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クラブの芯でボールを捕らえろ

Introduction

スウィート・スポットボールをクラブフェースの芯で捕らえて打つことは アイアンショットであれば 意図した弾道の球を狙った距離 飛ばすために、また、ドライバーショットであれば 飛距離を伸ばすために重要なことである。高い確率でアイアンショットが芯を食うようになれば ゴルフのレベルは 一気に高くなるはずだ。一度、練習場で 自分のショットの芯で球を捕らえている確率をチェックして欲しい。10球中、8球以上が 芯 または ほぼ 芯でボールを捕らえられていれば 概ね 合格だが、芯であまり捕らえることが出来ていないとすれば まず その点に着目してフォームや打ち方の改善に努めるべきだ。

芯でボールを捕らえる

クラブの芯でボールを捕らえると言うことは 芯でボールを打つだけでなく クラブフェースを好ましい角度とタイミングで ボールにコンタクトさせることでもある。詳細は 順を追って説明するが そのスイングプレーンや クラブをリリースするタイミングについても 工夫が必要になる。

いずれにしても、クラブフェースの芯 即ち スウィートスポットでボールを捕らえるために まず 最初に注目すべき点は 1) スイング軸を安定させる(特に 左右に動かない)こと、2) 前傾姿勢を崩さない(特に ダウンスイングで 必要以上に 伸び上がらない)こと、そして、3) 左右の腕をバランス良く スムースに振ることなどが ポイントだが ボールを遠くに飛ばそうという意識が働いたりすることで これらの動作が上手く出来なくなり、その結果 クラブの芯を食うショットの確率が低くなる。酷い場合は トップやダフりのミスが多発する というパターンになる。

また、クラブフェースを 好ましい角度とタイミングで ボールにコンタクトさせるには 右図のように 若干 インサイド アウトの スイングプレーンで レートヒット (late hit) を心掛けることである。レートヒットとは クラブヘッドの加速を A - B のようなタイミングで行うのではなく C - D のようにすべく 工夫をすることである。これが出来れば ボールを捕まえる、即ち、シャロ―な アタックアングルで 加速モードのスイングという形でボールを打つことが出来るだろう。アウトサイド インのスイング軌道であったり クラブをリリースするタイミングが悪ければ ボールを擦る様な打ち方になり 捕まった感のないショットになるだろう。

スイング軸の安定

まず、スイング軸を安定させるためには バックスイングでの重心移動と下半身の無駄な動きを最小限に抑えて バランスを崩さないよう 重心を回転軸の上に置いて ターンすることがポイントである。一見、それでは ボールを遠くに飛ばすことが出来ないと感じる人も居るだろうが ヘッドスピードのアップは 重心の左右への移動によって行うものではないということを まずは 理解して欲しい。重心が左右に動いて 回転軸が安定しないようでは バランスを保って 体(肩)と 腕を力強く回転させることは 難しくなる。スイングの途中で バランスが崩れれば ボールを芯で捕らえて打つことが出来なくなるのは むしろ 当然の結果である。

通常、下半身の動きを最小限に抑えると 腰の回転も少なめになるが その形からスイングスピードを上げるためには バックスイングの時に 肩を確り回すこと 所謂 捻転が必要になる。そして、肩と腕が背骨に対して直角に プロペラの羽のように回転出来るようにすることだ。(» 参考)そして、左右対称に 肩を回すこと 即ち 右利きの場合 左肩を回転させることばかりに気が行くことになるが 右肩も回わすことで 効率良く 体を回転させることができる ということにも着目して欲しい。

正しい体重移動の概念

ゴルフスイングの回転軸のイメージ一方、バックスイングで重心移動をミニマムにしつつも ダウンスイングでは 右脚を蹴るようにして 力強く体を回転させることの出来る体勢を作る必要がある訳だから バックスイングでは ある程度 体重を右脚に乗せること つまり 体重移動を行う必要がある。そこで、重心が右に移動しないように 右脚に体重を乗せる為には (a) 右ひざと (b) 左の腰骨の位置が右に流れないようにすることがポイントだ。そして、ダウンスイングでも 重心の位置を動かさないよう イラストの 1 - 2 のように 頭の位置を残すような形 - 俗に言う 左の壁を作る または ステイ ビハインド ザ ボールのイメージでボールを打つことである。そこから フィニッシュにかけて 体重をターゲット 即ち 左脚の方に 移動させながら 肩を回転させるのが 正しいスイングのメカニズムである。この時に 体重移動が 上手く出来ないと 明治の大砲スタイルになり兼ねないから その点も 要注意だ。

