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グリーン上での重要なルール(ルール解説)

このページのコンテンツ
• はじめに
• パッティング グリーンは 特別な場所
• ボールのマークと 拾い上げ
• パットのライン
• ボールマーク などグリーンの損傷修理
• 禁止されている パッティング・スタイル
• その他 禁止行為、及び、注意点
• ボールが動いた時 - 補足説明
• 商品リンク(用品、メーカー別)

はじめに


グリーン上では ルールのことなど あまり考えずに 何となく 見よう見まねで プレーをしている人も居ると思うが 実は 知らずに ルール違反を犯してしまうような規則が多数ある。従って、そんなルール違反を 犯している人を散見するが ゴルフに真剣に取り組むのであれば そうしたルール違反を犯さないだけの知識を身に付けて欲しい。当該ルールの詳細は 規則 16「パッティング グリーン」、規則 20「球の拾い上げ、ドロップとプレース; 誤所からのプレー」に記載されているが 以下に その要点を 分かり易く 纏めてみた。

パッティング グリーンは 特別な場所


グリーン上のルールボールは その一部でも グリーンに接していれば グリーン上のボールと定義されているが、そのプレーには 規則 16「パッティング グリーン」で定められている、ある意味、特別なルールが適用される。例えば、ボールを拾い上げて綺麗にすることが出来ることなど、グリーンの上にボールがある時のみ許される行為があるのは ご承知のとおりである。

グリーン上のボールは、通常、ボールを軽く転がして、それをホールに入れることを強く意識してプレーする訳で、その観点から、グリーンの状態を観察し、どんなパットのライン上をボールが転がるのかを予測することになる。しかし、そのパットのライン他、パットに関係するプレーヤーの行為には 様々な制限が課せられている。その詳細は 規則 16「パッティング グリーン」に 以下の通り 記されており、これに違反した時は マッチ・プレーでは そのホールの負け、ストローク・プレーでは 2打罰と定められている。

16-1 a パットの線には 触れてはならない。(以下 パットのライン参照)
16-1 b ボールを拾い上げて綺麗に出来るが ボールを正しくマークしなければならない。
16-1 c ホールの埋跡、ボールマークの損傷は 修理可。(スパイク・マークは不可)
16-1 d パッティング・グリーン面のテストをしてはならない。
16-1 e パットの線を跨いだり踏んで立ちながらパットは出来ない。(例外規定あり)
16-1 f 他のボールが動いている時にパットをしてはならない。
16-2 ホールのふちからせり出している球(それが入るのを 一定時間以上は待てない)


ボールのマークと 拾い上げ


ボールをマークグリーンに乗ったボールはルールに従って マークをして拾い上げ 綺麗にすることが出来るが、そのボールの位置は ボールマーカー (小さなコインや 同様の物が好ましい) を ボールの真後ろに置いてマークすべきとルールブックには記されている。裁定集には このルールに関して 具体的に ボールから 2インチ (5 センチ)ほど離してボールの位置をマークする行為が(その位置を正確にマークしたものとは認められないので その都度)1打罰に該当するルール違反だと説明している。しかし、一方では ボールの横や前にボールマーカーを置く行為については お勧めしないが ルール違反には該当しないとの記載もある。また、小さなコインや 同様の物でマークすることを勧めているが、ティーペッグやルースインペディメントを使用しても ルール違反にはならない との記載もある。

さらに、ボールマーカーが他のプレーヤーのプレー、または スタンスやストロークの妨げとなる時は クラブヘッドの長さ 1つか それ以上 横に移すべきであるとも記されており、同伴競技者に ボールマーカーを動かすよう依頼された場合は それに従わなくてはならない。また、他のプレーヤーが パットをする時に(プレーに影響しないとの勝手な判断で)グリーン上の自分のボールを マークせずに放置する人が居るが、そうした行為はマナー違反になるだけでなく、同伴競技者のルール違反を誘発する行為でもあるので 絶対に避けるべきである。因みに、プレーヤーが そのルール上の権利に基づいて同伴競技者に行った依頼に従わない場合、そのプレーヤーは 失格と言う厳しい処分になることも覚えておこう。

ボールマーカーを 前述の理由で 横に移す時に ボールをマークする前に クラブヘッドをボールの後ろに置いて ヘッド一つ分 ボールの左か右にマーカーを置くようにする人を見かけるが、それでは 正しくボールの位置をマークして ボールを拾い上げたとは言えない。必ず、一度、ボールの真後ろに ボールマーカーを置いてマークしてから 左右に マーカーを動かすという手順でマーカーの移動は行うべきだ。ボールを元の位置に リプレースする時も同様。マーカーから直接クラブヘッドでボールのあった位置までの距離を測ってボールを置くのではなく、マーカーを クラブヘッドで動かした分(例えば、クラブヘッド一つ分)動かしてから、その前にボールを置くべきである。 » 詳細

