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2008年 6月 12日 - 16日まで カリフォルニア州、サンディエゴにある トーリー・パインズ (Torrey Pines) G. C. の南コースで 第 108回 全米オープン (U.S. Open) 開催された。全米オープンは 世界四大ゴルフトーナメント、所謂、メージャー大会の中でもコース設定が 最も厳しいトーナメントとして知られている。因みに、08年の優勝スコアは -1 であったが、06、07年大会の優勝スコアは 共に +5 というハイスコアである。
コース設定は、通常、フェアウェー横のファーストカット
(インターミーディエット・ラフとも言う) の芝が 1.5 インチ。(1インチは 約 2.5センチ) その外 10-12フィート (約
4ヤード) が プライマリー・ラフになり その深さが 3-4インチ、さらに その外が セコンダリー・ラフで 6インチという設定。加えて、グリーン周りのラフは セコンダリー・ラフと同じ 6インチという深さだから、早くて硬いグリーンに深いラフということで ショットの正確性が 極めて重要になるトーナメントだ。(右のラフの写真は 2006年の全米オープンより) 全米オープンコースの難易度
一方、2008年の全米オープンは 南カリフォルニアのコースと言うことで、前述のコース設定とは 少し異なり、ラフは ライとキクユの混合で、その深さは プライマリー・ラフが 2.5インチ、セコンダリー・ラフで 3.5インチと言う設定である。グリーンは ポアナ (Poa Annua) でややスムースさを欠くにも係わらず スピードは 速くなるから、短いパットを外すことも多くなった。
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Hole |
Yard |
Par |
1 |
448 |
4 |
2 |
389 |
4 |
3 |
195 |
3 |
4 |
488 |
4 |
5 |
453 |
4 |
6 |
515 |
4 |
7 |
461 |
4 |
8 |
177 |
3 |
9 |
612 |
5 |
Out |
3,738 |
35 |
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Hole |
Yard |
Par |
10 |
414 |
4 |
11 |
221 |
3 |
12 |
504 |
4 |
13 |
614 |
5 |
14 |
435 |
4 |
15 |
478 |
4 |
16 |
225 |
3 |
17 |
441 |
4 |
18 |
573 |
5 |
In |
3,905 |
36 |
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Torrey Pines G. C. (2008 U.S. Open Setting) |
さらに、パー 71 で 7,643ヤードは 全米史上最長のコースとなっているから、オーバーオールのコースの難易度は、やはり、全米オープンに相応しいものと言えるだろう。 2008年全米オープン結果
全米オープン出場資格
全米オープン本戦への出場資格は、ツアープロの場合、賞金獲得額や世界ランキングなど、USGA が定めた項目のパフォーマンス (例えば、メージャー優勝経験やライダーカップ、プレジデントカップなど大きな国際競技への出場経験など) をベースに その基準を満たしているものに出場資格が与えられる。
一方、アマチュアのトーナメントで完全なシード権が獲得できる大会は、USGA が主催している全米アマだけである。また、以上の出場資格を有しない選手のために、規定の公式ハンディキャップの条件を満たせば (07/08年は
USGA HC Index 1.4 以下) 誰でも参加できる予選が行われるから、文字通りの オープン選手権大会であるが、近年は 7000 - 8000人のゴルファーがこの一次予選
(Local Qualifying) に参加している。
一次予選を通過した人と一次予選を通過する必要のない資格 (Local Exemption と言う) を持ったツアープロやトップアマの選手などが
さらに Sectional Qualifying と呼ばれる二次予選を戦い
その上位数名が本戦への参加資格を獲得する仕組みである。
例えば、二次予選に出場出来る資格 Local Exemption は、過去の全米アマに優勝した全ての選手が (アマチュアである限り) 有する。さらに、前年度の全米アマの準々決勝出場選手にも与えられる。また、全英アマ、全米ミッドアマ、全米アマパブリックリンクス、全米ジュニアアマの過去 3年間の優勝者 (アマチュアに限る) と前年度の全米シニアアマ、全米大学選手権などの優勝者にも二次予選への出場権が与えられる。
二次予選は
米国の 12箇所とヨーロッパ (英国)、日本のそれぞれ 1箇所ずつの 合計 14箇所で行われ、約 750人の選手が この二次予選をプレーをし、最終的に本戦に出場出来る
156人が決定する。因みに、2005年に優勝をしたマイク・キャンベル (Michael Campbell) は、英国で行われた予選に出場し 出場資格を獲得しての参加であった。 US
OPEN 公式サイト
歴史
全米オープンの第一回大会は 1895年 10月 4日に ロードアイランド州のニューポート
G. C. (Newport Golf & Country
Club) で開催されたが、その時の参加者は 僅かに 11名だった。36ホールのストロークプレーを一日で行ったもので、まだ、ガッタ・パルチャのボールを使っていた時代であるが、その優勝者は
ホーレス・ローリンズ (Horace Rawlins) という英国人のプロで
91, 82 のトータル 173 というスコアだった。ローリンズは
優勝賞金として 150ドルと金製のメダルを獲得した。その時の賞金総額は
335ドルであったが 現在の賞金総額 700万ドル、優勝賞金 140万ドルという規模とは 比べ物にならないものであった訳だ。
初期の全米オープン優勝者は すべて英国人や英国から米国に移民した人達であったことからも分かるように、全米オープンが始まった当時の米国のゴルフのレベルは英国に見劣りするものであった。初めて 米国生まれの米国人が優勝したのは 第一回大会が開かれた年から 16年後の 1911年だったが、その年に優勝したジョン・マクダーモット (John J. McDermott) は 翌年 1912年の大会にも優勝している。
その後、米国でのゴルフ人口は急増し、そのレベルは 急速に 英国のそれに近づいた。その象徴とも言える米国生まれの偉大なゴルファーが ボビー・ジョーンズで、彼は 1923、1926、1929、1930年の全米オープンに優勝しているばかりか、1926、1927、1930年の全英オープンにも優勝した。しかも、彼は 生涯 アマチュア・プレーヤーとして競技に参加し、全米アマ、全英アマのタイトルも獲得し、当時のグランドスラムを達成した唯一のゴルファーであった。
全米オープンの最多優勝記録は 4回で、ボビー・ジョーンズの他にも 3人 (Willie Anderson, Ben Hogan, Jack Nicklaus) が それを達成している。他に 比較的近年の大会で複数回 (それぞれ 2回) 優勝しているプレーヤーには、タイガー・ウッズ、アーニー・エルス、ルティーフ・グーセン、リー・ジャンセン、カーティス・ストレインジ、ヘール・アーウィン、リー・トレビノ、そして、若くして飛行機事故で亡くなったペイン・スチュアートなどが居る。 メージャー優勝者記録とグランドスラムの記録
全米オープンを制したアマチュアプレーヤーは 過去に 計 5人居るが、最後にアマチュアが優勝したのは 1933年のことで (John Goodman という選手) 75年間、アマチュアの優勝者は出ていない。ボビー・ジョーンズの他で 良く知られているアマチュア優勝者の中には、近年映画にもなった The greatest game ever played (邦題・グレイテスト・ゲーム) で紹介されているフランシス・オウィメット (Francis Ouimet - 1913年大会で 当時 20歳) なども居る。 ボストン郊外の The Country Club で開催された第 19回大会で、彼は 無名の地元プレーヤーとして 当時飛ぶ鳥を落とす勢いだった 英国のハリー・バードンをプレーオフの末破って優勝した。 映画 (DVD) に興味のある方は、こちら。
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