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ピン・ポジションの知識

このページのコンテンツ
• はじめに
• ファースト・パットの距離
• ピン・シートの見方・使い方
• ターゲット設定と リスク管理
• 距離計と ピン・シートの併用
• 商品リンク(用品、メーカー別)

はじめに


ピン・ポジショングリーンの大きさや形状、そして、そのグリーンの何処に ピンがあるのか、即ち、ピン・ポジションを考えて プレーをすることは コース・マネジメントの基本である。普段のラウンド用には 詳細な ピン・シートではなく 大まかなピン・ポジションの表示(例えば、ピンの旗の色で 赤は 手前、白は 中央、青は 奥などの表示)しかないゴルフ場が少なくないのも事実だが、ここでは ピン・ポジションに係わる情報を 上手に使って 賢いマネジメントをするための 様々な知識を ご紹介しよう。

ファースト・パットの距離


一般的に グリーンの大きさは 縦・横 25 ~ 35 ヤードのことが多いが、小さい場合は 20 ヤードを下回ることもあり、逆に 大きい時は 40 ヤード以上のこともある。言うまでもなく、大きな 奥行き 40 ヤード以上のグリーンでは ピンの位置に注意を払わなければ 20 ヤード以上のロング・パットが残こりなり兼ねない。勿論、そんな状況から 2 パットで ホールアウトするのは 簡単なことではない。下表は あるゴルファーのデータに基づいて作成したものだが そのファースト・パットの距離(四捨五入)に応じて セカンド・パットの距離が どうなったかを 示したものである。

1st Pat Distance 15-25 yards 8-14 yards 4-7 yards < 3 yds
2nd Pat (2m 以上) 40% 20% 5% 2%
2nd Pat (1m - 2m) 40% 50% 30% 18%
2nd Pat (1m 以下) 20% 30% 65% 80%

つまり、15ヤード以上のファースト・パットになると 次のパットが 1m 以内の短いパットになる可能性は 低く、かなりの確率で 2m 前後、または それ以上の長いパットを打たなければならなくなって 3 パットになる確率が 極めて 高くなるのだ。しかし、逆に、ファースト・パットが 7 ヤード以下なら 2 パットで十分、場合によっては 1 パットになる可能性もあると言うことで 大きな違いになる。

この事実からも 明らかなように 大きなグリーンであれば あるほど ピンがグリーンの何処にあるかが 重要な情報になってくる。ファースト・パットをした結果、2m 以上のパットが残れば 3 パットになる可能性は 50% 以上。しかし、20 ヤード以上の長いパットを 2m 以内、ましてや 1m 以内に寄せるのは 簡単なことではない。グリーンに乗せさえすれば 2 パットでホールアウト出来ると考えている人も居ようが、それは ファースト・パットが 10 ヤード以下であればの話である。

ゴルフ・コースには 通常 グリーン・センターまでの距離を示すヤード杭があるが、加えて、グリーンの大きさや その日のピン・ポジションのデータが記載されている ピン・シートがあれば その二つの情報から ピンまでの正確な距離は 計算できる。そんな仕組みがあるのだから そのデータを賢く利用すべきなのは 言うまでもない。


ピン・シートの見方・使い方


ピン・シートピン・シートのスタイルは 色々あるが、最も基本的なものは ホールの番号(右の例では 1 で 1番ホールという表示)、グリーンの長さ/奥行き(右の例では 36)、フロント・エッジから ピンまでの距離(右の例では 21)、そして、グリーンの左、または 右のエッジから ピンまでの距離(右の例では 10)が ヤード単位で記載されているもので 公式競技で良く使用されるタイプだ。この例で説明すると グリーン・センターから フロント・エッジまでの距離は グリーンの長さ (36) の半分 (18) だから ピンは グリーン・センターより 3ヤード 奥にあると言う計算になる。また、グリーンの形状と ピンの位置が 記載されていて グリーン・センターから 10ヤード単位で線が引かれているもので 数字ではなく 図で ピンの大まかな位置を示すようなものもある。

ピン・シートの例一方、グリーンを 右の例のように A、B、C、D などと 幾つかのセクションに分けて、今日のピンの位置は A であるなどといったスタイルで表示するものが(管理が簡単なこともあって)通常の営業用には良く使われる。そのような ピン・シートでは かなり大まかなピンまでの距離しか知ることが出来ないが、例えば、A に ピンがあって、グリーンの長さが 36 ヤードであれば、ピンまでの距離は グリーン・センターまでより 18÷2 で 9 ヤード前後 長い(奥にある)という計算でプレーをすることになる。ただし、ピンが A のセンターにあるとは限らないので 大雑把な数字であることは否めない。それでも、グリーンの長さ/奥行きと ピンの位置に係わる情報は 賢いコース・マネジメントをする上で 重要な情報だ。ただし、グリーンの奥行きが 50ヤードのグリーンでは ピンが グリーン・センターより 20ヤード以上も手前、または、奥といったこともあり得る訳だ。


