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前傾姿勢と腕の振りの関係

ゴルフの構え(ポスチャー)には 大きな前傾姿勢で構えるスタイルとそうでないスタイルとがあるが、どのような前傾姿勢を 取るかによって 腕の使い方とクラブの振り方は大きく異なってくる。そして、その関係について 理解を深めることに 上達の鍵が 隠されていると言えるだろう。

前傾姿勢を ほとんど取らずに立って、そこから肩の力を抜いて腕をまっすぐ下に落として、お腹の前でクラブを握るように手を合わせてみて下さい。そして、その姿勢から肩を左右に回して見よう。手は お腹の周りを 左右に動くはずだが その状態でクラブを持っても(腕を振らない限り)腕と手がボールを打つのに必要な動きをしているとは 感じられないはずである。つまり、この姿勢でボールを打とうとすれば、肩の動きとは別に 腕を上下に動かす運動が 必要になると言うことが 分かるはずだ。

一方、イラストのように 比較的大きな前傾姿勢で立ち そこから肩の力を抜いて腕を落とし クラブを握るような姿勢を取り、そして、その姿勢から肩を回してみて下さい。腕と手は 振り子のように比較的大きく動くはずだが、仮に クラブを持っていたら、腕を上下に動かさなくともボールをある程度打つことが出来ると感じるはずで、前傾姿勢をほとんど取らない時との大きな違いに気が付くことだろう。

つまり、比較的大きめな前傾姿勢を取った場合は 腕を大きく上げなくとも、手とクラブは 肩の回転だけでかなり大きく動くという理屈がある点に注目して欲しいのだ。

さて、そこで、この理屈をどのようにゴルフスイングの中に取り入れるのかという課題になるが、そのフルスイングへの応用に関する答えは 別途紹介している スイング・プレーンの真実 で詳細を説明しているとおりだ。つまり、前傾姿勢を大きめにして前述の肩の回転と腕の動きの関係を利用する打ち方が 1プレーン・スイングのエッセンスになる訳である。その場合、個人差もあるだろうが、前傾の角度は 一般的に 35° - 45°が良いとされている。腕の動きやクラブのリリースなどに注目しながら、練習で 色々な角度を試して見ると良いだろう。

また、この理屈のショートゲームへの応用も良く研究する価値がある。肩の回転を中心に腕の動きをなるべく排除するような打ち方は、非常に安定性が高くなるというメリットがある。腕や手の動き主体のショートゲームではなく、肩の回転を上手く利用したショットの仕方について、前傾姿勢と腕の使い方という観点から 色々 研究して下さい。 » ショートゲーム上達のヒント

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