カンフォート ゾーン｜Comfort Zone

ほぼ予想していたスコアー内の まあ まあ のペースでラウンドしていれば その人は カンフォート ゾーン (Comfort Zone) でプレーをしていることになる。例えば、ハンデ 12 の人が アウトを 6 - 8 オーバーのペースで回っていれば、カンフォート ゾーンでプレーをしているということになる訳だ。

ところが、実際にラウンドをする場合は このゾーンより スコアのペースが 良い時もあれば、悪い時もある。そして、多くのアマチュア ゴルファーは このゾーンより良いスコアーで回っていると そのペースを維持できずに スコアーを崩してしまうことに成りがちなのだ。後 3 ホールを 3 オーバーでも 80 が切れて 自己最高スコアだ などと意識したとたんに ダブルボギー、ボギー、ボギーで 80 だったなんてことを経験している人も 少なくないだろう。

一方、スコアのペースが自分の予想や期待よりも著しく悪くなってしまった場合に、投げやりになったり、プレーに集中できなくなる状態、所謂、プッツンになってしまう人も少なくないはずだ。

いずれにしても、スコアのことばかり考えて、前述のような経験を何度も積んでいる人は このカンフォート ゾーンの悪影響の排除の仕方について 一度 良く考えて見る必要があるだろう。つまり、スコアの良し悪しに関係なく、プレーに集中できるようなメンタル・コントロールのテクニックを身に付けるということである。

例えば、3 ホールごとに自分の目標スコアーを常に設定する方法などは、カンフォート ゾーンの悪影響をなくすのに有効な方法だと言われている。スコアが悪い時には、立ち直りのきっかけを作ることが出来るし、逆に、スコアの良い時は 直近の 3 ホールでベストスコアを出すことに集中することで、カンフォート ゾーンの悪影響を軽減できるといったメリットがある。

3 ホールごとの目標スコアーを設定する場合、例えば、80 を切ることを目標にしている人は 3 ホールごとの目標スコアを 1 オーバーに設定すれば良いし、100を切ることを目標にしているのであれば、それを 4 オーバーに設定すれば良いといった具合である。そして、前の 3 ホールのスコアがどうあろうとも、プレー中は 今の 3 ホールのスコアだけに集中するという考え方である。

また、80 を切る目標の人が 76 のペースで回っていたなら、80を切るために何が必要かと考えるよりも、75 を出来れば出してみようといったポジティブな考えた方をする方が良いのである。3 ホールをボギー、ボギー、ボギーで良いなどと考えたら、パーが出なくなるばかりか、ダブルボギー、場合によっては、1ホールで 大叩きといったスコアさえ出兼ねない。

ゴルフでは カンフォート ゾーンを無意識の内に誰もが持っているものだと言われるが、それがゴルフの足を引っ張らないように メンタル・ケアのテクニックについて、ここで紹介している方法を 一度 試して下さい。