ホームページ > プレジデンツ・カップのお話
他の豆辞典 | 名言集 (英語版) | サイトマップ
ゴルフ豆辞典
 
コンテンツ目次
 
 
 
 
プレジデンツ・カップのお話
 
プレジデンツ・カップゴルフのメッカであるアメリカ と ヨーロッパの間で 二年に一度行われる男子団体戦が ライダー・カップ (Ryder Cup) であるが、ライダー・カップの行われない年に ヨーロッパ以外の国の選手から成るチーム (インターナショナル・チームと呼ばれる) とアメリカのそれぞれ 12名の選手からなるチームで行われる対抗戦が プレジデンツ・カップ (Presidents Cup) である。 歴史的に インターナショナル・チームは オーストラリア、南アフリカに強い選手が多く、その二国が中心になっていたが、2011年大会はアジアから韓国選手 3名と日本の石川遼選手の計 4名が参戦し 当に インターナショナル・チームの名に相応しい国際色豊かなメンバー構成になり 以下のスケジュールで 四日間に亘って競技が行われる。 オフィシャル・サイト

11/16 (水)
11/17 (木)
11/18 (金)
11/19 (土)
11/20 (日)
開会式
Foursome (6)
Fourball (6)
Foursome (5)
Fourball (5)
Individual (12)

より歴史が長いライダー・カップに比べると 多少 盛り上がりを 欠く観があったプレジデンツ・カップだが、近年は 両者の力が均衡してきたため、アメリカでも ライダー・カップに近いメディアの注目を獲得しつつある。ただし、過去の戦績は アメリカの 6勝 1敗 1分で 1998年の大会以降 インターナショナル・チームは勝っていない。

現在は ライダー・カップが偶数年で プレジデンツ・カップが奇数年に行われるが、それは 2001年のライダー・カップが 9/11の同時テロのために キャンセルされたことで、奇数、偶数の開催年度が それ以降は 逆転したという経緯があるからだ。各チームとも 直近年度の戦績をベースにしたポイント制度で 10人の選手を選出するが、チームのキャプテンが 2名の選手を ポイント制度とは関係なく選出する (キャプテンズ・ピック) システムになっている。インターナショナル・チーム・キャプテンのグレッグ・ノーマン は 2009年のキャプテンズ・ピックで 石川遼選手とアダム・スコット選手を チームに加えたが、2011年の大会では ロバート・アレンビー とアーロン・バデリー (共に 開催国であるオーストラリアの選手) を加えた。一方、アメリカのキャプテンは フレッド・カプルスは、タイガー・ウッズとビル・ハースを キャプテンズ・ピックにした。

アメリカ チーム
キャプテン: Fred Couples
2009
2011
1. Tiger Woods 1. Matt Kuchar
2. Phil Mickelson 2. Steve Stricker
3. Steve Stricker 3. Dustin Johnson
4. Kenny Perry 4. Webb Simpson
5. Zack Johnson 5. Nick Watney
6. Stewart Cink 6. Phil Mickelson
7. Sean O'Hair 7. Bubba Watson
8. Jim Furyk 8. David Toms
9. Anthony Kim 9. Hunter Mahan
10. Justin Leonard 10. Jim Furyk
11. Lucas Glover 11. Bill Haas
12. Hunter Mahan 12. Tiger Woods
 
インターナショナル チーム
キャプテン: Greg Norman
2009
2011
1. Geoff Ogilvy 1. Jason Day
2. Vijay Singh 2. Adam Scott
3. Camilo Villegas 3. Charl Schwartzel
4. Retief Goosen 4. K.J. Choi
5. Ernie Els 5. Kyung-tae Kim
6. Angel Cabrera 6. Retief Goosen
7. Mike Weir 7. Geoff Ogilvy
8. Robert Allenby 8. Ernie Els
9. Y. E. Yang 9. Y.E. Yang
10. Tim Clark 10. 石川遼
11. Adam Scott 11. Robert Allenby
12. 石川遼 12. Aaron Baddeley

ゲーム形式は ライダー・カップと似ているが 異なる点が幾つかある。12名の選手から成るチームによる四日間 (ライダーカップは三日間) の戦いで、初日はフォーサムの 6試合、二日目はフォーボールの 6試合、そして、三日目はそれぞれのチームから 午前と午後に それぞれ 10人 (5チーム) の選手が フォーサムの 5試合、フォーボールの 5試合の 10試合を行い、三日間で 22試合を行なう (ライダーカップは 16試合)。そして、最終日に 12人全ての選手による個人戦のマッチプレーを行うゲーム形式である。

