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スピンロフトの最適化で飛ばせ

Introduction

ボールドライバーの飛距離を最大にするには 10° 〜 14° のボール打ち出し角で バックスピンを 2,200 〜 2,600 RPM に抑えるのが(キャロウェイによれば)望ましいそうだ。理想のスピン量のショットを打つには 自分のスイングに合ったスペックのクラブを使用すれば良いとも言われるが どんなクラブを使っても 本来 スピンロフトが適正な値にならなければ 良い結果は期待できない。

スピンロフトとは

Spin Loft打ち出されるボールのバックスピン量は スピンロフトとヘッドスピードによってほぼ決まる訳だが スピンロフトは 右図に示したように ダイナミックロフトとアタックアングルによって決まる 所謂 ゴルフスイングと弾道分析に係わる指標である。ご存知のように、バックスピン量は 適正値以下でも 以上でも 飛距離を最大にすることは出来ない。図は ダイナミックロフト = 15°、アタックアングル = -5° で スピンロフトが 20° という状況を示しているが、このダイナミックロフトでアタックアングルを +1° ~ +2° くらいに出来れば スピンロフトは 13° ~ 14° になり 飛距離をマックスにできる条件に近づく訳だ 。アタックアングルがネガティブ (-) サイドにある時は そのスイングがダウンブローであることを意味するが、アタックアングルは クラブヘッドが どれだけダウンブロー or アッパーブローに振られているかを示す指標である。一方、ダイナミックロフトは クラブのロフトが スイングのインパクト時に どれくらい上を向いているかを示す指標で インパクト時に シャフトがどのように傾斜しているかで 概ね決まるものだ。ハンドファーストの形でボールを打てば ダイナミックロフトは クラブのロフトより小さくなるし その逆なら ダイナミックロフトは大きくなる。

スピンロフトの最適化

芝の上にあるボールを打つアイアンショットでは ボールを遠くに飛ばすことが優先課題ではないことからも ある程度ダウンブローにスイングすることが望まれる訳だが ボールを遠くに飛ばしたいドライバーショットでは ダウンブローのスイングではなく 若干 アッパーブローにスイングすることが望まれる。ある意味、そうしたスイングをすることで初めて 飛距離を最大限に伸ばすことの出来る最適なボールの打ち出し角とバックスピンのコンビネーションを実現することが出来るのである。

ドライバーショットアイアンもドライバーも同じスイングで良いと考える人も居るだろうが 以上のような現実に鑑みれば ドライバーショットの飛距離を最大限に伸ばしたいのであれば 両者の打ち方は 若干 変える必要がある。つまり、ドライバーショットでは そのダウンスイングをアイアンショットよりシャロ―にし インパクト時のクラブヘッドの軌道(クラブ・パス)を 若干 インサイド・アウトにしなければ 理想のスピンロフトを実現するためのアタックアングル(ダイナミックロフトによって その数値は異なってくるが)は得られないだろう。同時に、ダイナミックロフトを大きくし過ぎないためには レートヒットする必要もあり その両方が好ましい組み合わせになって初めて理想のスピンロフトが得られると言う理屈である。

クラブ・パスただし、シャローなスイングプレーンでインサイド・アウトのクラブ・パスになるようにスイングをするとクラブフェースがオープンにる可能性が高く 右にプッシュアウトする可能性が高いから その点は注意を要する。フェースの向き 即ち フェース角 (FA) は 右図のように ターゲットラインに対して クラブ・パス (CP) が +4° であれば 2° オープン、クラブ・パスに対しては 2° クローズド位になるよう工夫する必要があろう。

理想のスイングを求めて

最近のトップツアープロは スイングの改善や調整を以上のようなデータに基づいて 行っているケースが多いが、以下の動画は トップツアープロが理想のゴルフスイングに近付けるためにドリルを行っている様子である。英語の動画だが まず それを見て欲しい。

動画の解説

右(スマホでは下)は ドリル後に選手のスイングがアタックアングルとクラブ・パスと言うデータの観点から どのように変化したかを示したものである。アタックアングルは -0.4 から 2.0、そして、クラブ・パスは -1.5 から 1.1 へと改善されている。つまり、若干 ダウンブローだったスイングは 2.4° ポジティブサイドに移行し 少しアッパーブローなスイングになり、同時に クラブ・パスも 2.6° インサイド・アウト側に修正され 1.1° アウトサイドインの軌道になった訳だ。この動画では 結果 スピンロフトが どのように変化したかは説明されていないが 当然 少なくなっているものと予想される。選手の弾道は 右の白いラインのようなものから 黄色いラインの弾道のようになっており、高弾道、低スピンの理想に近い弾道になった。勿論、これによって 飛距離は伸びた。ツアープロのような選手では 1° とか 2° といった僅かな変更であるが アマチュアゴルファーの場合は こうしたデータの改善の余地は大きいから 工夫次第で飛距離が大幅に伸びる可能性もある。貴方もスピンロフトという観点から見たスイング改善にチャレンジしてみては 如何だろうか。
データ比較
弾道
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