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ペンデュラム ストローク|最強のパッティング スタイル

Introduction
ペンデュラム
パターの打ち方は 千差万別 と言われるが 名手と言われる人達の多くが 採用しているのが ペンデュラム (Pendulum) ストローク、即ち、振り子のように 肩、腕、パターを動かして 手首や手の力を 極力 利用せずに パター フェースの ローテーションを最小限に抑える パッティング スタイルである。ここでは そのペンデュラム ストロークの特徴、メリット、学習法などについて解説する。

ペンデュラム ストロークの特徴


ペンデュラム・ストローク
ペンデュラム モーションは 振り子の支点を中心に 重力を利用してパターを 右のイラストのように ストロークさせる動きで、パター ヘッドが イラストの仮想プレーン (P) 上を P1 - P2 - P1 - P3 のように動く 極めて シンプルなものである。 その結果、パターの動きは 比較的 真っ直ぐに 引かれて 真っ直ぐに 出ると言うスタイルになるし、パターヘッドのフェースの向きも 自然と ストロークを通じてスクウェアーに保たれる 形になるから 方向性が良くなるというメリットがある。そして、ペンデュラム ストロークをするには 肩を 背骨に対して プロペラのように回転させるのではなく、右の仮想プレーンの上を ロッキング モーションのように動かす必要があり、肩のライン (A) も 腕のライン (B) も 仮想プレーン (P) の上を動く 必要がある。

ただし、実際の振り子は その錘をある高さに上げて離せば、重力の力で振り子の動きをするが、本当に重力だけをパワーソースに パターを振ろうとすることは 殆ど 不可能なことだ。よっぽど距離のあるパットでない限り、パターを 後ろに引く距離は 精々 30-40cm であるが、その位置エネルギーと重力だけを使って クラブヘッドを加速させてボールを打つということは ちょっと 試して見れば分かることであるが 出来ることではない。仮に、出来たとしても 思うような距離感やタッチを出すことは 極めて 困難なはずだ。従って、パッティングで言うところのペンデュラム ストロークとは 首の付け根か その少し下 辺りを支点にし それを中心に 振り子のように 肩、腕、パターを振ること、そして、肩を ロッキング モーションのように動かす力をパワーソースにして 重力をベースにした振り子の原理とメカニズムに逆らわない、もしくは、それを上手く利用したストローク をすると言うことになるが その為に 大き目のストロークで ゆっくり パターを振ることもポイントになる。

このスタイルの注意点

首の付け根か その少し下 辺りを支点に 振り子のように 肩、腕、パターを振って 仮想プレーン(肩のラインとパターヘッドを結ぶ面)上を 肩、腕、パターを動かすこと については 肩のライン (A) も 腕のライン (B) も 仮想プレーン (P) 上を イラストの矢印方向に 上下するように動くものの 右肩がパターを引いた時に インサイド、そして、フォロースルーで 左肩がインサイドに動くような ライン A、B が 仮想プレーン P から外れるような 動きをしないと言うことだ。

パッティング・ストロークまた、ペンデュラム モーション的に パターを振るには 大きく、ゆっくり パターを 動かすことが ポイントになるが、例えば、3m のパットを打つ時に 右図 (A) のように テイクバックの大きさを 30cm 位と 大き目にして打つことも出来れば (B) のように 20cm 位の小さ目なものにすることも出来る。両者の違いは 同じスピードで ボールを転がすのであれば (A) は ゆっくり目に、そして、(B) は 早目に パターを加速するように振る必要があるという点だ。そして、(B) よりも (A) のスタイルが ペンデュラム ストロークと言う観点からは 望ましいと言うことである。また、好ましいペンデュラム ストロークをするための基本は テイクバックの大きさが 上図のように フォロースルーの大きさより 少し小さ目になるようにし、クラブヘッドが 加速モードで動いている時に ボールをヒットすること とされている。また、フォワード スイングでのクラブヘッドの加速は パターの上に乗せたコインが 落ちないくらい ゆっくり目にした方が良いとも言われているが、そうしたスイングで距離感や望ましいタッチを出すことは 比較的 難しくなるのが難点で この打ち方をマスターするには かなりの 練習をする必要があるだろう。

練習器具を使った学習法

ここで TPM (True Pendulum Motion) という 練習器具を使って ペンデュラム ストロークを学習する方法を紹介した ビデオがあるので 英語の解説だが それを見て欲しい。

こうした練習器具を使って ペンデュラム モーションを 効率良く 学ぶことが出来る訳だが これがなくとも このような 2 本の バーがあることをことをイメージして 動画の様に 肩や 腕を動かす練習をして見るのも一案で 一定の効果が 期待できるだろう。そして、自分の パッティング スタイルと ペンデュラム モーションをベースにした パッティング スタイルとの違いに 目を向けて ペンデュラム ストロークが 自分に合った パッティング スタイルか どうかを 良く考えて欲しい。いずれにしても、この方法でパットをしようとするのであれば リピータブルな 肩や 腕のラインの動かし方、そして、どの位のストロークの大きさと ペースの組合せで パターを振れば ディスタンス コントロールが上手く行くのか などについても 十分 研究する必要があろう。

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