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クリス・ディマルコのパッティング スタイル
もう 15年以上前の話で 2003 ~ 2004年頃のことだが アメリカツアーのテレビ中継で 当時 目にするようになった パッティング スタイルが クローグリップ (Claw Grip) である。そんなパッティング スタイルを普及させた選手の一人に クリス・ディマルコ (Chris DiMarco) が居る。(» 経歴)ここでは そのクリス・ディマルコの パッティング グリップを レビューし クロー グリップの色々について解説する。
♦ クロー グリップの種類
クロー (Claw) とは 鷹や鷲の鋭く曲がったカギ爪や蟹のはさみ という意味のある言葉で 利き腕の手を蟹のはさみのような形で使うパッティング スタイルは 全て クローと呼ばれるようになっている。ちょっと小太りで ちょび髭の小父さん クレッグ・スタドラー (Craig Stadler) が 2001年に最初に使い始めたグリップだが 実は その下に来る右手の使い方が異なる幾つものスタイルがあるのを ご存知だろうか。
代表的なものには 下の写真 (1) クリス・ディマルコのスタイル(スタンダードなクロー)、(2) 右手の指が伸びたような格好になるスタイルのマーク・カルカベキア式の カルク クロー (Calc Claw) そして (3) マーク・オメーラ スタイルの ソー グリップ(Saw Grip) と呼ばれるものがある。 どのスタイルも 左手は 写真のように 普通のグリップとほぼ同じように その手首を固定するイメージで握るが その下に来る右手は 手の甲を上にして握り(添えて)それを ピストンのように動かすのが特徴だ。
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♦ クリス・ディマルコの パッティング
下の動画で 本人が説明しているように クリス・ディマルコの場合は 右手は ガイドするだけで ストロークを主動するのは 左手だ。彼の場合は 比較的 長めな短尺パターを使っている点 また 左手のパームがやや上を向くように握っていることも 注目すべき点であろう。
このように、クロー グリップのパットと一言に行っても 下に来る右手の使い方が異なる幾つものスタイルがあり、また、パターの長さによって、ストロークの感じは かなり異なったものになるという事実もある。因みに、最近のトップ プレーヤーでは セルジオ ガルシア、フィル ミケルソンが クローでパットを行っている。(» 参考)パットが苦手な人は そんなクロー・グリップのパッティング・スタイルを じっくり研究してみるのも 一案ではないだろうか。
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