ステーブルフォード|Stableford

Introduction
ステーブルフォード (Stableford) という 競技方法を ご存じだろうか。それぞれのホールで決められた 基準スコア(通常 パー)より 何打良かったか または 悪かったかで 得点が決まる競技で 1 ラウンド もしくは 複数ラウンドの トータル得点を争う競技方法である。PGA のトーナメントでも 稀に 採用される。近年は 8月に行われる WGC ブリヂストン選手権と同週に行われる 裏トーナメントの PGA バラクーダ チャンピョンシップで この競技方法が採用されている。

異なる得点システムの魅力

得点の付け方は 1 打で 1 点の差とする方法もあるが(詳細後述)PGA 競技をはじめ 多くの競技で 採用される方法は 1 打につき 1 点の差とするのではなく バーディーや イーグルに対する配点を大きくした モディファイド ステーブルフォード (Modified Stableford) 方式で クラシック ステーブルフォード (Classic Stableford) 方式とも呼ばれるスタイルである。その場合は ダブル イーグル(アルバトロス)= 8 点、イーグル = 5 点、バーディ = 2 点、パー = 0 点、ボギー = -1 点、ダブル ボギー以上は 一律 -3 点 という方式になるが、ダブル ボギー以上は 一律 -2 点とする 得点システムで行われる大会もある。いずれにしても、バーディーや イーグルが出れば 1 ホールで 一気に 高得点が得られる可能性があると言う このスタイルは 最後まで 競技の行方が分からないという展開になり易く、テレビ中継を行う プロのトーナメントには 最適なスタイルだと言える。トップ プロが出場しない バラクーダ チャンピョンシップは これが シーズン最終戦になる選手も多く PGA のシード権をかけ最後の望みをかけたチャレンジになる選手が 数多く出場する。

ストローク プレーで プレーする選手にとっては 通常であれば ターゲット設定で ボギーを出さないように 保険を掛けて 少し安全サイドにすることもあろうが、モディファイド ステーブルフォードでは パー・パーより バーディー・ボギーの方が良いスコアになる訳で 1 打の価値が異なってくるから 必然的に バーディーを積極的に狙いに行く アグレッシブな ゴルフのスタイルになる。そうした点も 違った心理状態で ゴルフが行われる という変化を提供してくれるから 魅力の一つになっている。バラクーダ チャンピョンシップ 最終日の 18番 ホール (616-yard Par 5) では PGA のシード権がかかった シーズン最後の大勝負が そのセカンド ショットで見られるはずだ。

  British Modified
アルバトロス 5 8
イーグル 4 5
バーディー 3 2
パー 2 0
ボギー 1 -1
ダブルボギー 0 -2 or -3
それ以外 0 -2/ or 3
ブリティッシュ vs モディファイド
なお、ルールブックに記載されている ステーブルフォード競技は ブリティッシュ ステーブルフォード方式とも呼ばれるが その得点は 基準となるスコアを通常は パーとし それより 1 打多いボギーが 1 点、パーが 2 点、バーディーは 3 点、イーグルであれば 4 点と 1 ストロークにつき 1 点ずつ加点されるものである。ただし、決められたスコアより 2打 即ち ダブルボギーか それ以上の時は 全て 0点のように決める方法で いくら大叩きをしても 0点より悪いスコアがないのが特徴のルールである。基準のスコアをパーではなく、ボギーにすることも可能だが、より 通常のストローク プレーに近い プレーになる訳だから 競技を ステーブルフォード方式にするのであれば モディファイド方式を採用するようになるのが むしろ 当たり前になっている。

アマチュア競技では

一方、アマチュア競技で ハイ ハンデの参加者が多い場合などは 基準となるスコアをボギーにすることも可能である。また、各選手のハンデによって持ち点 (Quota) が決められ それと ステーブルフォードで獲得した得点との差で競い合う競技方法もあるし 各ホールの得点をネット スコア ベースで カウントする方法もある。ただし、ネット スコアの場合は ブリティッシュ スタイルの競技としなければ(ネット バーディーや イーグルは 比較的容易に出るから)公平性が損なわれてしまうとも言える。従って、ハンデ戦のモディファイド スタイル競技では クオータ システムにすることが 賛否両論あろうが 公平性を保つ方法として 一般的には 良く用いられている。

ステーブルフォードの競技では ダブル ボギーや(得点の決め方によっては)トリプル ボギーより悪いスコアは どれも同じになる訳だから そこまで プレーをしたら ボールを ピック アップし、プレーを止めるというような ローカル ルールを設定し、スピードプレーを促すことも可能になる。 いずれにしても、上述のように ハイ リスク、ハイ リターンとなる モディファイド ステーブルフォード方式の方が 人気があり、昨今は ステーブルフォードと言えば モディファイド ステーブルフォードだと思っている人も居るようだが、実際は ブリティッシュ ステーブルフォードが オリジナル なのである。

パー競技と ボギー競技

なお、ステーブルフォードに似た 競技方法として パー競技と ボギー競技がある。それは それぞれのホールの基準スコアを パー または ボギーに設定し、それより良いホールは +1、同スコアであれば 0、悪ければ -1 として、最終的な トータル スコアで競う競技である。各ホールのスコアは アップ (up)、ハーフ (halve)、ダウン (down) の三種類しかなく、マッチプレー的な感覚で プレーすることになるが 何れの競技も ルールは ストローク プレーのルールが適用される。


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