一方、ボールマーカーを 横に動かした後に それを元の位置に戻さずに プレーをした場合は誤所からのプレーで 2打罰(マッチ・プレーでは そのホールの負け)が科されるから 要注意だ。そして、間違い易いのが その後の処置である。通常は ボールマーカーを元の位置に戻さないといった誤所からのプレーは 重大な違反でないとの解釈になるから、誤りを訂正することなく、誤所からプレーされたボールで そのホールを終えれば良い。間違いに気付いて プレーを し直すようなことのないよう気を付けよう。なお、ボールマーカーを 横に動かす時に マーカーを裏返すことで 戻し忘れの違反をしないよう 工夫している人も居るが、賢い違反防止策と言えよう。

ところで、当該規則に基づいて拾い上げるボールはプレーヤー、パートナー、または プレーヤーの認めた人が これを拾い上げることが出来るとされている点にも注意しよう。マッチプレーで 対戦相手のボールを 承認を得ずに 勝手にマークした場合は ペナルティ(1打罰)の対象になる。


パットのライン


ラインを読んでからパットをする。プレーヤーが必ず行うことであるが、そのパットのライン(仮想の線)のことをルールでは「プレーヤーが パッティング グリーン上でボールをストロークした後に、そのボールにとらせたい線のことで、プレーヤーの意図する線の両側に若干の合理的な幅を持つものだが、ホールを越えて その先には及ばない」と定義している。

そして、規則 16-1 a. では、ルース・インペディメント(小石や葉っぱなど)を取り除く行為、パットの距離を測る行為、そして、ボールマークを 直すなどのルール上で許されている行為以外の理由で 自分のパットのラインに触れた場合は ペナルティと定めている。キャディーがプレーヤーに対してラインを示すために パターや ピンなどでグリーンに触れれば ペナルティの対象だ。また、ボールとカップの中間地点辺りで パットをするジェスチャーをしてイメージを出すような仕草をする人を テレビ中継でも 見かけるが、その時に パターがグリーンに付くような事があれば 2打罰になる。ただし、アドレスでボールの前にパターを置いてから構えるような行為や ボールをマーカーより少し先においてから マーカーの前に置くような行為は それでラインの改善(例えば、スパイク・マークを直してしまう行為)をしない限り 許されている。そうした行為は アドレスのプロセス または ボールをマークしたり、プレースしたりする行為の一部として認めらられている訳だ。


ボールマークなど グリーンの損傷修理


規則 16-1 c.、即ち、グリーンの損傷の修理に係わる注意点であるが、最近は ソフト・スパイクの普及で 大きなスパイク・マークは あまり見られなくなっているが、脚を引きずって出来た引っかき傷なども スパイク・マークと同じで 自分のプレーに関係してくる場合は 修理することが出来ない。ゴルフのルールには こうしたことが 決められているので グリーン上でのマナーの中には(例えば、足を引きずって歩かない)ルールと密接に関係しているものもある訳だ。因みに、自分のボールがグリーンに乗った後に 同伴者などが誤ってつけたスパイク・マークについては 直すことができると言う 例外規定のルールもある。

近年 ルールが変更されて、タオルなどを使ってルース・インペディメントを除去する行為が許されるようになっているが、あくまでも ルース・インペディメントの除去という目的のために許される行為で、誤って、もしくは、結果としてスパイク・マークなどを直してしまったり、霜を除去してラインを改善してしまった場合には ペナルティが科されることになるので注意が必要だ。ルールで修理が許されているボールマークや古いホールの跡の明らかに外にあるスパイク・マークを直してしまうような行為も すべて ペナルティの対象になる。

禁止されているパッティング・スタイル


特殊なパッティング・スタイルさらに、規則 16-1 e. には パッティング・グリーン上でプレーヤーはパットの線やその後方延長線を跨いだり、踏むようなスタンスでストロークをしてはならないと表記されている。これは、かつてサム・スニードが行った パッティング・スタイル(side-saddle style)を 禁止する目的で追加されたルールであるが、そうした背景もあって、例外として、パットの線、または、その後方延長線の上やそれを跨いでのスタンスが不注意によりとられた場合や 他のプレーヤーのパットの線 あるいは 予想されるパットの線上に立つことを避けるためにとられた場合は 罰はないとも定められている。

なお、パット時のアンカリング (anchoring) は 2016年のルール変更以降 禁止行為の一つになったが、ルール上のアンカリングとは クラブ または クラブを握る手を体に付けて ストロークの基点を作ってパットをすることである。» 詳細


その他 禁止行為、及び、注意点


規則 16-1 d. では、プレーヤーは プレー中に球を転がしたり、グリーン面をこすったり 引っ掻いたりして グリーン面をテストしてはならない と定めている。例えば、ボールを綺麗にするつもりで ボールをグリーン面に擦り付けた場合などは(芝目をチェックしたということで)ルール違反と言われても仕方がないのだ。さらに、手でグリーンに触るような行為は パットの線に係わるルールや グリーン面のテストに関するルールに違反しない限り、それ自体 ルール違反にはならないが、ルール違反になり兼ねない行為だから 気を付けたい。

