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二通りのバンカー・ショット
バンカー ショットは ボールの下の砂を飛ばし その力を利用してボールを フワッ と 宙に浮かせるように 飛ばすショットで エキスプロージョン・ショット (explosion shot) とも言われる。適度な量の砂を 「パーン」 と 花火のように 飛び散らすのが コツで、バンカーショットの苦手な人は それが上手く できない訳だ。失敗するショットの多くは 砂の中にクラブヘッドを 叩き込んで 砂と一緒にボールを 押し出そうとしているからで、それでは クラブが 砂に深く入り過ぎ 砂が 「ドット」 一塊で動くだけで 砂が エキスプロード (explode) しないから バンカーから脱出できないことにもなる。
砂を 「パーン」 と 花火のように飛び散らすためには クラブのソールを 上手く使う必要がある。つまり、フェースを オープンにして クラブの リーディング エッジではなく、ソールから クラブヘッドが 砂に入るように打つ訳だ。最もオーソドックスで 良く ゴルフの教科書に紹介される バンカーショットの打ち方は 右図 - 1 のように ボールとターゲットを結ぶ線に対して オープン (ほぼ 30°) な スタンスを取り、ボールを左足かかとの内側の延長線上に置いて、フェースを 大きく (ほぼ 45°) 開いて 打つ方法である。その場合、スイングの方向は スタンスの方向で ターゲットの左に向かって 打つ形になるが、フェースが 開いて 右を向いているので 砂は ターゲットの方向に飛ぶことになり、ボールもターゲットの方に飛んでいくことになる。 ボールが砂の上に綺麗に乗っているライでは、最も 成功率の高いスタイルのバンカーショットだと言える。
しかし、クラブフェースを 右図 - 2 のように あまり大きく開かなくとも 砂のアクションを上手く使った ショット を打つことは出来る。ほぼ スクウェアなスタンスの構えから クラブを 僅かに (5° - 10°) 開いて 打つことになるが、それでも、ボールを高く上げる必要がなければ 上手く バンカーショットを打つことは出来る。ただし、ボールは 右図 - 2 のように 左足かかとの内側より 少しセンター寄りに置いた方が良いだろう。そして、気を付けないと クラブが砂に深く入り過ぎて 砂が 「ドット」 一塊で動く (悪い見本のような) ショットになってしまうので クラブヘッドが (打ち込むのではなく) ボールの下をスライドするように クラブヘッドを 上手く 走らせることがポイントだ。
スクウェア・スタイルの打ち方は ボールが少し砂に沈み気味な場合や砂が湿っていたり、硬めな場合に 有効な打ち方であるから、この二通りのスタイルを マスターして欲しいものである。そして、砂のコンディションやライの状態に応じて、この二通りのバンカーショットを使い分けることが、サンド・セーブのパーセントを上げるコツだとも言えるのだ。
また、スタンスとクラブフェースの開き具合は 前述 二通りの打ち方の中間的なものでも良い訳で、オーソドックスなオープンスタイルの打ち方では、フェースが開き過ぎている感じで 打ちにくいと思う人は、自分にとって最も打ちやすいスタイルが何かを考えて見ると良いだろう。原則、ライが良い場合に 最も確率の高いショットは、砂を 「パーン」 と 花火のように 飛び散らす打ち方だと言われているが、砂の飛ばし方については色々な方法が応用可能であることも覚えておこう。
なお、最初に エキスプロージョン・ショットを練習する時は ボールを置かずに 砂だけを 「パーン」 と 花火のように 飛ばす練習だけを すると良いだろう。砂を上手く飛ばす感触がつかめたら、ボールのどの位後ろに (通常は 5 - 10センチ) クラブを落とし、どの位の量の砂を取れば良いのか、加えて、スイングのスピードはどの位が良いのか といったことをチェックしながら、飛距離、ボールの軌道、スピンなどが どのような結果になるかを チェックしながら、リピータブルな打ち方が身に付くまで練習しよう。この時、バックスイングは コンパクトに、そして、フィニッシュは 高めに取るように心掛けることが オススメだ。
加えて、バンカーショットは 何時も サンドウェッジで打つショットという訳ではなく、打ちたい飛距離に応じて ロフトの立っているピッチング・ウェッジや 9番アイアンなどを使っても良い訳で、そうしたクラブを使った練習もしておくと良いだろう。バンカーショットの距離の調整でも、打ち方をあまり変えずに、クラブを変えることによって行うという方法が有効だとされている。
最後に、砂が十分にないとか、雨で湿っているなどの理由で 非常に硬くなっているバンカーでは、エキスプロージョン・ショットを試みても、クラブが跳ね返されて上手く機能しないことになるから、そうした危険性が高い場合には、バンカーの中でも ボールを クリーンに ピッチショットで 打つことが 得策の場合もある。何が 何でも バンカーからは エキスプロージョン・ショットで脱出しなければならない ということではない ことも 覚えておこう。
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