ホームページ > 6章 ロングゲーム > 読書室
他の豆辞典 | 名言集 (英語版) | サイトマップ
 
コンテンツ目次
 
 
 
   
 
 
 
 
 
 
 
ゴルフ読書室
 

もっと飛ばせ - 女性ゴルファーへの提言
女性ゴルファー
実は 男性ゴルファー以上に 女性ゴルファーは飛距離を伸ばすことによってスコアが 大幅に改善されるのである。男性の場合、110 くらいの平均スコアの人が 80前後の平均スコアの人と 同レベルの飛距離 (例えば、ドライバー・ショットで 230 - 240ヤード) であることは珍しくない。一方、ドライバーで 200ヤード以上 飛ばせるのに 100を切れない女性ゴルファーは 極めて稀である。つまり、女性の場合は飛ばせることと 良いスコアを出せることとの相関関係が比較的高いという事実があるから、飛ばせる工夫をしたり、練習をすることで すぐに上達出来る可能性が高いと言っても過言ではないのだ。

女性の飛距離まず、典型的な (HCP 25 以下の) 女子アマ・ゴルファーの飛距離を見てみよう。(右グラフ参照) もちろん、飛ばす人は このグラフの飛距離以上 男性並みに飛ばせる人も居るだろうし、飛ばない人は ドライバーで 150ヤード飛ばせないと言うこともあるだろう。グラフは あくまでも 初心者を除く (HCP 25 以下の) 典型的な (中間の 3/4 程度の) 女子アマ・ゴルファーの飛距離をグラフ化したものである。ここでは 自分の飛距離がどのレベルにあるかを まずは良く認識して欲しいのだ。平均的な体力の女性は、ドライバーで 175 - 180ヤード以上飛ばせなければ、何処かに改善すべき点があると言っても過言ではないだろう。そして、誰もが ドライバー 200ヤード (以上) の飛距離を目標に 努力して欲しいのである。

別途、飛ばす秘訣のページ (» 詳細) でも説明しているように、飛ばす秘訣を考える上で まず 始めに理解して欲しい点は 下のダイアグラムで説明している 打ち出すボールの初速アップと言う課題と それに必要な条件、そして、その時に 犯し易い間違い の関係である。

飛ばす秘訣 ダイアグラム

ボールの初速は (a) ヘッド・スピード、(b) クラブヘッドの芯でボールを打てたか、そして、(c) アタック・アングル、即ち、ロフトやスイングの軌道によって決まるフェース面とボールが当たる角度によって殆ど決まる。(» スマッシュ・ファクターとアタック・アングル) スライス・ボールを打っている人はボールを擦るような打ち方になっているから (アタック・アングルが悪く) 飛距離でのロスが大きくなる。なお、(d) その他には クラブとボールが接している時間の長さ、即ち、インパクト時のクラブヘッドの加速度、 クラブヘッドの反発係数 (COR)、クラブヘッドの重量などがある。

色々と細かなことまで説明したが、多くの女性ゴルファーにとって大切なことは (a) のヘッド・スピードのアップである。女性の多くは 大きな筋肉を使ってボールを打つことが苦手で、手打ちになっているケースが多い。男性に比べ 体が柔らかいから 体を確り回転させなくとも クラブを振り上げることが出来ので、手と腕でクラブを振り上げて、振り下ろすスタイルのゴルフ・スイングになっているケースが多い。

つまり、女性にとっては 1 手打ちを止め、大きな筋肉を使って大きくクラブを振ってボールを飛ばす打ち方を学ぶこと、2 力強いボディーターンに必要な (大腿四頭筋外腹斜筋腹横筋などの) 筋肉を 鍛えること、の二点が重要なのだ。そして、その上で、(b) のジャストミートして 芯でボールを ヒットする確率を高める練習をすることである。

最近は、ゴルフ・ショップに行くと試打を出来るようになっているが、そこで一度 ドライバーを振った時の自分のヘッド・スピードを計測してみると良いだろう。37 - 38 (m/s) のヘッド・スピードがあれば クラブの芯でボールを ヒットさえ出来れば 200ヤード飛ばすことが出来るはずだ。37 - 38 (m/s) のヘッド・スピードは 多くの女性ゴルファーにとって達成可能なスピードだ。いずれにしても、女性は 特に 大きな筋肉を使って (手打ちにならぬよう) 大きくクラブを振るよう心掛けることが大切で、そのためには 以下の点に留意すべきだと言えよう。

