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ロブ・ウェッジを持つ理由

このページのコンテンツ
• はじめに
• ソールの使い方
• サンド・ウェッジの特徴と限界
• フェースの開閉
• ロブ・ウェッジの特徴
• ロブ・ウェッジのバウンス
• 商品リンク(用品、メーカー別)

はじめに


ロブ・ウェッジは 60°以上のロフトのある ウェッジの総称で それを使って打ちたいショットは 主に 次の (A) や (C) のようなタイプのショットであるが (B) のようなバンカー ショットにも威力を発揮するクラブである。

 (A) スピンで止まる スピナー
 (B) バンカー・ショット
 (C) 高く上がる ロブ 別称 フロップ

ソールの使い方


ウェッジ・ソール
(図 - 1)
ソールの使い方
まず (A) のスピンで 直ぐに 止まるボールだが このショットは 少し ハンド ファースト気味に インサイドから クラブが落ちて リーディング エッジ (右図 - A) に近い ソールが 最初に ターフに コンタクトするように クラブを振り 低い フィニッシュを取ることで 打てるショットだ。ただし、クラブは シャロ―に ダウンブローになり過ぎないようにしたい。弾道は 低くなるが ボールが グリーンに落ちて直ぐに止まるような 凄いスピンがかかるはずだ。俗に、リーディング・エッジ・スピナーなどとも呼ばれるショットである。一方、(C) の高く ほぼ真上に ボールが上がる ロブ・ショットは ソールの トレイリング・エッジ (右図 - C) 側のソールが最初にターフに コンタクトをするようにして打つショットで そのショットが打てるクラブということで ロブ・ウェッジの名称が付けられている訳だ。最後に (B) から クラブが落ちるようにしたいのが バンカー・ショットであるが 湿った砂や硬めな砂の場合は バウンスを効かせ過ぎると ボールの下の砂を取ることが出来ない場合もあるので そうした時は バウンス角が小さめな ロブ・ウェッジのフェースを開かずに打つテクニックが有効になる。

サンド・ウェッジの特徴と限界


サンド・ウェッジは ロフト、バウンス角、ソール幅、ソール形状、リーディング・エッジ形状など様々なものがあるが 一般的に ソール幅は 広めで バウンス角も 大きくて 深いラフからのショットや 柔らかい砂からのバンカー・ショットに有利なデザインになっている。図 - 1 の (B) ~ (C) を最初に 芝や砂に コンタクトさせるのに都合の良い ソール・デザインになっている。ソールに丸みをつけて (A) に近い ソールをぶつけて行くショットにも ある程度 対応出来るようなソールになっている ウェッジも少なくないが 最も バウンスを効かせ易いクラブが サンド・ウェッジである。しかし、フェースを開いて (C) サイドのソールを 最初に ターフに コンタクトさせるようにして打つロブには バウンスが効き過ぎて タイトライでは 特に 使い難いクラブになる。

フェースの開閉


ウェッジのセットアップの仕方
(図 - 2)
通常、サンド・ウェッジには 10° ~ 14° 位のバウンス角がついていて ソールの幅は 比較的 広いデザインになっているが 図 - 2 の ウェッジのように 多少 丸みを 帯びた キャンバー ソールになっているものが多く、例えば、12° のバウンス角で クラブを スクウェアーに セットアップすれば リーディング・エッジは 2mm ほど浮くことになり 前述した 図 - 1 の (B) がターフに 最初に コンタクトをする 所謂 ミッドソール・ショットをするのに 理想的な状態になる。

一方、 サンド・ウェッジのフェースを開いて打てば ロブ・ショットに必要なロフトが得られるが その場合は 図 - 2 (2) のように リーディング・エッジが 極端に 浮いてしまう。(2) は フェースを 10° オープンにした状態を示した図だが リーディング・エッジは 7.5mm も浮いてしまう計算である。ソールの接地点とバウンス角の関係を良く見て欲しい。バンカー内のボールを打つ時や ラフでボールが浮いている ある意味 例外的な状態であれば良いが この形で タイト ライから打てば どんなに上手く打っても ハーフ トップで 少し手前 もしくは 少しトップ気味に入ったら 完全に トップする。つまり、 ウェッジのフェースを開いた状態で 前述の例外に該当しないような ボールを打ちたいのなら バウンスは 大き過ぎない方が良いのだ。

フェースを 逆に クローズドにした時のイメージが 図 -2 (3) だが、この場合は リーディング・エッジに近いバウンスが接地するから エッジが浮くことはない。この状態を作れば リーティング・エッジ・スピナーで バックスピンの利いたショットが 打てるが ボールを 柔らかく 高く上げる ロブ・ショットは 打てない。また、チップ・ショットで ボールを 極端に 右寄りに置いて クラブを このようにかぶせて構え クラブをダウンブローに落とし過ぎると リーディング・エッジから先に地面に当たり クラブは 芝の上を滑らない。当然、そうしたクラブの使い方は 避けるべきである。バウンス角のあまりない ロブ・ウェッジや 9番アイアンなどを クローズドにセットアップして チップ・ショットを 打つスタイルは オススメ出来ない所以である。チップ・ショットで クラブを セットアップする時は 図 - 2 (1) のように リーディング・エッジが 少し浮く イメージで あまり ハンド ファーストにならないように 構え ソールの (B) の部分からターフにコンタクトするように シャロ―な ダウンブローで ボールを打つのが良いと言うことだ。

ロブ・ショット


ロブ・ウェッジは ロフトが大きいばかりでなく 通常 バウンス角の小さいものが多いから 多少 フェースを開いても 図 - 2 (2) のような リーディング・エッジが浮くような状態にはならないから 比較的 タイトなライからでも 高い打ち出し角のボール 所謂 ロブ・ショット、フロップ・ショットが楽に打てる設計のクラブであり それが 一般的には ロブ・ウェッジを持つ最大の理由である。しかし、そうしたバウンス角の小さいクラブだから 誤った使い方をすると 大失敗になることもある。例えば、柔らかい砂のバンカーで フェースを開かずに使ったり、フェアウェイから フェースをかぶせて使えば 失敗の可能性が高くなる ある意味 難しいクラブである。ボールを高く 柔らかく上げることの出来るクラブであるが それを使うことのリスクが大きなクラブである。加えて、ロブは 精度を出し難いショットでもあるので ロブ・ウェッジは その使い方を十分研究してから使用すべきクラブである。


ロブ・ウェッジのバウンス


他方、ロブ・ウェッジでも バウンス角が(例えば 8° ~ 10°位)やや大きめなものもある。そうしたクラブは バウンスを効かせたショットに重点を置いたクラブだから バウンス角の小さい ロブ・ウェッジとは 少し異なった サンド・ウェッジに近いクラブだと言えよう。ロブ・ショットは ほとんどしないが 深いラフから ボールを高く上げ易いクラブが欲しいと考えるのであれば バウンス角の大きなロブ・ウェッジという選択も良かろう。いずれにしても、ロブ・ウェッジを どのように使うのかを考えることが クラブ選びの重要なポイントであり ロブ・ウェッジを持つ理由も 当然 人それぞれと言うことになる。




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