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マッチ・プレーのルール

このページのコンテンツ
• はじめに
• 勝ち残りのトーナメント方式
• ストローク・プレーとの違い
• マッチ・プレー関連用語
• マッチ・プレーのルール
• 商品リンク(用品、メーカー別)

はじめに


昨今のゴルフ競技は 競技日程や出場選手数の面で自由度が高く、また、対戦相手の組合せによる運、不運などのないストローク・プレーが中心になっているが、ゴルフの聖地とも言えるスコットランドで長年にわたり伝承されてきたマッチ・プレーは、ゴルフの原点とも言えるゲーム形式で、その人気は今でも高い。

勝ち残りのトーナメント方式


勝ち残りトーナメント多数の選手が勝敗を競うマッチ・プレー競技は 所謂 勝ち残りのトーナメント方式 (single-elimination) で勝敗と順位を決めるのが一般的で、それに出場する選手と その組合せを ストローク・プレーで決めるのが普通である。例えば、予選の上位 16人の選手がマッチ・プレーに進む方式の場合は その順位に従って 右のような組合せを組むのが一般的だ。

WGC 世界マッチプレー選手権のような試合では 世界ランキング トップ 64人の選手が招待されるので ストローク・プレーによる予選はないが、64人からスタートするから、優勝するには 何と 6試合連続で勝つ必要がある。» ゴルフの競技方法


ストローク・プレーとの違い


さて、マッチ・プレーは対戦相手同士が各ホールごとの勝敗を競い合う競技で 最終的に勝利したホール数の多い方が勝つゲーム形式。1打差も 3打差も 1ホールの勝ち負けという結果は同じだから、ゲームの戦法にも 通常は それが反映される。18ホールのプレーで勝敗を決するのが普通だが、決勝戦を 36ホールにするなど、それ以上のホール数で競い合うこともある。

ゲーム形式 ストローク マッチ
対戦相手 フィールド全員 対戦相手一人
勝敗のベ-ス トータル・スコア ホールごとの勝敗
規則違反の罰 1打罰 / 2打罰 1打罰 / 1ダウン
ゲームの戦法
(ミスに対する考え方)
トータル・スコアの争いだから 各ミスのダメージを 最小にし、大叩きは極力避ける (strokes) 各ホールの勝敗だけが重要 - ミスのダメージを 最小限にしても 負けは 負け (1-down/up)


マッチ・プレー関連用語


対戦中のスコアは 1 ホール リードしていれば 1 アップ (1 up) で、逆に、リードされている選手は 1 ダウン (1 down)。引き分けのホールは英語で halved と言うが、日本語では 「ハーフ」 と表記される。ゲームの展開が 同点の場合は スクウェアとか オール・スクウェア (all square) と言い、一方のプレーヤーが逆転不可能となった時点で試合は終了する。

従って、18ホールのマッチプレーにも拘らず 18ホールをプレーせずに勝敗が決まることが多々ある。2アップして 残りが 1ホールであれば、その時点で勝敗が決まる訳で、その結果のことを 2 & 1 と言い、マッチは 17ホールで終わることになる。また、2アップで 残り 2ホールなど、アップ数と残りホールの数が同じになった時、そのホール (17番) で 分けても勝敗が決まると言うことで、そうしたホールのことを ドーミー・ホール (dormie hole) と言い、17番ホールで ドーミーになったなどとも言う。なお、日本では アップ・ドーミーとか、ダウン・ドーミー、つまり、そのホールで 勝つか 負けるかすれば勝敗が決するホールという意味の言葉もあるが、欧米では そうした言い方はしない。


マッチ・プレーのルール


いすれにしても、マッチ・プレーは 対戦相手との勝敗が全てだから、その作戦も ストローク・プレーとは 異なってくるが(» マッチ・プレーの知識)そのルールも 異なるものが幾つもあるので、重要な違いについては 熟知しておく必要がある。

まず、プレーの順番に関するルールだが、ホールからの距離をベースに「遠球先打」が ゴルフの原則。しかし、ストローク・プレーでは ホールに近い人が 先に打つことが(その人のオプションとして)許されており、それは テレビ中継で 短いパットを先に入れるシーンが良く見られるとおりである。しかし、マッチ・プレーの場合は ホールに近い人が 先に打って入れた場合、それを対戦相手は無効にして 再プレーを 要求する権利がある。(ただし、プレーの順番を間違えたり 無視した人に ペナルティは科せられない。)また、順番を無視して短いパットを対戦相手が外した場合は、そのストロークを有効にするのが常套手段。つまり、基本的に マッチ・プレーでは「お先に」というホールアウトの仕方は ない訳だ。 ただし、フォーボールゲーム(2人ずつのチームが そのベストボールでマッチ・プレーの競技をするゲーム方式)では、少しルールが異なり、短いパットを先に打つことが許されるし、チームの勝ち負けに関係のないと思われるパットを OK することが出来るなどのルールがある。当然、OK された選手は そのパットをパートナーにラインを見せるなどの目的で打つことが出来なくなる。

このように、マッチ・プレーでは 相手に対して 次のパットを OK するということが頻繁に起き、そして、OK を出すことを コンシード(concede)すると言う。ストローク・プレーでも 30センチ以下のパットは OK にするなどのスピード・プレーのためにローカル・ルールがアマチュアのコンペでは良く見受けられるが、正式なストローク・プレーの競技で OK は勿論ない。

また、ストローク・プレーでは ホールアウト後にパットの練習をすれば 二打罰となるが(ローカル・ルールでそう決められることが一般的という意味)、マッチ・プレーでは ホールアウト後に プレーを遅らせない範囲で終了したホールのグリーン上でパットの練習をすることが許されている。(細かくなるので省略するが、ラウンド前やラウンド中の練習に関するルールもマッチ・プレーとストローク・プレーでは異なるものがある。)

さらに、非常に重要なマッチ・プレーのルールとして知っておくべきことが「誤報」に関する罰則である。マッチ・プレーでは ホールの途中で 対戦相手から聞かれた場合に そこまで何打で来たかを知らせる義務があるが、誤ったストローク数を報告(誤報)し、それを対戦相手が次のショットを打つ前までに訂正しなかった場合は そのホールの負けという厳しい罰則が適用される。



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