これは モンタナ州の北西部、ロッキー山脈の真っ只中にあるグレーシャー国立公園（1910年創設）の南東部に位置するイーストグレーシャーに建てられたグレーシャーパーク・ロッジ (Glacier Park Lodge) のコースである。グレーシャー国立公園は そのほとんどが森林、山、そして、川と湖という所で 氷河が作った美術館と呼ばれるほど美しい アメリカ屈指の国立公園だが（詳細）1912年には その公園の南東コーナー、公園境界線の少し外側に 鉄道の駅が出来、次ぐ 1913年には その駅のすぐ脇に 大きな木造ホテルのグレーシャーパーク・ロッジ (Glacier Park Lodge) が完成した。そんな歴史を持つ ロッジのエンターテイメント施設として 1928年に 写真のような 9 ホールの美しいゴルフコースがオープンした。このゴルフコースには そんな鉄道全盛の時代の趣が今でも色濃く残っている。例年、気候的な制限もあり 5月中旬にオープンし、9月末にはクローズしてしまうコースなので コースコンディションは プレーする時期にも依るだろうが 決して良いと言えるものではない。しかし、この手のゴルフコースでは 常に言えることだが、ゴルフを本格的に楽しむというよりは 自然の中の散歩をゴルフをしながら楽しむ、そんな気持ちでプレーをすること、そして、カートよりも歩いてラウンドするのが本来の楽しみ方だと言えるだろう。料金は 極めて手頃で、レンタルクラブもある。（写真撮影：2012/6/21)