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ショートサイドに外すな

Introduction
ショートサイドピンが グリーンのセンターではなく 右サイドや左サイドに立っている時に グリーンへのショットをピンのあるサイド(右図のように ピンが左サイドにある場合は 左側のラフやバンカーなど)に外した時 ゴルフ用語では ショットをショートサイドに外した と言う。

ショートサイドに外したくない理由

通常、ショットをショートサイドに外した場合、アプローチショットで グリーンにボールを落とすと カップをオーバーしてしまうので グリーン手前のカラーやラフにボールを落とすか リスクの高いロブショットを打つなどしなければ寄せられない局面になり易い。そんな状況を言い表す英語の慣用句が "not much green to work with"(使えるグリーンが少ない)である。ラフが深く、下りのラインが残る砲台グリーンなどでは 特に デリケートな難しい寄せのショットが残り 寄せワンの可能性は 極めて低くなる。そこで、そうしたピンを狙うショットを考える場合 常に 考慮すべきことは グリーンを外した時に 次のアプローチのショットがどうなるかと言うこと、そして、次に 難しいパットや 3 パットになる可能性の高いグリーンのエリア(通常は 下りのライン)は どこかを考えることになる。

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外しても問題ないショートサイド

外してはいけないショーとサイドは例えば、右図 (1) のように ピンの位置がグリーンの左サイドで 且つ グリーンの高い方(ハイサイド)にある時に ショートサイドに ショットを外せば アプローチのショットは 下りのラインになるばかりか 場合によっては グリーン上で大きく曲がるショットになることもある訳で 上手く寄せられる確率は 極めて 低くなるから 通常 そうしたホールでピンを狙って攻めるのは 賢い選択とは 言えない。しかし、逆に 右図 (2) のように、グリーンの低い方に ピンがあれば ショートサイドに グリーンを外しても 上りの 比較的 寄せ易いアプローチが残るから グリーンエッジから ピンまでの距離が短くとも あまり問題にはならない訳だ。従って、ピンを狙って ショットをショートサイドに外しても 寄せることが出来るし 下りの難しいパットになるよりも むしろ 下からの チップショットの方が良いことさえあるケースである。

攻めるホール、守るホール

つまり、どんなホールでも ショートサイドに外すなと言うことではなく ラフの状態やグリーンの傾斜などを考慮して このホールは ショートサイドに外せるかどうかと言うことを常に意識してプレーして欲しいのだ。特に、傾斜の大きいグリーンのハイサイドに ピンがある時は 周りの状況を良く観察して 最もリスクの少ない選択肢を中心にターゲットを決めるのが鉄則。

ご存知のように、通常、グリーンは 手前が低く 奥が高くなっていることが多く、ピンが奥にある時に ショートサイドや オーバーしてグリーンを外せば 寄せ難いショットになることが多い。つまり、ピンが奥にある時は 要注意。勿論、アップヒルのショットで グリーン手前のフェアウェイの傾斜が急な場合など、必ずしも、手前にピンがある時は ショートサイドに外しても良い という訳ではないが、特に グリーン奥のピンのショートサイドでは(多くの場合、見た目以上に)危険が潜んでいる可能性が高いと言うことだ。

以上、コースマネジメントという観点に立ち ホール・バイ・ホールで 攻めるホール、守るホールを意識してプレーをするのであれば「ショートサイド」と「ハイサイド」という概念を 常に 持って 状況判断をすることで よりクレバーなプレーが出来るようになるだろう。

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