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テーラーメイド R シリーズ ドライバー

r 5ドライバーは、ウェッジなどとは異なり、各メーカーが毎年新しいモデルを投入してくる。そうした状況下、新しい技術と革新的なアイデアのドライバーを 積極的に開発、投入して、業界のリーダー的な存在感を示してきたのがテーラーメイドであるが、その中でも この10年間に R5、R7、R9 といったモデルが出た R シリーズは テーラーメイドの顔 とも言える製品だ。

R シリーズの最初のモデルとして発売された R5 では、重心角の異なるヘッドのドライバーを作り、併せて、シャフトの選択肢を増やすことで、カスタム・メイド的なスペックのクラブが選べるというニュアンスが 強く打ち出された。ドロー・バイアスなどという言葉は この時生まれたと言っても良いだろう。 クラブの重心と重心角

r 7R5 がなくなった訳ではないが、その後継モデルというイメージで 2004年には R7 シリーズ 最初のモデル R7 QUAD が発売された。R7 は R5 のコンセプトを 進化させて、可変式ウエイト・カートリッジという 当時としては 極めて革新的なアイデアを盛り込んだドライバーであった。クラブヘッドの4箇所に ねじ式の取り外し自由なウエイト(錘)を配して、重心位置と重心角を自由に変えることが出来る アジャスタブルなクラブの誕生であった。2008年の R7 Limited Edition では 顔を 多少 三角形に近い形にして、ねじの数を 4 から 3 に減らすという マイナーチェンジを行った。

r 9そして、2009年に発売された R9 では アジャスタブルというコンセプトを さらに進化させて、シャフトの取り外し(ディタッチャブル)が出来て、ロフト、フェース角、ライ角といったスペックを変えて、弾道をコントロールできる機能、即ち、フライト・コントロール機能を盛り込んだデザインのクラブを開発した訳である。テイラーメイドでは、この新しい機能で クラブのスペックは 思い通りにコントロール出来ると説明しており(実際には 8通りの組み合わせ)トータル・チューニング が出来る唯一のドライバーというのが 売りである。 ロフトとフェース角

しかし、重心、ロフト、フェース角などがアジャスタブルでも、シャフトの特性(硬さ、重さ、キック・ポイントなど)、そして、クラブ全体の重量、スイング・ウェートといったスペックが アジャスタブルでなければ、チューニング出来る範囲が 限られてしまうのは否めない。ヘッドとシャフトがディタッチャブルだから、シャフトを 2-3種類持つことが出来れば、その自由度は 非常に大きくなるが、それはそれで、極めてコストのかかるアプローチになり、一般のアマチュア・ゴルファーでは なかなか出来るものではない。 シャフト クラブの重量

ディタッチャブルなシャフトのドライバーは、キャロウェイなどでも販売し始めており、テイラーメイド独自の技術と言う訳ではないが、ディタッチャブルで再利用可能ということであれば、高価なシャフトへの投資も(一眼レフ・カメラのボディーとレンズのような関係で)し易くなるという側面があるとは 言えそうだ。 ゴルフクラブの選び方

一方、R9 が 最新モデルとして売られ始めたことで、R5 は勿論のこと、R7 のようなドライバーのデザインも 少し陳腐化した観がある。必ずしも、そうとは言えない面もあろうが、R7 のバーゲン・セール的なものが、良く見受けられるようになったことは、間違いない。R7 に魅力を感じていた人にとっては、自分の好きなドライバーが、バーゲン・プライスで購入できるようになった訳だから、ある意味、幸いなことでもあるが R7 と R9 の どちらを買うべきか 悩んでしまう人も 少なくないだろう。

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