レイクパウエル (Lake Powell) は コロラド川をグレンキャニオン・ダムによって塞き止めて造った 標高 1100 m にある大きな人工湖である。その一部は ユタ州にまで及ぶ大きなものであるが、そのダムに隣接する町がアリゾナ州のページ (Page) で、レイクパウエル・ナショナル・ゴルフコース (Lake Powell National Golf Course) は その町の南東に位置するパブリックコースだ。ページの町は 所謂 岩と砂漠の土地に 突然 人の手によって造られたオアシスのような存在であるが、近くには有名なアンテロープ（光の芸術が見られる洞窟）や ホースシューズベンド（馬蹄型に大きく湾曲したコロラド川の風景）など グレンキャニオンの観光スポット（» 詳細）が多数あり、夏の避暑地として人気の高い所である。当に、グランドサークル（» 詳細）の真っ只中にある小さなオアシス、そんな所に 1995年にオープンした このコースは William Phillips 設計で 18 ホール、7,030 yards / Par 72 という 本格的なチャンピョンコースだ。一般の人に開放されているが このエリア唯一の本格的なゴルフコースである。コースの一部は湖を望める高台にあり 写真からも分かるように 砂漠の中のコースとは思えないようなアップダウンのあるホールもある。緑の芝に岩と水とバンカー そして 所々に植えられている木々が上手く調和しており、砂漠と岩ばかりを見ている目にはとても美しく映るはずだ。プロショップには飲み物や軽食の出来る施設があるが、本格的な食事の出来るレストランはない。ドライビングレンジもある。（写真撮影： 2019/6/29)