誤所からのプレー|ゴルフルール解説

Introduction

規則に定められているエリアや ポイント以外の場所からプレーをする過ちが 所謂「誤所からのプレー」だが 正しいルールの知識を持たずに プレーをしている人が犯し易いルール違反で ストロークプレーでは 2打罰、マッチプレーでは そのホールの負けのペナルティが科される。そのルールの詳細は 規則 14-7 誤所からのプレー (Playing from Wrong Place) に記されているが、以下は そんな誤所からのプレーに係わるルールを分かり易く解説した 音声なし 4分の動画である。また、その下のテキストで詳細を説明しているので そちらもご覧下さい。

ルール違反を犯す理由

当該違反は 以下の 3 つの理由(7 通りのパターン)で起きる可能性があるものだが、極めて有利な場所からプレーをするなどの重大な違反がない限り(詳細後述)当該違反を犯した時は そのプレーの訂正をすることなく 誤所からプレーされたボールで そのホールを終えなければならない

1) 救済に係わる処置
 a) 救済が受けられないのに球を動かしてプレーした時
 b) 救済の二アレストポイントを間違った時
 c) 救済を受けるに際し救済エリア外の球をプレーした時
2) 球がが動いた時の処置
 a) 誤って球を動かしたのに ルール通りの処置をせずに プレーした時
 b) 自分以外の理由で動いた球の処置を誤ってプレーした時
3) 球のプレースに係わる処置
 a) 球を元の位置に戻すべき状況で それを怠った時
 b) プリファードライの処置を怠った時

誤所からのプレーの定義

ルールブックには (1) ストロークを行ったり 球をドロップしたり プレースすることを規則が許していないコース上の場所で プレーヤーが自分のインプレーの球に対してストロークを行った場合、または、(2) ドロップした球の再ドロップや動かされた球のリプレースを規則が求めている時に プレーヤーが自分のインプレーの球に対してストロークを行った場合 が誤所からのプレーに該当すると記されている。なお、ティーイング グラウンドの外からプレーした時や間違ったティーイング グラウンドからプレーした時の処置に関しては 規則 6-2「ティーイング エリアから球をプレーする」に競技者は 2打の罰を加えた上 ティーイングエリア内から改めて球をプレーしなければならないと記述されており そうした過ちは 誤所からのプレーには 該当しない。



重大な違反

さて、ここで前述の「重大な違反」についての説明をしよう。本来 プレーすべき場所より 大幅にホールに近い所や救済を受けられない障害物なのに それを避けてプレーをした時など 誤所からのプレーによって 明らかに有利な状況が生まれる場合がルールで言うところの重大な違反 (serious breach) である。

良く起き易い重大な違反の例としては イエローペナルティーエリアに入ったボールなのに レッド ペナルティーエリア(赤杭)の救済処置であるエリアの境界線を横切った点から 2 クラブレングス内のホールに近付かない場所に球をドロップして 本来 救済処置を取ることが許される(境界線を横切って入った点とピンを結んだ 後方線上の)ポイントより大幅にホールに近い所からプレーをした時などが挙げられる。 » ペナルティーエリア|ゴルフルール解説

そのような重大な違反があったと思われる時は そのことに気付いた時点で規則に従って 正しい場所から(2つ目の)球をドロップ(状況に応じては プレース)して プレーをし そのホールを終えなければならない。重大な違反があったにも拘らず プレーヤーがその訂正処置を取らなかった場合は 次のティーイングエリアからショットをした時点、また、最終ホールであれば 過ちを訂正する宣言をせずに そのパッティング グリーンを離れた時点で競技失格となる。

ボールをドロップ
一方、誤所からのプレーに関しては それに重大な違反の可能性があるか否かが定かでないことが起きるが(通常は 同伴競技者や マーカーと意見が異なるケース)そうした場合は 競技者が正しいと考えられる場所から 2つ目の球をプレーする必要がある。そして、スコアカードを提出する前に その事実を委員会に報告し 裁定を仰がなければならない。いずれにしても ゴルフでは 修理地に入った球の救済措置やペナルティーエリアの処理などで球をドロップする と言うケースに遭遇することが多々あるが 誤所からのプレーにならないよう そうした場合の球のドロップに関するルールを確り身に付ける必要がある。 » ボールのドロップの仕方|ゴルフルール解説



球を動かした時の処置

また、グリーン上の球が動いた場合は 間違いを犯し易いので要注意だ。アドレスする時などにプレーヤーが球を動かしてしまっても 新ルールではペナルティーは科されなくなったが 球が元あったと思われる所にそれをリプレースしてからプレーしなければならず、それを怠れば 誤所からのプレーで 2打罰が 科される。2019年からの新ルールでは グリーン上でプレーヤーが一度マークし リプレースした球が動いた場合は 風など自然の力で動いた場合を含め 元あったと思われる所に球をリプレースしてからプレーしなければならなくなった。旧ルールでは 風など自然の力で動いた場合は どのような時もそのままプレーすることになっていた。但し、マークする前の球が動いた場合は 旧ルール同様 リプレースすることなく 球が止まった所からプレーすることになる。

複数の違反を同時に犯した時

なお、プレーヤーが球を動かしてしまい、それを元の位置に戻さずにプレーをした場合は 球を動かしたことのペナルティ(1打罰)と 所からのプレーによるペナルティ(2打罰)がダブルで科され 3打罰になるのではなく 大きな方のペナルティだけである。つまり、誤所からプレーをしてしまった場合は 前述の重大な違反でない限り やり直すことなく そのままプレーを続ければ良く、ぺナルテーは 2打罰までと言うことだ。 » 球が動いた時|ゴルフルール解説

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