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コース・マネジメント

パズルコース・マネジメントとは コースのレイアウト(OB、ハザード、ラフ、木、崖など)、コンディション(風やラフの状態など)、ライの状態、グリーンの状態とピンの位置、自分の能力などを考えて どのようにコースを 攻略するかを 考えることである。つまり、自分の置かれている状況とショット後に想像される結果に基づいて その都度 どんなショットが ベストかを決めることで、その時に ゲームの流れや心理状態のコントロールなどを考慮することも 広義には コース・マネジメントの一つと言える。 要約すると 以下のようなことだ。

ショットの種類 考えるべきこと アクション
ティー・ショット
グリーンへのショット
アプローチ・ショット
パット
コース・レイアウト
コース・コンディション
ライの状態
想像される結果
リスクの評価
ゲームの流れ/心理状態の管理
達成すべき目標とターゲットの設定
ショット・セレクション

自分の能力を 十分に考慮して リスク評価をすることがポイント

通常は 長いクラブになるに従って ショットの精度は落ちるものだ。例えば、グリーン・センターまで 150ヤードのショットで グリーンにオン出来る確率が 50% の人でも、それが 200ヤードになれば その確率は 20% とか 30% になる訳だ。逆に、ミスショットが グリーンを大きく外れる確率が 150 ヤードで 10% 程度の人なら 200ヤードでは 30% とか 40% になると言った具合だ。もちろん、そんな成功と失敗の確率の関係を正確に把握してプレーしている人は居ないが、仮に それが正確に分かっていたら 誰もが その数字を参考に 作戦を 立てるはずである。

つまり、コース・マネジメントでは まず 自分の能力、即ち、自分のショットの精度についてより良い理解を持つことが極めて重要なことなのだ。例えば、50ヤード、100ヤード、150ヤード、200ヤードのショットの精度を 数字で考えてみよう。(初心者や距離の出ない人は 50/100/150 だけでも良いだろう。)以下のようなイメージである。

精度 距離 50ヤード 100ヤード 150ヤード 200ヤード
グリーン・オン 75% 60% 40% 20%
グリーン周りに外す 20% 30% 40% 30%
大きく外れる 5% 10% 20% 50%

ここで、自分のショットの確率を上の表に入れてみよう。実際のラウンドを 基にして確率を計算してみると良いのだが(練習場で チェックしてみても良い)当面は自分の記憶を 基に 数字を入れてみよう。仮に、貴方の表が 上の例のような確率になったとしたら グリーン・センターまで 200ヤードの時に どんなショットをするだろうか。グリーン周りや その前後左右のコースの状態にも依るだろうが、多分、200ヤードのショットの使い方については(特に、OB や池などがある場合は)考え方が変わる可能性は高いだろう。また、練習場での練習の仕方を変えてみようという気になる人も居るだろう。

加えて、自分にとって信頼度が高く ある程度距離を出せるクラブが何で(例えば、7番アイアン)そのクラブを 実際のラウンドで どのように使うべきかを 一度 良く考えて欲しいのである。賢いコース・マネジメントをするには 使いこなせるクラブ、得意なクラブ、苦手なクラブ というものに対する理解を深めることも 大切なのだ。

同様に、ティー・ショットでも(ミドルホールの想定で)自分の能力を整理してみよう。

精度 距離 アイアン クリーク スプーン ドライバー
フェアウェイ 70% 55% 45% 40%
ラフに外す 25% 35% 40% 45%
大きく外れる 4% 8% 12% 15%
OB 1% 2% 3% 5%

このように 大雑把でも良いので自分の能力について 一度 冷静に分析し、整理してみると、どのような戦略で ショット・セレクションをすべきかという考え方は大きく変わるはずである。基本的には、毎回のショットの期待値が大きくなるような判断をすれば良いのである。期待値は 大雑把に言えば(上表の確率を使うと)以下のように計算されるものだ。

