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スイング・イメージの作り方

Introduction

トップの形スイングに入る前に 自分が これからすべき スイングのイメージ、例えば、スローモーションの動画のようなものや 右のイラストのような トップの形をイメージし ある意味 そのスイングのリハーサルを 頭の中でしてから バック スイングを開始する人は 少なくないと思う。そんなイメージを使ったリハーサルで ポイントになるのは どんなイメージを使うかであるが、ここでは そんな スイング・イメージの作り方について 色々とお話をしたい。

頭の上から見た トップの形

バックスイングの終わるところがトップだが その形で押さえておきたいポイントは 三つある。即ち、(1) 体の回転、(2) 腕の振り方 (3) シャフトの向きの三点である。例えば、体を大きく回して 腕を頭の後ろに 高く、大きく振り上げれば 俗に言う オーバースイングになり トップでクラブヘッドが自分の左側に見えるようなことにもなるだろう。そうした意味で良く言われるのが トップでは シャフトが地面と平行になるくらいが適当だという説明である。そうしたこともあり、スイングをする際に 上のイラストのようなイメージを頭に描いて バックスイングに入る人も居るだろう。

トップの形しかし、トップの形で もう一つ考えて欲しいのが 自分の頭の上から見た時のトップでのイメージだ。つまり、右のイラストのように シャフトが飛球線に対して完全にパラレルになるように 肩 (S) の回転と 腕 (A) の振り方をコントロールするということ。この情報は ゴルファーを正面から見た映像では インプットできないものである。また、多くのツアープロのトップの形が こうなっているのに対し、アマチュアは 中々 これが出来ないという事実もある。ここで このイメージを見て着目して欲しいポイントが 肩 (S) の回転と 腕 (A) の位置関係である。肩を十分に回転させれば 手は より体の前に来るという関係が出来上がるが 肩を 90° 以上 回せば、腕 (A) の振りは インサイドに引かなくとも 手と腕を 体の前に置くイメージで アップライトに上げても シャフトとクラブヘッドは 望ましい位置に納まるのである。その結果、より自然に シャフトは 飛球線に対して平行になるし、より楽に 体の動きと腕の動きをバランス良く コントロール出来るようになる理屈である。

コッキングとプロネーション

プロネーション次のポイントは 少し分かり難いものだが トップに至るまでの腕の振り方である。腕を振り上げる方向もあるが、コックの入れ方や左前腕のプロネーション 即ち 左前腕のドアノブを回すような旋回運動(右図参照)を適切に行うことが必要になる。肩が十分に回っていても 左腕が適切に動いていなければ トップでシャフトは 飛球線に対してパラレルにならないだけでなく、スムースな切り返しが阻害される可能性が高くなる。つまり、切り返しの直前で慌てて イメージしたトップの形を作って ダウンスイングをスタートさせるのではなく、バックスイングの何処で切り返しても無理なくダウンスイングがスタートできるような 肩の回転と腕の振り方をすれば スイングの流れやバランスは 断然良くなるというポイントである。ここで 自分がハーフスイング、スリークォータースイングをする時のことを想像し、その切り返し 即ち トップの形がどのようになっているのかをイメージして欲しい。そして、そのそれぞれのスイングの切り返しの形をバックスイングの通過点のイメージにして 腕とクラブを振って フルスイングのトップの形を作るのである。それが試して欲しいバックスイングのイメージの作り方だが、トップの形だけでなく 腕が何処をどのように通って トップの位置に到達するのかをイメージすると言うことだ。

トップの形さて、トップでシャフトが飛球線に対してパラレルになるイメージを含め バックスイング時に思い浮かべる自分の頭の上から見たトップのイメージが 腕の振り方を上手く コントロールするという観点からは 極めて有用であると説明したが、その間にすべきことは 適切なコッキングとプロネーションという動作である。それが出来れば トップで シャフトを飛球線に対して クロスでも レイドオフでもない パラレルなものになる訳だが、そのために有用なのがハーフスイングやスリークォータースイングで切り返すことのできる肩の回転、腕の振り、コッキングとプロネーションの組合せである。作って欲しいイメージは 理想のトップの形だけでなく、それを完成させる過程のイメージを それに付け加えるということだ。つまり、前述のハーフスイングや スリークォータースイングで切り返しても ボールを打つことができるバックスイングをイメージし そのようにスイングすることを心掛ける訳だ。そんな肩の回転と腕の動きをイメージするには 体の正面から ゴルファーを見たイメージではなく、頭の上から見たスイングのイメージの方が好都合である。以下は トップでシャフトが飛球線に対してパラレル、即ち、トップがスクウェアになっている 力強いスイングのスローモーション動画である。まずは それを見て下さい。

体の回転を主役に

以上のポイントを上手く抑えれば 肩を十分に回転させつつも オーバースイングにならない バランスの良いトップの形を作れる可能性は 高くなるだろう。正面から見たトップの形をイメージするのと 真上から見たトップをイメージするのとでは 肩の回転と腕の振り方を事前に イメージし リハーサルするという観点からは 大きな違いがあるが、加えて、何時でも切り返せる肩の回転と腕の振りの関係をイメージすることで よりスムースで バランスの良いスイングをできる可能性は 一段と高くなる。それは そのイメージが 腕の振りが先行するようなスイングを防止する効果があるからだ。トップでの手の位置は ボールを見ながらスイングするから ある意味 頭の右側に来る訳だが 実は 同じ右側でも 肩が確り回って 左腕が伸びたフォームと 左腕が曲がり 肩が十分回転していないフォームとでは 大きな違いがある。前者のスイングのトップで 頭を回して手の位置を確認すると 手が顔から離れたところにあることが確認できるだろうが、後者の場合は 野球のバッターの構えのような 顔のすぐ側に手が来ている形になっているだろう。腕の振りが先行してしまうフォームは 肩の回転も 体と腕の位置関係も 野球のバッターの構えのようになり易く 好ましいものとは言い難い。野球のバッターの構えでは 体の回転が主役のゴルフスイングは 上手くいかないはずだ。肩が確り回って 左腕が伸びたフォームになれば 体の前に 手と腕を置くようなスイングになり、そんなトップができれば そこから ゆっくりダウンスイングをスタートさせることで 体の回転が主役のスイングが上手く出来ることになるだろう。

練習器具いずれにしても、多くの人は 遠くにものを投げる時に 手は 頭の後ろに高く 大きく振り上げた方が良いと感じるもので ゴルフのスイングも ボールを遠くに飛ばそうと言う意識が強ければ 強いほど、手と腕は 頭の後ろに高く 大きく振り上げられる傾向がある。また、腕の振りが大きくなる度合いは 肩が十分に回転していなければ より大きくなるという関係にもある。当然、腕の振りが 主役のスイングではなく、体の回転を主役にすることで スイングの安定性や再現性は 高くなる訳だが そんなスイングを身につけるのに役立つのが ここに紹介する簡単なスイング練習器具である。この器具をつけて ハーフスインやスリークォータースイングのショットを沢山打ち そのイメージを頭に叩き込む。その上で そのイメージを使って バックスイングとトップのイメージの作り方を研究して欲しい。そうして完成するスイングで トップの形が ピタッと決まれば ナイス ショットになる可能性は 圧倒的に高くなるだろう。いずれにしても、自分の頭の上から見た スイングのフォームをイメージし 必要であれば 事前に 頭の中で これからするスイングのリハーサルをしてから バックスイングに入る。そんな スイング・イメージの作り方と使い方のテクニックが有効なので 試して欲しい というお話しでした。

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