した時の罰則


ルース インペディメントが ボールの付近にある場合は ハザード内でなければ それを取り除いてプレー出来る とルールには記されている。ただし、ルース インペディメントを取り除いた結果、ボールが動いてしまえば(グリーン上にあるボールには 例外規定がある)1打罰が科されるので 要注意である。(» 詳細)しかし、上述のルース インペディメントでないもので ボールの近くにあったり、プレーの線上にあり、プレーに影響を及ぼすものを取り除いたりすれば 2打罰が科される。

つまり、上のテーブルにも記したように、石や小枝などでも 土に深く埋まっていて固定されているもの (solidly embedded/fixed) や成長しているもの(折れかかって一部が木に付いている小枝などを含む)、そして、ボールに付着しているものなどは ルース インペディメントに 該当せず、そうしたものを取り除けば ライの改善に該当する行為として 2打罰が科される。(» 詳細)また、ハザードで ルース インペディメントにクラブや手が触れれば 2打罰のペナルティが科されると言うことも知っておくべき重要なルールである。


覚えておきたい関連知識


ルース インペディメントに関する知識として知っておきたいことの中から重要なものを 以下の通り 纏めて リストアップしたので まずは 確認して欲しい。

1 大きな石でも 地面に埋まっておらず 動かせるものは ルース インペディメントとなる。
2 一部が地面に埋まった小石でも、簡単に動かせるものは ルース インペディメントとなる。ただし、大部分が埋まった 英語では solidly embedded と表記されるものは 地面の一部と考えられ ルース インペディメントではない。
3 虫や昆虫の場合は 一部が 地面に入っていても ルース インペディメントである。
4 砂や土はパッティング・グリーン上にあるものを除き ルース インペディメントにならない。
5 一部が地面や木に付いている芝や小枝も ルース インペディメントではないので、これを取り除けば 2打罰のペナルティ。
6 氷や雪はルース インペディメント(または、カジュアル・ウォーター)扱いとなる。ただし、霜や露は手やタオルなどで取り除けば、その限りにあらず、ペナルティの対象。
7 ボールが動いている場合、そのボールの動きに影響を及ぼすかも知れない ルース インペディメントを 取り除いてはならない。


間違い易い関連ルール


まず、砂や散らばってある土は パッティング・グリーン上にある場合 ルースインペディメントだが、それ以外の場所では その限りではないので要注意だ。グリーンサイド・バンカーからのバンカー・ショットで飛び散った砂が グリーンとカラーの上にある場合は特に注意を要する。自分のボールが カラー上にある場合に カラー上の砂や土を取り除けば 2打罰が 科されるルール違反になる。フェアウェーやカラーなどにあるボールの近くに 小石と砂が 一緒にある場合は要注意で 小石は取り除けるが 小石だけを 摘み取るようにしなければならない。

コース上に転がっているアイアン・ショットなどで取られたターフ(芝)も ルース インペディメントになるが、ディボット周辺に半分取れかかってあるもの、また、折れてぶら下がっているが 木に まだ付いているものなどは 小枝 同様 ルース インペディメントとはならないので、これも要注意のケースである。また、雪と自然の氷は プレーヤーの選択で カジュアル ウォーターかルース インペディメントとして処置することが出来るが、露と霜は その対象にはならないので その違いを 覚えておこう。

ハザード(バンカー または ウォターハザード)内からのショットに係わる基本的なルールとして覚えておくべきことに クラブを ソール出来ないというルールがあるが、加えて、ルース インペディメントに 手やクラブで触れることが出来ないというルールがあることも忘れないようにしよう。このルールに反した場合は ストローク・プレーであれば 2打罰、マッチ・プレーでは そのホールの負けというペナルティが科されてしまう。ただし、自分のボールを捜す、または、確認するためであれば ルース インペディメントに触れることが出来る。確認のために取り除いたり、動かした ルース インペディメントは(自分のボールを確認後に)元の状態に戻してプレーを行う必要がある。

例えば、ウォーターハザードの草むらに枯葉があった場合などは、ボールを打つ前に その枯葉にクラブが触れれば、ルースインペディメントにクラブが触れたことになるから、ペナルティの対象である。このルールを知らずに ルール違反を犯している人は 少なくないことと思うが、要注意のルールだ。2006年の全英女子オープンでは、ミッシェル・ウィーのバンカー・ショットでクラブがボールの手前にあった蛾の死骸に触れていたことがテレビ中継の放映シーンから確認され 2打罰のペナルティが科されたこともあった。

2012年のルール改定


なお、2012年のルール改定により、グリーン上以外で ボールを確認するために ルース インペディメントに触れた結果 ボールが動いた場合は(規則 18-2a により)1打罰のペナルティが科されることになった。(ただし、ルース インペディメンを 元の位置に戻して 自分のボールのライを再現しようとするプロセスでボールが動いた時は 無罰。)つまり、競技中に そのような ルース インペディメントに触れれば動いてしまいそうな状況にあるボールの確認が必要になった場合は マーカーを呼び、ボールをマークし 拾い上げて 自分のボールであることを確認するのが 望ましい対処法だと言えるだろう。

以上のように、間違い易い ルース インペディメントに係わるルールは少なくないので 競技ゴルフをやる人は そうした点を 確り覚えておきたいものである。最後に、これでも ルース インペディメント ? と題した動画のページを紹介するので、興味のある方は、ご覧下さい。 » 動画を見る




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