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ゴルフ日記 (ゴルフ雑学編)
 
 

フェデックス・カップ (FedExCup)

フェデックス・カップ2009年のフェデックス・カップ・プレーオフが 8月 27日から 9月 27までの一ヶ月に亘って行われ、予選ラウンドを 1位で終え、プレー・オフ第3戦 BMW 選手権 優勝、最終戦 ツアー・チャンピオンシップ 単独 2位という成績を収めた タイガー・ウッズが 総合優勝し、優勝賞金の 1,000万ドル (約 9億円) を手にした。また、最終戦のツアー・チャンピオンシップで優勝したフィル・ミケルソンは 総合で 2位に入賞し、賞金300万ドルを獲得、3位にはシーズンを通じて安定した強さを見せた スティーブ・ストリッカーが入った。

第一戦は ニューヨーク、マンハッタンのすぐ近くにある リバティー・ナショナル (Liberty National) G.C. で始まったが、2009年が 第3回目となるこのシリーズ(予選ラウンド 36試合とプレーオフ・ラウンドの 4試合で勝敗を競うもの) は、第2回目のシリーズに続いて そのポイント・システムほかにおいて 幾つかの変更がなされ、2008年のように最終戦を待たずして優勝が決まってしまうようなことのないシステムになった。

2009年のシステムでは、それまでの予選ラウンド (Qualifying Round) が終わった時点でポイントを再配分する方式ではなく、プレーオフの第3戦が終わった時点の獲得ポイントに応じた順位で得点を再配分する方式 (1位 2,500 point、2位 2,250 point、3位 2,000 point、4位 1,800 point、5位 1,600 point、6位 1,400 point ... ) にし、その時点で再配分されたポイントが 5位までに居る選手は 最終戦に優勝すれば フェデックス・カップに優勝出来るというものである。(6-10位までの選手も 最終戦で優勝すれば 優勝の確率は高いし、それ以下の選手にもチャンスは残る。)

また、予選ラウンドのポイントは プレーオフで獲得するポイントに加算され 最終戦の前までキャリー・オーバーされるが、プレーオフのポイントが 予選ラウンドのポイントの 5倍 (1位 2,500 point、2位 1,500 point、3位 1,000 point、4位 750 point、5位 550 point、6位 500 point ... )というシステムで、プレーオフ・ラウンドに出場しないことに対するペナルティーが大きいシステムだ。

そうした状況下、2009年は 第3戦が終わった時点での上位 5人が、1) Tiger Woods、2) Steve Stricker、 3) Jim Furyk、4) Zach Johnson、5) Heath Slocum という状況になり、優勝したミケルソンは14位という状況で、最終戦のツアー・チャンピオンシップが行われたのである。

ところで、2008年度 フェデックス・カップのプレーオフの第1戦の The Barclays (Ridgewood CC) は、ビジェイ・シンが プレーオフの末、ガルシアとサザーランドを破って優勝し、フェデックス・カップのポイントでトップに立ち、第2戦の Deutsche Bank Championship (TPC Boston) でも優勝し、続く第3戦の BMW Championship (Bellerive CC) では、その時点であまり上位に居なかったカミロ・ビジェイガスが優勝した為、最終戦の The Tour Championship (East Lake GC) の結果を待たずして ビジェイ・シンの優勝が決まってしまったという経緯がある。

2007年にスタートし 今年で三年目になるフェデックス・カップは 一昨年、そして、昨年に不評を買った幾つかの点において変更がなされた訳だ。例えば、複数試合の獲得得点制度によって優勝と順位を争う競技で、賞金総額 3,500万ドル、優勝賞金 1,000万ドルという点は同じであるが、プレーオフのポイント・システムは二年連続で変更された。また、2008年のシーズンからは、賞金のかなりの部分が 年金としてではなく 現金で支払われることになった点が 2007年との大きな違いである。例えば、優勝賞金 1,000万ドルの内 900万ドルは 現金で支払われる。

一方、スケジュールは 2007年から ほぼ変更なしで、Mercedes-Benz Championship (1月 第 1週) から Wyndham Championship (8月中旬) までの順位決定 (Qualifying) ラウンド 36試合と The Barclays (8月末) から The Tour Championship (9月末) までのプレーオフ (Playoff) ラウンドの 4試合という形式だ。ただし、2008年は 最終戦となる Tour Championship の前に ライダー・カップが行われたので、その間が 少し開いた点で異なる。アメリカとヨーロッパの代表選手にとっては 非常に 厳しいスケジュールだったはずだ。


もう一点 マイナーな変更であるが、2009年からは プレーオフのシリーズ第1戦目に出場できるのは 140人で (144人から変更)、第2戦目は 100人 (120人から変更) となった。ただし、第3戦目以降は同じで 第3戦に出場できるのは 70人、そして、最終戦のツアー・チャンピオンシップでは 30人にまでに 出場者の数が削られるというシステムだ。

なお、2009年度の予選ラウンドのポイントは、シーズン 5勝のタイガー・ウッズ (3,431 ポイント) が 2位のスティーブ・ストリッカー (Steve Stricker - 2,155 ポイント) に 1,276 ポイントの差を付けて、三年連続で1位となった。全米オープンに優勝したルーカス・グローバー (Lucas Glover - 1,742 ポイント - 5位) 、そして、全米プロに優勝したは Y.E. ヤン (Y.E. Yang - 1,621 - 7位) は 上位に付けた。なお、昨年 9位という成績でプレーオフに進出した今田竜二選手は 90位という結果だった。

    フェデックス・カップ得点順位 (最新版)
    ポイント・システムの詳細

フェデックス・カップの出現によってシーズンを通じての各選手の成績が注目されるようになり、個々のトーナメントへの関心度が高まったことは 間違いないが、2008年のフェデックスカップは、タイガー・ウッズの欠場、そして、決勝ラウンドの第1週がオリンピック開催期間と一部重なったこと、さらに、最終戦を待たずして優勝が決まってしまった などの理由で盛り上がりを欠いたことは否めない。3,500万ドルという高額の賞金のかかったフェデックス・カップであるが、歴史の浅いこの大会のプレーオフが 今後 どこまで盛り上がるのか 興味深いところだ。

なお、余談になるが、2009年のプレーオフ第1戦 (The Barclays) が 2006年にオープンした 自由の女神とマンハッタン島を望むゴルフコースの リバティー・ナショナル (Liberty National G.C.) で開催されたことで、ゴルフ・ファンの注目を浴びた。多くのゴルファーにとって あまり馴染みのない このゴルフ・コースは (Robert E. Cupp と Tom Kite による設計) マンハッタン島の西の対岸 (Jersey City, NJ) の埋立地を利用して 総工費 1億 2,900万ドルという巨額を投じて造られたもので、ヘリ・ポートやヨット・ハーバーまである。因みに、そのイニシエーション・フィー (入会金) は 50万ドルだそうだ。
 
 
 
 
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