コンテンツ目次

ゴルフボールに係わるルール

このページのコンテンツ
• はじめに
• 公認球の使用
• ホールアウトまでは 同一球
• プレー中のボールの取り替え
• ワンボール・ルール
• 新・ゴルフルール (2019年 ~ )

はじめに

ゴルフボール
ゴルフのルールは ある意味 その多くが ボールに係わる規則だが、ここでは公式試合に使用できる 所謂 公認球 (R&A / USGA conforming golf balls) のことと プレー中のボールの取り替えに係わるルールについて 右のコンテンツ目次の順に 少し詳しく説明する。

公認球の使用


有名メーカーのボールを使用している限りは 然程 心配する必要のないことだが、正式なゴルフ競技では公認球の使用が義務付けられている。(規則 5-1)知名度の低い小規模のメーカーには コスト・ダウンのために認定を受けずにボールを販売したり、意図的に上述の規格を無視して 飛ぶボールを製造・販売するケースがある。

ルールブックには 公認球の条件として、ボール(球)は伝統と慣習に大幅に反する形状と構造のものであってはならないと表記されており、付属規則 III で その形状、大きさ、重量、性能について 一定の条件を定めている。具体的には、ボールの対称性と 直径(1.680 インチ、42.67 mm 以上)、重さ(1.620 オンス、45.93グラム以下)、その飛びの性能(規定の条件下でボールを打った時の 「初速」 と 「総合飛距離」 が 一定の性能以下)において、定められた規格に合致するものでなければならない。

これらの条件を満たし、R&A もしくは USGA に認定されたボールだけが公認球であるが、前述のように市場には公認球以外のボールが出回っているのも事実だ。仮に、公認球の条件を満たすボールであっても、認定を受けていないボールを使った場合、プレーヤーはそのボールが規則違反と裁定されるリスクを負うことになる。ただし、有名メーカーのゴルフボールは その全てが(ディスタンス・タイプを含め)公認球だと考えて良いだろう。

つまり、市場には この規格に合致する範囲内で ディンプルの数や大きさ、形状、また、素材や内部の構造などで 様々なものが出回っていると言うことだ。他のボールより飛ぶ といった印象を与えるボールの宣伝を良く目にするが、市販されている有名メーカーのボールは ほとんど例外なく 全てが公認球だから、ルールで定められた範囲内で 飛距離に重点を置いた仕様のボールであると理解すべきである。規則に定めていないボールの性能には スピン性能や打感、耐久性などがあり、飛距離を犠牲にせずに そうした性能の良いボールが ある意味 優れたボールと言うことになる。» 詳細


ホールアウトまでは 同一球


まず、プレーヤーは ティーイング・グラウンドからプレーしたボールで そのホールを ホールアウトしなければならない(規則 15-1)というのが大原則だ。各ホールのプレーは ホールアウトまで ボールが傷つくなどの特別な理由がない限り ティーオフしたボールを使用しなければならず、ルールで定められた条件を満たさないボールの交換には 1打 もしくは 2打罰のペナルティが科される。(詳細後述)

グリーンに乗ったボールをマークした後に ボールを取り替える人を 時々見かけるが、ボールがプレーに適さない状況でもないのに変更した場合は ルール違反で ペナルティ(2打罰)が科される。そして、その入れ替わった別のボールは 2打罰を付加し インプレーとなるので そのボールで ホールアウトすることになるが(規則 15-2 取り替えられた球 - substituted ball)最終スコアに その 2打罰を申告しなければ 失格になる。


プレー中のボールの取り替え


ホールアウト後は 何時でもボールを 取り替えることが出来るが、競技の場合は マーカーか同伴競技者に その事実を伝えてから ボールの交換を行うべきである。一方、ボールが プレー中に カート道を跳ねたりして傷ついた時に その傷によってボールが プレーに適さない状況になったと判断されれば、そのホールをホールアウトする前であっても ルールに従って 別のボールに取り替えることが出来る。ただし、その時に ルール(規則 5-3)に従った処置をしなければ ペナルティが科されてしまうこともあるので 注意が必要だ。

傷ついたゴルフボールボールが傷ついてプレーに適さない状態ではないかと感じた時はマッチ・プレーであれば 対戦相手に、また、ストローク・プレーであれば マーカーか 同伴競技者に ボールの傷を調べる意思を伝えてから、傷のチェックをするプロセスに立ち会う機会を与えた上で、ボールの位置をマークし、ボールを拾い上げて 傷の状況を チェックすることが出来る。

その時に ボールを拭いたり、綺麗にするなどの禁止行為をした場合は 1打罰が科される。ただし、ボールを拾い上げる行為の最中に 不可抗力でボールに付着していた土や芝が落ちても無罰だし、また、土を取り除くことが傷を確認するために必要な場合は必要最小限の付着物を(無罰で)取り除くことが出来る。

なお、この一連のプロセスでは 対戦相手やマーカーに そのボールを調べる時は勿論のこと リプレースする時にも立ち会う機会を与えなければならないと ルールでは定めており、その一連の手続きを 一つでも踏まなかった場合は 1打罰のペナルティが科される。

ボールの表面が切れていたり、ひびが入ったり、変形しているのが見て分かる場合、そのボールはプレーに適さない状態であると言えるが、ただ単に (イ) 泥や他の物がボールについているとか、(ロ) ボールの表面に掻き傷やこすり傷がある、または (ハ) ペイントが剥がれたり色があせているという理由だけでは 当該ルールで言う 「プレーに適さない状態」 とは言えないので、その点も 良く認識しておくべきだ。

いずれにしても、ボールがプレーに適さないということが確認出来た場合は ボールを取り替えて ボールが元あった場所に新しいボールを プレースし、プレーを 続行できる。傷がかすり傷程度でプレーに必ずしも適さない状態とは言えない場合は そのボールを 元あった場所にボールを拾い上げる前と同じ状態になるように戻すことになる。勿論、前述もしたように ホールアウト後は 傷の状態の大小に係わらず、新しいボールに変更できる。

なお、極めて稀なケースであろうが、ストロークの結果、ボールがいくつかに割れた場合は そのストロークは取り消され、プレーヤーは 初めのボールがプレーされた所のできるだけ近くにボールを ドロップし(ティショットの場合は リティー)罰なしで プレーをすることになる。

ワンボール・ルール


現在、日本のアマチュア競技のルールでは採用されていないルールであるが、ワンボール条件 (One Ball Condition) と呼ばれるルールのもとに競技が行われることもあり、それを 称して ワンボール・ルールの競技と言う。ワンボール条件とは 正規のラウンド中 違うブランドや違うモデルのボール(数字だけが異なるものは 同じブランド・モデル球である)への取り替えを禁止するルールである。ただし、数日に及ぶ競技の場合、ラウンドごとに異なるブランド・モデル球に変更しても(それぞれの 1ラウンドを ワンボールで完結すれば)ワンボール条件に違反したことにはならない。





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