 • ドライバー = (1.0 x 40%) + (0.8 x 45%) + (0.3 x 15%) + (-2.0 x 5%) = 0.71
 • スプーン = (0.9 x 45%) + (0.75 x 40%) + (0.3 x 12%) + (-2.0 x 3%) = 0.69
 • クリーク = (0.8 x 55%) + (0.7 x 35%) + (0.3 x 8%) + (-2.0 x 2%) = 0.67
 • アイアン = (0.5 x 70%) + (0.4 x 25%) + (0.3 x 4%) + (-2.0 x 1%) = 0.44


ティー・ショットが大きくターゲットを外れてトラブルに巻き込まれたり、ラフに行くことでグリーンに乗る確率が低くなったりすれば、ショットの価値は低くなるという考え方だし、ボールが グリーン(または、ピン)に近づけば、近づくほどショットの価値は大きくなるという考え方だ。OB など、ペナルティーが科さるショットでは その価値がマイナスにもなる。毎回、期待値が 1.0 のショットが出来る人のスコアは イーブン・パー (72) 前後になる可能性が高い訳だし、それが 0.7 であれば 100 くらいのスコアになる可能性が高いと考えれば良いだろう。

もちろん、グリーンへのショットで ベタピンのショットを打った時など ショットの価値が 2 に近い数字になることもあるし、ホールインワンのショットの価値は 3 になるという理屈である。また、次に打つショットの期待値は 今打とうとしているショットの結果に大きく左右される と言うこともあるから、本当にベストの選択が何かを判断するのは 実は 容易なことではないのである。

いずれにせよ、上の計算式は 単純化したモデルで、それぞれのショットの価値の設定は極めて大雑把なものである。実際には、ショットの確率も価値もホールによって変わるはずだし、考えられるショットの結果は無数にあるから それぞれのショットの期待値を毎回正確に計算し、比較することは不可能である。しかし、このような発想による計算と比較を 直感で 瞬時に なるべく正確にして ショット・セレクションをすることが 望まれると言うことだ。 » ショットの価値とマネジメント

ティー・ショット


ミドルホールやロングホールのティー・ショットは どのクラブで、どの方向を狙って打つかということを常に考える必要がある。ティー・ショットのリスクとリワード、即ち、ミスショットをした時に想定されるダメージとセコンド・ショットを打つポジションの関係について判断し、クラブの選択とターゲットを決めることになる。フェアウェイの狭いホールや ドッグレッグのホールでは OB ライン、ハザード、ラフ、林や木の状態などを 良く考えてターゲットを決める必要がある。また、色々な種類のボールが打ち分けられる人は、コースのレイアウトや風の向きなどを考慮し、最も有利なボールを打てる強みがある訳だから、そうした強みを上手く生かせるような判断も望まれる。

ドッグレッグ・ホールの攻め方中でも、特に 気をつけたいのは ドッグレッグの攻め方である。例えば、右図のようなドッグレッグのホールを どう攻めるかは 個人の技量や持ち球によって ある程度左右されるが、グリーンまで 140ヤード の A のエリアにボールを落とせれば 理想的だから ドライバーかスプーンで A を狙って ティーショットを打ちたくなる場面だが、少し長いセコンド・ショットが残っても、コーナーを攻めずに フェアウェイ中央の B を狙って打つのが 正しい選択と言えることもある。A を狙うショットでは コーナーの林(X エリア)に入れる確率と フェアウェイ・バンカー(Y エリア)に入れる確率が高くなり、その場合のダメージ、即ち、リスクが 30ヤード近くからセコンド・ショットを打つことが出来るという リワードに比べて 大きくなると判断するのが、場合によっては より妥当な考え方になり得るからだ。一方、140ヤードの地点に高い確率でボールを打てる能力を持った人にとっては リスク / リワードの関係が異なる訳だから、当然 選択すべきショットも異なるものになるべきだというのが コース・マネジメントの考え方である。

グリーンへのショット


グリーンへのショットでは ピン、または、グリーンのセンターに対して どこを狙うかという判断をする必要がある。常に、グリーンのセンターを狙って打つというアプローチも一つのコース・マネジメントのスタイルと言えるが、そうした場合でも、早くて傾斜の大きなグリーンの手前にピンが切ってある場合など、グリーン・センターを狙うべきではないケースもある。また、グリーンの近くからのショットでは、当然、ピンを狙うべきということが多くなるので、そうした場合の判断基準を身につけておくことが必要になる。

