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球のマークと拾い上げ|ルール解説

Introduction

球のリプレースとかプレースを要する規則により 球を拾い上げる時は 事前に球の位置をマークしなければならない。規則 14(球を拾い上げて、プレーに戻す / Lifting and Returing a Ball to Play)に定められたルールである。ここでは 救済を受けて球をドロップする時のルールを除く 即ち 球をマークして拾い上げ、プレーに戻す時の注意点、具体的には (a) グリーン上の球を拾い上げる時、(b) 同伴競技者のプレーの妨げになる球を拾い上げる時、(c) 球が自分のものか確認出来ない時や 傷がついているかの確認のため、(d) プリファードライのローカルルールで プレー中に球を定められた範囲内で動かしてプレースする時に知っておくべきルールについて詳しく解説する。

球のマークの仕方

ボールの拾い上げ
球を拾い上げる前にしなければならないことは 右のように球の位置のマークであるが、ボールマーカーや小さなコインなどを球の真後ろに置いてマークすることが好ましいとされているものの オフィシャルガイドのルールの解釈には 球の直ぐ近くにマークしている限り、球の周辺のどの位置であってもマークすることができ、それには 球の前や横にボールマーカーを置くことも含まれると記されている。つまり、真後ろではなく 横や前にマーカーを置いてマークをしても ルール違反にはならないのだ。

一方、球をマークするものも ボールマーカーやコインが推奨されているが それ以外のものも 実は 許されている。ティーやその他の小さな人工物 (artificial object / small piece of equipment) でもルール違反にはならない。驚くなかれ、球の横や後ろにクラブのトーを置ても 正確にマークされてさえいれば ルール上は (マナー上は 問題だろうが) 構わないのだ。因みに、Ball marker というゴルフ用語の定義は An artificial object when used to mark the spot of a ball to be lifted, such as a tee, a coin, an object made to be a ball-marker or another small piece of equipment. となっている。

なお、旧ルールの裁定集には ・ルースインペディメントを使用すること ・ラインを引くこと、但し、パッティンググリーンをテストしたり (規則16-1d)、パットの線を示さないこと (規則8-2b) がルール違反にならない方法だという記述もあったが、新ルールの解釈には ボールマーカー または クラブでマークすることと記されているので この二つの方法は ルール違反に該当する。また、旧ルールの裁定集には「ボールマーカーを球の後ろに 2インチ (5 cm) も離して置くことがルール違反になるか」という質問と回答が記載されていた。その回答には「規則違反となる。球の後ろに 2インチも離してボールマーカーを置くことは 球の位置を正確にマークしたものとは認められない。したがって、プレーヤーが そのようなマークの仕方をした度毎に、プレーヤーは 規則 20-1 に規定する 1打の罰を受け、球を拾い上げた箇所に できるだけ近い地点に その球をリプレースしなければならない。(以下省略)」と記されていた。新ルールの解釈に 同様の記述はないが 新ルールにおいても こうした行為は ルール違反になるだろう。

また、14.1b「球を拾い上げることができる人」には それができるのは プレーヤー、または、プレーヤーが承認した人と記されている。加えて、次のような説明がある。即ち、そのような承認は そのラウンド全般に対して与えるのではなく、球を拾い上げる前に その都度与えなければならない。例外 - キャディーは 承認なしに パッティンググリーンのプレーヤーの球を拾い上げることができる。但し、プレーヤーのキャディーがパッティンググリーン以外の場所にある球を承認なしに拾い上げた場合、プレーヤーは 1罰打を受ける (規則 9.4参照)。

球のマークに係わるトラブル

グリーン上の球を拾い上げる時とプリファードライのルールで競技中に球を拾い上げる時は その球を綺麗にすることが出来るが、同伴競技者のプレーの妨げになる球の拾い上げたり、球が自分のものか確認出来ない時や 傷がついているかの確認のために球を拾い上げる場合は 球を綺麗にすることは出来ず、拾い上げる前の状態を再現できるように 摘み上げるように 球を拾い上げる必要がある。そのような 球を拭いて綺麗にすることが許されないケースに球を拭いてしまった場合は 規則 14.1c「拾い上げた球をふくこと」に違反することとなり 1打罰である。

一方、球をマークする時、また、球を拾い上げたり、リプレースする時に 球やボールマーカーが偶然に動かされることがあるが、動いた原因が球の位置をマークしたり、球を拾い上げる行為そのものに 直接的に 結びつけられる時は 無罰である。なお、新ルールになり グリーン上の球を誤って動かしてしまった場合は それが如何なる理由であっても 無罰になったので そうしたことに過大な注意を払う必要はなくなったが、マークしてリプレースしたボールが動いた時は 自然の力によって動いたケースも含め 全て 元の位置に球をリプレースしてからプレーをしなければならない。動いてしまった球やボールマーカーを元の位置にリプレースしてプレーをすることを怠れば 誤所からのプレーで 2打罰になる。

ボールマーカーが邪魔になる時

ボールマーカーが 他のプレーヤーのプレー または スタンスやストロークの妨げとなる時は クラブヘッドの長さ 1つか それ以上 横に動かすことになる。下図のように球 B が A のパッティングライン上にある時、A のプレーヤーは 球 B のマーカーを妨げにならない所に動かすよう (例えば、図のように パターヘッド一つ分 左に) 要求することが出来る。その時、球 B のプレーヤーは 以下の手順で 対応すべきである。

マーカーの動かし方
(1) 球 B の後ろにマーカーを置く(赤)
(2) 球 B を拾い上げる
(3) パターヘッドで測り マーカーを要求された方に移動(青)
★ 球 (A) のパットが終わり (B) のプレーの順番になる
(4) パターヘッドで測って マーカーを元の箇所に戻す(赤)
(5) 球をリプレースして マーカーを取り、パットをする
注) マーカーを元の箇所に戻し忘れれば 2打罰

ステップ (1) をせずに 直接パターヘッドを球の後ろに置いてマーカーを(青)の位置に置く人を散見するが ルール違反になる行為なので 必ず (1) (2) (3) のステップを踏むようにしたい。また、球をリプレースする時も 同様で まずは マーカーをクラブヘッドで測って 元の位置(赤)に戻して置き、それから球を置いて、マーカーを取るというステップを踏むべきである。マーカー(青)から クラブヘッドで測って 直接 球を置くようなことがないように。なお、この時に マーカーを 元の位置に戻し忘れてプレーをした場合は 誤所からのプレーで 2打罰が課される。ただし、重大な違反には 該当しないので プレーをやり直す必要はない。また、そのパットを外したからといって 正しい位置から もう一度プレーをし直すようなことは出来ない。

球が動いてしまう時

比較的 稀ではあるが 傾斜の大きな所に止まった球をマークした時に見られることで 球をリプレースしようとした時に そこに球が止まらないことがある。そんな時は 規則 14.2e「球が元の箇所に止まらない場合に行うこと」の規定に従って、ホールに近づかずに 球が止まる 最も近い箇所に そのボールをプレースできる。但し、元の箇所がジェネラルエリアであれば、最も近い箇所は ジェネラルエリア、また、バンカーとペナルティーエリアでは それぞれ同じバンカーとジェネラルエリア内でなければならない。パッティンググリーンでの最も近い箇所は そのグリーン上だけでなく ジェネラルエリ上でも良いと定められている。

なお、前述もしたが 新ルールでは パッティンググリーン上で 一度マークした球が動いた場合は 自然の力によって動いた場合も 球を元の位置に戻してプレーしなければならず 旧ルールの規則に従って 球が止まった所からプレーをすれば 誤所からのプレーで 2打罰が科されるので要注意。

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