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グリップ (ゴルフクラブ選びの知識)
 
 
近年、色々なグリップが出回っている。グリップの材質、重さ、太さ、そして、装着の仕方などがプレーに与える影響は 一般のゴルファーが 想像している以上に 大きなものだ。ここでは、グリップを選ぶ上で知っておきたい知識、そして、装着の時に考慮すべきことなどについて説明しよう。

グリップの素材とデザイン

昔、使われた皮のグリップは 最近ではほとんど見られなくなったが、ゴム以外の材質が かなり増えてきた。新しい素材の中でも EPDM (Ethylene-Propylene-Diene-Monomer) を始めとする各種コンパウンド素材のグリップが良く使われるようになっているが、ゴムに比べて 柔らかでしっとりとした感触のグリップを好む人には最適な素材である。ウィン (WINN) のグリップなどは そうした新しい素材 (Elastom ETM) の特徴を 強調したデザインで 今までのグリップにはなかった 新しい感触の革新的なグリップである。一方、ゴムのグリップには、天然ゴムと合成ゴムのものがあるが、加えて、それにコードが入っているもの (フルかハーフ) とそうでないものとがある。一般的に コードの入ったものは 重量が多少重くなる傾向があり、少しざらざらした表面の感触が特徴である。また、最近では コード以外の素材 (例えば プラスチックのバーのようなものなど) を使用した斬新なデザインのもの (例えば、ラムキン・デュアル デンシィティー・トーション コントロール) も出回っている。
 


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ゴルフプライド・ツアーベルベット
(ベスト セラー)

ゴルフプライド・ニューディケイド・マルチコンパウンド

ラムキン・デュアル デンシィティー・トーション コントロール

ウィン・G8 (V17-AVS)

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グリップの重量

素材以外のスペックで重要なものに グリップの重量がある。重量は 極端に軽いもので 20グラムくらいのものから、重いものでは 80グラム近いものまであるが、市販されているグリップのほとんどは 40-60グラムの範囲のものである。

グリップの重量は クラブのバランス (スイングウェート) に大きな影響を及ぼすものだから十分注意を払う必要がある。例えば、50グラムのグリップから 40グラムのグリップに変えると 全体の重量は軽くなるが、相対的にクラブヘッド側が重くなるから スイングウェートは 2 - 3ポイント重くなる。つまり、そうしたことに注意を払わずに グリップを交換すると クラブを振った時の感触が大きく異なるクラブになってしまう可能性もある。また、品質管理面から見た重量のバラツキは メーカーによって多少異なるが プラス・マイナス 3 グラム程度だから、重めのグリップと軽めのグリップでは 同じグリップでも 5g 以上の差が出てくることもあり そうしたスペックまできっちり管理する場合は それなりの配慮が必要になる訳だ。

グリップのサイズ

また、グリップのサイズは M58、M60、L60 などと表記されるが M/L は メンズ/レディースの意味で 数字はグリップの内径 (コア) の直径 (インチ) を示すものである。(56, 58, 60, 62 といったサイズがあり 58 と 60 が最も一般的) M58 のグリップは シャフトのバットの直径が 0.58 インチのシャフト用のグリップだが 伸びるから 0.60 インチのシャフトに付けることも可能で、その結果 同じシャフトであれば 装着時のグリップの太さは M58 の方が太くなるという現象が起きる。ただし、0.58 インチのシャフトに M58 のグリップを付けた場合と 0.60 インチのシャフトに M60 のグリップを付けた場合は、テープの巻き方などが同じであれば、同じ太さのグリップに仕上がるという考え方になる。

一方、太いグリップは オーバーサイズ、細いグリップは アンダーサイズということで売られているから (日本ではあまり馴染みがないが、米国などでは一般的) その考え方を良く理解しておくと良いだろう。オーバーサイズのグリップは 1/64 インチ単位で太くなり 1/8 インチ オーバーサイズのグリップまで売られている。グリップの太さは グリップエンド (キャップ) から 2 インチのところで計った太さで、標準のものが 0.900インチ、1/8 インチ オーバーサイズであれば 1.025 インチという太さになる。なお、レディースのグリップは メンズより 3/64 インチ細く作られている。つまり、レディースの標準グリップは 3/64 インチ アンダーサイズのメンズグリップと同じ太さになると言うことだ。(注) 細いグリップは 重量が軽く、太いグリップは 逆に 重くなるのが一般的だから その点を考慮する必要がある。

装着に関する知識

さらに、グリップを装着する時は 下に両面テープを巻くが そのテープの量で太さを調整することが出来る。巻き方には縦巻きと螺旋巻きの二通りがあるが どちらの場合も 1巻きでほぼ 1/32インチ太くなる。また、好みに応じてこのテープの巻き方を代えて、グリップの中央部分を少し太めにするとか、グリップエンドを太めにするなどの調整も可能になる。テープ自体の重さは 1巻きで 2グラム程度の重さになるので、その点もスイング・ウェートの調整で計算に入れておくと良いだろう。

通常、手の大きい人には 太めのグリップが向いている訳だが、必要以上に太いグリップは クラブヘッドが返り難くなる傾向があるので あまりオススメできない。最近では、フリーグリップと称して、野球のバットのように先のほうに向かって太くなるゴルフクラブ用のグリップも売られているが、特徴は スライス防止、クラブヘッドが返り易いということである。

グリップは 通常 円筒状で先に行くに従って細くなるが、縦に線のようなものが入ったものか、それがないものの何れかになる。その縦の線のことをバックライン、または、リマインダー (reminder) と呼び、それをスクウェアーに装着するのが一般的だが、プロの中には、意図的にそれを数度 (例えば、10度) ねじって装着し グリップする時の目安に使っている人もいる。装着を ひどいお店に任せると スクエアーに装着できていないものがあったり、きちっと奥までグリップを差し込まないで装着されたりすることもあるので、出来れば、信頼の出来るクラフトマンの居るお店にお願いした方が良いだろう。

その他関連知識

一方、パター用のグリップは 普通のクラブのグリップ以上に、形状、重量、太さ、長さなどにバラエティーがあるが、最近では中尺グリップや長尺パター用のスプリット・グリップなどの変則的なグリップも一般的に使われるようになっている。

グリップは 1本売りか、10本売りというのが一般的で、安いものは 1本 300円くらいからあり、800円くらいのものまでが 一般的に良く使われている。ゴルフショップのクラフトマンに装着してもらう場合は、これに工賃が付くが (自分で装着する場合でも テープや溶剤などの材料費がかかる) 工賃は お店によってかなり差があるようだ。

なお、グリップのメーカーには、Eaton/Golf Pride, Royal Grip, Lamkin, Winnイオミックマスダゴルフなどの他、Avon, LongShot, Mars Golf, PerfectPro などといったメーカーもある。
 
 
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