フォーサムズ・マッチは、二人の選手が交互にボールを打ってプレーを行なう (オルタネート・ショット・フォーマットとも呼ばれる)。フォーボール・マッチは、二人一組のチームのベストボールによるマッチプレーである。それぞれ、18ホールのマッチ・プレーで 勝ったチームが 1ポイントを獲得し、タイの場合は 0.5ポイントを分け合うことになる。三日目は 午前に フォーサム、午後に フォーボールのゲームが行われるが、それぞれのフォーマットのゲームで 2名の選手はベンチで観戦することになる。最終日は 12ゲームの個人戦になるが、その結果、17.5ポイント以上を 取ったチームが勝つというルールである。シングル・マッチは ライダーカップと異なり、タイはなく、エキストラホールを戦うことになっている。(ただし、どちらかのチームが 17.5ポイント以上に達した後は エキストラホールを戦わず、タイで 0.5ポイントを分け合うというルール。)   ゴルフの競技方法

2011年の戦いの場となるのは 名門 ロイヤル・メルボルン・ゴルフクラブ (Royal Melbourne Golf Club) である。同クラブは ウエスト・コース (Alister MacKenzie デザイン) イースト・コース(Alex Russell デザイン) の 36ホールを有するが、そのウエスト・コースの 12ホールとイースト・コースの 6ホールとから成る 18ホール (そうしたスタイルのコースは Composite Course と呼ばれる) で戦いは繰り広げられる。

このコンポジット・コースは全長 7,000 ヤード、パー 71 と世界のトップクラスの選手が競技を行うコースとしては距離が短いが、この大会に備え フェアウェイの芝をランの出にくいものに変更したというようなことも行われたようだ。それにしても、1番、6番、11番、そして、飛ばし屋には 13番ホールも風向きによっては ワン・オン可能な ミドルホールと言うことになるだろう。  
1
2
3
4
5
6
7
8
9
Out
354
521
176
439
148
312
455
476
439
3320
4
5
3
4
3
4
4
4
4
35
10
11
12
13
14
15
16
17
18
In
433
333
440
383
186
569
449
429
458
3680
4
4
4
4
3
5
4
4
4
36
ロイヤル・メルボルン・コンポジット・コース
2011年プレジデンツ・カップの設定

因みに、2009年の戦いの場となった サンフランシスコのパブリック・コース、ハーディング・パーク (Harding Park) GC は全長 7,137 ヤード、パー 71 という リンクス・コース (Willie Watson デザイン) だった。アウトは 3,800ヤードを越す距離だから、距離のあるホールが多いが、フェアウェイは 比較的固かったから それでも グリーンへのショットは ショートアイアンというシーンが多く見られた。  
1
2
3
4
5
6
7
8
9
Out
562
200
475
428
606
429
473
449
183
3805
5
3
4
4
5
4
4
5
4
36
10
11
12
13
14
15
16
17
18
In
467
230
405
336
164
468
393
344
525
3332
4
3
4
4
3
4
4
4
5
35
ハーディング・パーク (Harding Park) GC
2009年プレジデンツ・カップの設定

ハーディング・パークは サンフランシスコ市内にあって(Daly Cityの北) 近年大改造がなされ、プレジデンツ・カップが開かれるような立派なコースになったということだ。プロのトーナメントが開催されるために コースがクローズドになることも時々あるようだが、通常は、$78 - $90 で 誰でもが プレー出来るコースで、所謂、ブルー・カラー好みの 気取りのないゴルフ場ということだ。サンフランシスコに行く機会のある人は、モントレーのぺブル・ビーチ、スパイ・グラス、スパニッシュ・ベイなども良いが、このプレジデンツ・カップが開催されるパブリック・コースでも、プレーして見ると良いだろう。 ハーディング・パーク・ゴルフ・コース

なお、プレジデンツ・カップに選ばれた日本人は 渡辺司選手 (1994年)、尾崎将司選手 (1996年)、尾崎直道選手 (1998年)、丸山茂樹選手 (1998年・2000年)の 4名で、石川遼選手は 歴代 5人目の日本人の代表選手ということになる。丸山選手は 1998年の大会で 5戦全勝という素晴らしい記録で、インターナショナル・チームの MVP (最優秀選手賞) を受賞している。