また、体重移動のタイミングに合わせて 1 ~ 2 で 肩は 回転軸(上図の赤線)を中心に 大きく回転することになるが 重心移動をミニマムにして 回転軸を動かさないように 腰、肩の順にタイミング良く回転させることがポイントで そのタイミングが悪ければ バランスを崩し ボールを芯で捕らえることは 難しくなる。上図の 1 ~ 2 は 1/10秒位の瞬間で 肩は ほぼ 90°回転することになるから 少しのタイミングやバランスの崩れで スイング軌道は ブレる結果となり ボールを芯で捕らえることは 出来なくなるだろう。間違い易い点は 右脚から左脚に体重移動をする時に 重心と スイングの回転軸も 右から左に大きく移動させてしまうことである。

左右の腕の振り方

次に 腕の振り方という理解し難い動作について 見識を深めて行こう。多くの人は ボールを 叩こう という意識が強く 利き腕 即ち 右利きの場合は 右腕主体のスイングになる傾向が強いが そうなると 様々な 障害を生む可能性が高まる。そこで ここでは 左右の腕を どのように振って グリップを何処へ どんな形で上げて行くべきかと言うことについて 考察しよう。

腕の振り方図 - 1 は トップでの好ましいグリップの位置 (Y) と そうでない グリップの位置 (N) を示したものだが 左腕は 多くの人が考えている以上に 体から離れる方向に振られなければ 腕と クラブは 好ましいスイング プレーンには 乗らない。図 - 1 のイラストは 肩が 確り 90°以上回転しているから 肩のラインと 左腕が成す角度は 真上から見た時 90°以上になっている。ある意味、左腕を体から離れる方向に引いているから 肩を 確り回せると言う考え方も出来る。

正しい トップでのグリップの位置 (Y) に 腕が 振られれば そこからは 左腕を重力に任せて 振り子のように 下に降ろしてやれば 体が回転する力を無理なく 効率良く 利用することが出来るが グリップの位置が (N) のような所にあれば それは 難しくなる。Y と N それぞれの位置から 体を回転させると同時に 腕を振り下ろすことを想像して欲しい。ボールを飛ばしたい方向に 腕を振れるのが どちらかは 一目瞭然であろう。このように 無理なく 腕が振れるか 振れないかは スイング軌道の安定性に多大な影響を与えることは 想像に難くないと思うが 腕を スムースに降ろすだけで ボールを確り打つことが出来ないと感じれば インパクトの瞬間 もしくは その直前に 本能的に 小手先で調整しようとするのが普通で そうなれば スイングの安定性は どうしても 低くなる。

望ましい腕の形最後になったが、腕の振り方に関しては トップでのグリップの位置 (Y) に加えて もう一点 注意すべき点がある。それは 図 - 2 にも示した トップでの クラブヘッドの位置 (H) である。クラブヘッドがスムースに 好ましいスイングプレーン上を動くようにするためには 図 - 3 のように トップで 右肘が地面を指し 左手の甲が空の方を指すように ある意味 左腕のローテーションを促すようにし 左右の腕を バランス良く動かして 図 - 2 の (C) 所謂 クロスの位置に クラブヘッドが行かないよう 工夫することも有益だと言えよう。その効用が どれだけのものかは 諸説あろうが 肩が回転するパワーを効率良く利用し 安定した体の回転とスムースでタメを作れる 腕の振りを促す効果があることは 間違いない。上級者は そうした点にも 配慮して 研究してみると良いだろう。以上、バランス良く スムースに クラブを振って クラブの芯でボールを捕らえるショットが打てる確率を高くするために役立てて欲しい情報でした。

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