1
体を回転させながら ゆっくり クラブの引き、腕を振る。(腕の振りを 先行させない。)
2
望ましいスイング・プレーンにクラブを乗せる。正しい手首のコックが必要。
3
下半身を確り安定させ、腰と上半身が力強く回転できるようにする。
4
フォワード・スイングからフォロースルーでは 体が回転する力を 十二分に使う。

バック・スイングの終わるところが トップであるが、その形が ピタッと決まるかどうかで ショットの良し悪しが決まると言っても過言ではないくらい トップの形は重要だ。大きく、高い位置に腕を振り上げるバック・スイングのトップがある一方、小さく、コンパクトで 腕をほとんど振り上げないスタイルもある。以下は、極端にコンパクトなバック・スイングのトップでも 手首を正しい方向にコックさせ、腕とクラブを 正しいプレーンに乗せれば、ボディーターンの力と腕の力を コネクトさせて 力強い 300 ヤードのドライバー・ショットが打てることを証明している (ちょっと驚きの) 動画である。


望ましいバック・スイングの大きさとトップの形は、人それぞれであるが、大きく腕を振り上げることが、手首を正しい方向にタイミング良くコックさせ、腕とクラブを 正しいプレーンに乗せることが出来ない原因になっているとすれば、コンパクトなバック・スイングを研究してみる価値があるはずだ。女性の多くは腕の振りに頼り過ぎる観があるから この点について 十分研究して欲しい。

ゴルフボールの前に立ち (クラブは持たずに) アドレスの前傾姿勢から右手だけでボールを遠くに飛ばすことをイメージして トップのポジションを作った時に 右肩と右手を どのように動かしたらボールを遠くに飛ばせる (と感じられる) のかが参考になるだろう。野球のピッチャーや陸上競技の投てきの選手がボールやものを投げる時のように 体 (肩) の回転と腕の振りの両方を使えるようなモーションと感覚を ゴルフ・スイングのトップの形にも応用することが 有効で、肩を 確り回転させることがポイントである。そして、肩の回転と手の位置関係について考えてみよう。

スーピネイト加えて、左腕の動かし方、また、右肘のポジションと右腕の曲げ方にも注意を払って欲しい。トップからの切り替えしで クラブがプレーンに乗るように 左の手と腕を ドアのノブを回転させるように (右図参照) 動かすことを試して見よう。図は ベン・ホーガン の モダン ゴルフ からの引用だが、バックスイングの時に (右利きの場合) 左手の甲が少し上を向くように ゆっくり 腕を ローテートさせる (その動きをプロネート、または、プロネーションと言う) と同時に 金槌で軽く釘を打つような手首の動き (コック) を入れることによって、クラブと腕が望ましいスイング・プレーンの上に乗るように腕とクラブを動かすこともポイントである。腕を大きく振り上げなくとも その動きを行うことは出来るはずである。ただし、小さな腕の振りで (遠くにボールを飛ばすという前提の時に) その動きを正しく行おうとすれば 窮屈になってくることは否めないはずで、それが何とかできる最小の腕の振り幅が 自分にとっての 最も コンパクトな腕の振りと言うことになるだろう。

力強いボールを打つために最も必要なことは大きな腕の振りではなく、手首を正しい方向にタイミング良くコックさせ、腕とクラブを 望ましいスイング・プレーンに乗せて ボディーターンの力と腕の力を ディスコネクトさせないことである。大きな筋肉を使って (手打ちにならぬよう) 大きくクラブを振るとは そう言うことだ。腕を必ずしも大きく振る必要のないことについて もう一度 良く考えて どうしたらヘッド・スピードを上げられるのか、そして、ジャストミートして 芯でボールを ヒットすることが出来るのかという観点から、もう一度 頭を整理し ジックリ研究して欲しいものだ。平均的な体格と体力のある女性なら、200ヤード以上の飛距離はきっと達成できるはずだ。