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マッチ・プレーのルール
昨今のゴルフ競技は 競技日程や出場選手数の面で自由度の高く、また、対戦相手の組合せによる運、不運などのないストローク・プレーが中心になっているが、ゴルフの聖地とも言えるスコットランドで長年にわたり伝承されてきたマッチ・プレーは、ゴルフの原点とも言える競技方式で、その人気も高い。多数の選手が勝敗を競うマッチ・プレー競技は (ラダー) トーナメント方式で勝敗と順位を決めるのが一般的で、それに出場する選手とその組合せを ストローク・プレーで決めるのが普通である。アクセンチュア世界マッチプレー選手権では 世界ランキング トップ 64人の選手が招待されるので ストローク・プレーによる予選はないが、優勝するには 何と 6試合連続で勝つ必要がある。 ゴルフの競技方法
さて、マッチ・プレーは 対戦相手同士が各ホールごとの勝敗を その打数で競い合う競技で、ホールごとに勝ち負け、または、引き分けという結果が付く。ストローク数が 同じだった場合は
引き分けで 英語では halved と言い、日本のルールブックには 「ハーフ」 と書かれている。
通常、18ホールで勝敗を決するが、決勝戦だけを 36ホール (場合によっては 27ホール) とすることが多い。
対戦中のスコアは 1ホール リードしていれば 1アップ (1 up) と言い、逆に、リードされている選手は 1ダウン (1 down) と言うことになる。また、同点の場合はスクウェア、または、オール・スクウェア (all square) と表現し、一方のプレーヤーが逆転不可能となった時点で試合は終了する。例えば、リードしている選手が 3アップの状況で 残り 2ホールとなった場合、逆転は不可能で勝敗が決することになるが、その場合、勝負の結果は 3 & 2 と表現される。なお、そのホールを勝つか、分ければ 勝敗が決するホールのことを ドーミー・ホール (dormie hole) と呼ぶ。いすれにしても、マッチ・プレーは 対戦相手との勝敗が全てだから、その作戦も ストローク・プレーとは 異なってくるが ( マッチ・プレーの知識) そのルールも 異なるものが幾つもあるので、重要な違いについては 熟知しておく必要がある。
まず、プレーの順番に関するルールだが、ホールからの距離をベースに 「遠球先打」 がゴルフの原則である。しかし、ストローク・プレーでは
ホールに近い人が 先に打つことが (その人のオプションとして) 許されており、それは テレビ中継で
短いパットを先に入れるシーンが良く見られるとおりである。しかし、マッチ・プレーの場合は ホールに近い人が 先に打って入れた場合、それを対戦相手は無効にして 再プレーを 要求する権利がある。(ただし、プレーの順番を間違えたり、無視した人に ペナルティーは科せられない。)
また、順番を無視して短いパットを対戦相手が外した場合は、それを有効にするのが常套手段である。つまり、基本的に
マッチ・プレーでは 「お先に」 というホールアウトの仕方は ない訳だ。 ただし、フォーボールゲーム
(2人ずつのチームが そのベストボールでマッチ・プレーの競技をするゲーム方式) では、少しルールが異なり、短いパットを先に打つことが許されるし、チームの勝ち負けに関係のないと思われる長いパットを
OK することが出来るなどのルールがある。(OK された選手は、そのパットをパートナーにラインを見せるなどの目的で打つことが出来なくなる。)
このように、マッチ・プレーでは 相手に対して 次のパットを OK するということが頻繁に起き、そして、OK
を出すことを コンシード (concede) すると言う。ストローク・プレーでも
30センチ以下のパットは OK にするなどのスピードプレーのためにローカルルールがアマチュアのコンペでは良く見受けられるが、正式なストローク・プレーの競技で
OK は 勿論ない。
また、ストローク・プレーでは ホールアウト後にパットの練習をすれば 二打罰となるが (ローカルルールでそう決められていることが一般的という意味)、マッチ・プレーでは
ホールアウト後に プレーを遅らせない範囲で終了したホールのグリーン上でパットの練習をすることが許されている。(細かくなるので省略するが、ラウンド前やラウンド中の練習に関するルールもマッチ・プレーとストローク・プレーでは異なるものがある。)
さらに、非常に重要なマッチ・プレーのルールとして知っておくべきことが 「誤報」 に関する罰則である。マッチ・プレーでは
ホールの途中で 対戦相手から聞かれた場合に そこまで何打で来たかを知らせる義務があるが、誤ったストローク数を報告
(誤報) し、それを対戦相手が次のショットを打つ前までに訂正しなかった場合は そのホールの負けという厳しい罰則が適用される。
このように マッチ・プレーのルールには 間違いやすいルールが少なくないので 要注意である。なお、ストローク・プレーで二打罰が科されるようなルール違反の場合、マッチ・プレーでは
そのホールの負けという罰則が適用されることが多い (もちろん、全てがそうではないが)
と覚えておけば良いだろう。
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