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ゴルファー保険|最適プランの選び方

事故による怪我ゴルファー保険というとホールインワン保険を思い浮かべる人も少なくないと思うが、ホールインワンやアルバトロスを出した時に必要となる(祝賀会やギフトなどの)費用が 第三者の証人がいる場合に限り カバーされるのが 一般的だ。しかし、ゴルファー保険の役割は それだけではなく、プレーに伴って発生し得る損害、即ち、ゴルフ道具の破損や盗難、また、プレー中の事故による怪我の治療費用などをカバーするものだから 良くゴルフをする人にとっては そちらの方が むしろ 保険をかける価値のあるものだと言える。

最近のゴルフ道具は 高価なものも少なくないが ゴルファー保険に入っていれば、破損や盗難に遭遇することをさして心配しなくても良いし、また、万一、他人に怪我をさせてしまったり、自分で転んで怪我をしたりしても 費用面での負担は カバーしてもらえる訳だが、実は、気をつける必要がある。

ここで 過去に 買って 1年半ほど経ったアイアンを破損し ゴルファー保険のお世話になった時の経験を少しお話ししよう。ボールの下にあった石を叩いて 写真のように 6番アイアンのヘッドが傷付いてまったのだが その修理(ヘッドを新品に交換)費用全額 ¥17,600 を保険会社の三井住友海上支払ってもらった。以下は その傷付いたアイアンと保険金請求書である。

“損傷したクラブヘッド”
“申請書”

ただし、気を付けなければならない点がある。まず、第一に、道具の価値である。新しい道具の場合は 良いが 古い道具の場合は 殆ど価値がないと査定されてしまう可能性がある。そして、その査定額(時価 or 償却の概念に基づいた残存価値)を上限にした支払いしか受けることができないのが普通である。従って、前述のようなケースでも 古いクラブであれば 修理費の全額を求償できないことになる。古いクラブの時価となると かなり少額になるだろう。

次に、その手続きの煩雑さである。保険会社に要求される手続きは かなり手間のかかるものである。実際の手続きは まず 電話で事故の状況を保険会社の担当者に説明することから始まる。そこで、保険の対象になる場合は 保険会社から 保険請求を行うのに必要な書類一式が送られてくる。それから、事故証明書(ゴルフ場や練習場に出してもらう)、損傷したクラブの写真、クラブの修理費用の見積を提出する。見積の取得は 修理をやっている工房などにお願いする訳だが 場合によっては 見積もってくれない店もある。そんな時は 何店か損傷したクラブを持って回る必要が出てくる。見積書をもらうことなどは 破損事故の費用を負担してもらうということを考えると、むしろ、当たり前のプロセスと言えるだろうが 手間のかかる作業だ。もし、費用が小額であれば、その手間を考えると、申請する価値があるかどうかは 疑問も残るだろう。とは言え、前述の事故の場合は 申請して 1-2週間で 2万円近い金額であったが 銀行に振り込まれた。

以上が ゴルファー保険が損害を保証してくれた時の一例であるが メリットは 当然ながら 安心と損害の補填である。但し、古いクラブを使用している人にとっては 少し魅力に欠けるものになる。また、手続きが面倒なので小額な損害のカバーには 不向きである。また、キャディーなしでプライベートのゴルフをしている人にとって、ホールインワンやアルバトロスのカバーは 然程 意味がない訳だから (キャディーなどの第三者の証人なしだと認められないから)保険のカバーの内容を良く見て 経済的な保険を選ぶようにすべきである。各種事故に係わる費用とリスクだけをカバーする保険を選んでも良い位で 多くの人にとっては 道具やホールインワンのカバーがミニマムのプランが 最善の選択肢と言えるのかも知れない。以下の「標準コース」は そうした意味で 多くの人に検討して欲しいプランである。なお、節約コースには 個人賠償責任保険(1億円)が含まれないが 別途そうしたリスクが(火災保険や自動車保険に個人賠償責任補償特約を付けている場合など)他の保険でカバーされている人は この選択肢の方が良いだろう。

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