ターゲット設定と リスク管理


さて、ピン・ポジションの情報が確認できたら、次は どこを狙ってショットをすれば良いのかという問題になる。ピンを狙ってショットをすれば良いケースも多々あるが、ピンの位置によっては リスク・マネジメントの観点から 保険を掛け、例えば、グリーン・センターに近いサイドをターゲットにした方が良いこともある。そうした考え方の基本について 簡単に 説明しよう。

ピンを狙うショットを考える場合、常に 考えるべきことは ショットが ターゲットから 10ヤード 場合によっては 20ヤードずれた時に 次のショットが どうなるかと言うことだ。そのアプローチ・ショットや パットの難易度についても 考え、必要であれば、3 パットになる可能性の高いグリーンのエリア(通常は 下りのライン)が何処か と言うことなども 考えておくべきである。

外してはいけないショーとサイドは例えば、右図 (1) のように、ピンの位置がグリーンの左サイドで 且つ グリーンの高い方(ハイサイド)にある時に ショートサイド(この例では左側)に ショットを外せば アプローチのショットは 下りのラインになるばかりか、グリーンにボールを落とせば ピンの傍にボールを止めることが出来ずに 上手く寄せられる確率は 極めて低い。従って、通常 そうしたホールでは ピンを狙わずに グリーン・センターの方にターゲットをずらして保険を掛けるのが 正しい リスク・マネジメントの考え方になる。

逆に 右図 (2) のように グリーンの低い方(ローサイド)に ピンがあれば ショートサイドにグリーンを外しても 上りの比較的 寄せ易いアプローチが残るから、グリーン・エッジから ピンまでの距離が短くとも、あまり問題にはならない訳だ。従って、グリーン・センター側を狙って 下りの難しいパットになるよりも、むしろ 下からの チップ・ショットが残る方が良いことさえあるケースで、ピンを ターゲットにしたい ピン・ポジションと言うことになる。

どちらも ピンが グリーンの左端にあり、一見 似たような ピン・ポジションな訳だが、この二つの例は 実は 似て非なるもの。どちらが ハイサイドになっているかで 状況が大きく異なるということを理解頂けただろうか。つまり、どんなホールでも グリーンのセンター寄りに保険を掛けるのではなく、どちらがハイサイドか、また、ラフの状態やグリーン・エッジの状態(例えば、砲台)などを考慮して このホールは ピン、次のホールは ピンより 何ピンか センター寄り といった具合に 自分のショットの精度を考慮して ターゲットを 調整する。例えば、傾斜の大きいグリーンのハイサイドに ピンがある時などは ショットに自信があっても 何がしかの保険を掛けるのが 賢いマネジメントである。

距離計と ピン・シートの併用


近年は 距離測定器を持ってラウンドする人も増えた。特に、レーザー距離計を持っている人は ピンまでの正確な距離が 直ぐに分かるから ピン・シートを見ずに クラブを選び、ターゲットを決めてしまう傾向が 強くなるはずだ。しかし、その一手間を省くことで プア―な決断をしてしまう可能性が高くなることに気付いて欲しい。

ご存知のように、通常、グリーンは手前が低く、奥が高くなっていることが多く、ピンが奥にある時に ショートサイドやオーバーして グリーンを外せば 寄せ難いショットになることが多い。つまり、ピンが奥にある時は 要注意なのだ。勿論、アップヒルのショットで グリーン手前のフェアウェイの傾斜が急な場合や 深いバンカーがある時など 必ずしも 手前に ピンがある時は ショートサイドに外しても良い という訳ではないが、特に グリーン奥のピンのショートサイドでは 多くの場合 見た目以上に 危険が潜んでいる可能性が高い訳だから、そうした状況下で正しい判断をするためにも レーザー距離計だけに頼るのではなく、ピン・シートの情報もチェックするようにすべきであろう。

以上、ピン・ポジションについて、コース・マネジメントという観点に立ち、簡単に説明したが、ホール・バイ・ホールで 攻めるホール、守るホールを意識して プレーをするのであれば 「ショートサイド」 や 「ハイサイド」 のような概念と知識は 必ず 役立はずだから これを機会に覚えて 是非 活用して下さい。




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