| グリーンのコンディション
グリーンの速さは
滑り台のような器具のスティンプメーター (Stimpmeter) と呼ばれる計測器で測って表記するものであるが、7.5 以下なら 遅いグリーン、9.5 以上であれば速いグリーン、そして、プロのトーナメントなどでは 11-12、場合によっては それ以上のスピードにまで引き上げられる。しかし、芝を短く刈って速いグリーンを長期間保つことは 芝の健康には 良くないので 通常 我々がプレーするコースでは 11-12 といったスピードのグリーンにお目にかかることは あまり ないはずだ。因みに スティンプメーターは エドワード・スティンプソン (Edward Stimpson) という人が考案したので その名前が付いた。
グリーンの速さは 芝の刈り方に 大きく依存するが その硬さや 土に含まれる水分の量にも影響される。プロのトーナメントでは 速いグリーンにするために 芝をダブルカットした上に、さらに、グリーンを硬く、早くするためにローラーをかけるといったことが 一般的に行われる。しかし、乾燥しきったコースで
そんなことをしたら 150ヤード以上あるようなショットで ボールをグリーン上に止めることは
至難の業になる。どのようなグリーンでも グリーンの硬さは プレーに 大きな影響を及ぼすが 速いグリーンでは その影響が 特に 大きくなる訳だ。
グリーンやフェアウェーなど (土壌) の硬さは、コンパクションメーターという 鉄針をグリーンに差してその時の負荷を (バネ仕掛けで) 測定して表示する機器で計測され、コンパクションという尺度で表示される。コンパクションの数値が大きいほど グリーンは硬くなるが、日本のプロのトーナメントのグリーンでは 12-14 前後に設定されることが多い。コンパクションが 14以上のグリーンになると ピッチマークがほとんど付かない。一般的には、11-12 程度のグリーンが多いようだが、10以下のグリーンは、大きなピッチマークが出来る 軟らかめなグリーンということになる。
晴れた日が続けば
グリーンは硬くなるし、雨の日の後は 柔らかくなる。アイアンショットでグリーンをヒットした時に ボールマークが付かないようであれば 硬いグリーンということだが、そうしたグリーンでプレーをする時は グリーン センターよりも少し短めに グリーンを攻めるのが 常套手段である。場合によっては、グリーンの手前から転がして乗せていくことも有効なアプローチになる。もちろん、グリーンが硬くなっているような時は
フェアウェーも硬くなっているから、そうしたコンディションも考えてプレーをすべきである。
また、グリーンの硬さは 短い アプローチ・ショットにも大きく影響するものだ。硬いグリーンでのチップショットでは ボールが落ちてから どの位転がるかの判断が難しくなるが、ボールを上げれば 上げるほど その傾向は強くなるから、そうしたグリーンでは、出来るだけ 低いボールで転がした方が 有利になる。また、グリーンの硬さは、風の強い 高台のグリーンが固くなる傾向にあるなど、バラつきがあることも覚えておくと良いだろう。さらに、硬い下りのグリーンでは
ボールが非常に良く転がるから、スピードのコントロールが 特に 難しくなる。つまり、硬いグリーンで受けている場合は、グリーン・オーバーをしないように十分注意してプレーしなければならない訳である。
ラウンドの前に練習グリーンで練習する時には グリーンの速さだけでなく
硬さや芝目のことも考えてグリーンのコンディションを良く観察しておくことがスコアメイキングの鍵になる。練習グリーンでチップショットが禁じられている場合などは
ボールを手で投げてグリーンの感触をチェックしておくと良いだろう。
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