グリーンへのショットさて、ピンを狙うショットを考える場合は 常に 2つのことを考える必要がある。一つは グリーンを 外した場合 どうなるか、そして、もう一つは 難しいパットや 3パットになる可能性の高いグリーンのエリア(通常は下りの難しいライン)はどこか という 2点である。グリーンを外しても寄せ易いピンの位置であれば、ピンを狙って打つリスクは低くなるが、グリーンを外したら寄せられないような ハイサイドに切ってあるピンを狙うのは 次のショットで寄せられない可能性が高い訳だから、賢い選択ではない。また、ピンの上につけたら 3パットになる可能性が高いグリーンでは そこへボールが行かないように打つべきで 少し長めの上りのパットが残っても そちらを狙って打って行きたいところである。常に、なるべく上りの真っ直ぐなパットが残るようなショットを打つように攻めるのが原則だ。

通常、グリーンは手前から奥にかけて高くなっているグリーンが多い訳だから 速いグリーンの場合は 特に グリーンの中央を狙うか、B または C を 狙って打って行くべきである。仮に、上図のグリーンの傾斜が大きく A から C、さらにはフェアウェイ に向かって急激に下っているとすれば、C にピンが 切ってある場合は グリーン・センターを狙って打つべきではない。一方、A に ピンが切ってある場合は グリーン・センターを狙うべきで、A を狙うのは 余程のことがない限り避けるべきと言うことになる。

チップ・ショット / ピッチ・ショット


距離のあまりないグリーン周りからのアプローチ・ショットでのボールの落とし場所と打ち出すボールの高さ、選択するクラブのロフトは良く考える必要があるものだ。多少 ダフったり、トップ気味になったりすることは(その人の技量にも依るが)良くあることだから、狙い通りに行かなかった場合のことも ある程度 考慮に入れて 低く転がすショットにしたり、安全サイドにターゲットを設定するのが得策になることは多い。ボールを上げる必要のないところでは、なるべく低く転がすようにする と言うのが基本となるべき考え方だ。

グリーンが硬い時と柔らかい時では ボールが 驚くほど違った転がり方をするものだが、そうしたことにも十分配慮すべきだ。特に、高く上がったボールでは その差が大きくなるので、グリーンの硬さに疑問を感じた時は ショットをする前に グリーンを歩いてみたり、他のプレーヤーのボール・マークを見たり、直したりなどして、チェックをすべきである。そして、グリーンの硬さとボールの転がり方が 予測しにくいケースでは なるべく低いボールで転がしていくのが 正しいコース・マネジメントと言える。

一方、深いラフからのアプローチ・ショットなどは 最悪 グリーンに乗るよう、サンドウェッジなどで少し強めに(ラフに負けないように)高く上がるボールを打って行くべきだ。なお、フェアウェイや浅いラフからの距離のあるチップショットは、グリーンやその手前の花道などの平らなところにボールを落とせるのであれば、なるべく、ロフトのないクラブを使うことで、ミスした時のダメージを最小にすることができる。

パット


パットを打つ時はボールをカップに入れることだけを考えれば良いと考える人も居るだろうが、如何にスリー・パットやフォー・パットをなくすか、減らすかということも考える必要がある。短い下りのパットを強めに打って入れるか、それとも絶対に 2パットに納まるスピードで打つかといった判断は我々が良く直面するものだ。仮に、強目に打って入る確率が 75%(4回に 3回)、2パットでは入れられるスピードでパットをした時に入る確率が 50%(2回に 1回)だったら どうすべきだろう。強目に打って外した返しのパットが 75%(4回に 3回)以上入るのであれば、強目に打つべきだという答えになる。しかし、75%(4回に 3回)以上の確率で入る距離のパットは 通常 1m 以下の距離であろうから、強目に打って入る確率が極めて高い時以外は 常に 2パットでホールアウトできるようにパットをすべきなのだ。特に、ショート・パットの下手な人は 距離を合わせることが重要になるが、逆に言えば、ショート・パットが上手くなれば、多少 強目にパットをすることも出来るという訳だ。


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