規則 16-1 f. の他のボールが動いている時にパットをしてはならないに関しては、ほぼ 同時に 二人のプレーヤーが 気付かずに パットをしてしまうようなことが 稀に起きるが、そのような場合は プレーの順番に従って プレーをしたアウェイのプレーヤーは 無罰となるが、プレーの順番を間違ってプレーをした人には 2打罰のペナルティが課される。

10秒また、規則 16-2 では ホールのふちからせり出して止まっているボールに関して、プレーヤーは 不当に遅れることなく ホールに歩み寄る時間に加え、ボールが止まっているかどうかを確かめるために 更に 10秒間待つことができる と定めている。ボールが この時間を過ぎて ホールに入った時は 最後のストロークで ホールに入ったものとみなすが、プレーヤーは そのホールの自分のスコアに 1打の罰を加えなければならない。つまり、パットをして入れたスコアと同じになると言うことだ。一方、マッチ・プレーで、カップのふちで止まった対戦相手のボールを 10秒経過する前に 勝手にコンシードして ボールを拾い上げることは出来ないとも決められている。

さらに、重要なルールの一つとして覚えておきたいものの一つに グリーン上からパットしたボールが 同伴競技者のボール、もしくは、ピンなどに当たった場合のペナルティ(2打罰)がある。ホールにピンを残したまま グリーン上からパットをして ボールがそれに当たった場合も 同様だ。なお、ボールを打ってから 気が付いてピンやクラブを動かした場合は それを避けることが出来たとしても 当たる可能性がある と思われるものを動かした場合は 障害物の除去に関するルールの罰則が適用され 2打のペナルティが科されたが、2008年のルール変更で旗竿(アテンドしているいないに係わらず)や道具(誰の道具に係わらず)を動かすことができるようになり、当該罰則の適用はなくなった。それでも、ピンや自分のクラブにボールが当たれば ペナルティになるから 自分のパットしたボールが行きそうなところに ピンや同伴者のボールがある場合は 適当な処置をしてから プレーすることが肝要だ。

その他の関連ルールで 最も注意すべきは 一般に ストローク・プレーでは ローカル・ルールで 最後にプレーしたホールでのパットを禁止するのが慣例という事実である。委員会がそうした行動を禁止しない限り、最後にプレーしたホールのパッティング・グリーン面はテストすることができるとなっているが、ほとんどのストローク・プレーの競技では 最後にプレーしたホールでのパットを禁止しているのが現状だ。なお、ご存知のように、マッチ・プレーで この行為を禁止することは ほとんどなく、ご存知のように、パットをミスして そのホールを負けた後などに、パットを し直してチェックすることが良くやられる訳だ。


ボールが動いた時 - 補足説明


グリーン上においても ボールを動かしてしまった場合は 例外規定以外のケースでは 規則 18 に従ってペナルティ(1打罰)が科されるが、その場合 プレーヤーは ボールを元の位置に戻してプレーをする必要がある。2012年のルール改定以前は プレーヤー自身がボールを動かしていない場合でも プレーヤーがアドレスをした(スタンスを取って ソールを地面に付けた)後に ボールが動いた場合には ボールを動かした時と同じペナルティが課されたため、ボールが動きそうな時は ソールをグリーン面に付けずに パットをするということも 選択肢としてあった訳だ。(ジャック・ニクラウスは 普段からソールを グリーン面に付けずに パットをしていたので、当該ルールのペナルティは 課されたことがないそうだ。)しかし、2012年のルール改定で アドレス後でも プレーヤーがそのボールを動かす原因となっていないことが分かっているか、ほぼ確実である時は プレーヤーに対する罰を免除するとの新しい例外規定が追加された。

なお、ルールに従って ボールをマークしようとしたり、リプレースしようとする行為に起因して ボールが動いてしまうケース(詳細は規則 18-2 を参照)は プレーヤーがボールを動かしてしまっても ルール違反とはならず ペナルティは 課されない。

一方、ボールが風などによって自然と動いてしまった場合は ペナルティにはならないが、注意を要する。つまり、ボールを元の位置に戻してプレーをするのではなく、新たにボールが止まった位置からプレーを続行するのが正しい処置ということである。誤って 元の位置に戻してプレーすることのない様に気を付けよう。ただ、ボールが部外者、動物、風に吹かれて飛んできた木の枝など、ゴルフ用語で言うところの局外者によって動かされた場合は(自分でボールを動かしてしまい ペナルティが課される場合も)元の位置にボールを戻してプレーをする となっていて、ちょっとと分かり難いルールだから 間違いのないようにして欲しい。





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