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飛ばす秘訣 - 飛ばしのメカニズム

このページのコンテンツ
• はじめに
• 飛ばしのメカニズム
• アタック・アングル
• スイングの改善
• スイングのバランスと安定性
• 商品リンク(用品、メーカー別)

はじめに


もっと飛距離を伸ばしたい。ゴルファーなら ほとんど誰でもが 願っていることである。ボールを より遠くに飛ばすには 当然のことながら ヘッドスピードを上げて 打ち出すボールの初速を上げることだが 実は 他にも 以下のダイアグラムで説明しているように 色々な 要素が関与している。ここでは そんな飛ばしのメカニズムと 飛ばすための秘訣について 少し 掘り下げて考察する。

飛ばしのメカニズム


飛ばす秘訣 ダイアグラム

(1) のボールの初速は (a) ヘッド・スピード、(b) クラブヘッドの芯でボールを打てたか、そして、(c) アタック・アングル 即ち スイングの軌道によって決まる フェース面とボールが当たる角度によって 殆ど 決まる。(a) と (b) が飛距離を決定づける 主要素であることは 誰にでも分かることだと思うが (c) については "何それ" と思った人も居るだろう。要するに 擦る様な打ち方になれば 力の伝達効率は 悪くなるので そうならないような アタック・アングルで ボールを打つ必要があると言うことである。一方、(2) のボールの打ち出し角と スピン量の最適化について 上のダイアグラムでは 道具の選び方の課題と書いたが 実は (c) のアタック・アングルに 密接に係わっている。

アタック・アングル


スピンロフトまず、ここで 知って欲しいのが 図 - 1 に示した スピン・ロフトという概念である。スピン・ロフトは 所謂 アタック・アングルと ダイナミック・ロフトによって決まるものだが、それが大きければ ロフトの大きなクラブでボールを打ったのと同じような状態なるから 飛距離の最大化という観点からは 好ましいことではない。同時に ある意味 擦る様な打ち方にもなり 力の伝達効率も悪くなるという問題もある。殆どのアマチュア・ゴルファーは そのアタック・アングルが -5° ~ -10° 程度のダウン・ブローなのに対し ツアープロの殆どは それが 0° ~ +2° という 打ち方に大きな違いが見られる。図 - 1 は アタック・アングルが -5° で ダイナミック・ロフトが 15° そして スピン・ロフトが 20° という状態を示したものだが アマチュアの打ち方では 概ね このような状況が生まれている。要するに 図 - 1 は 飛距離が出ない打ち方の典型的なパターンを示したものだが、もう一つ 確認して欲しいのが ダイナミック・ロフトが リアル・ロフトに対して 5° ほど大きいという問題である。これは 手が クラブヘッドを リードする形でボールを打てない時 即ち クラブヘッドをリリースするタイミングが早過ぎる時に見られるパターンである。その結果、スピン・ロフトは 20° にもなっている。ボールの初速の最大化だけを考えれば これを 0° にするのが理想だが 大きなロスが起きている状況である。さらに、スライスボールになってしまう人は フェースが スイング・パスに対して 少し開いた状態で ボールと コンタクトする訳だから そのロスも上乗せされることになる。

ゼロ・アタック・アングル一方、このアタック・アングルを ツアープロのように 0° ~ 2° 即ち フラットか 若干 アッパーブローにしつつも ダイナミック・ロフトが 大きくならないように出来れば スピン・ロフトは 圧倒的に 小さくなるが 図 - 2 は それを示したもので スピン・ロフトは 10° である。こうすれば 力の伝達効率は 良くなるし、ボールの打ち出し角とスピン量の組合せの最適化も かなり達成される。ヘッド・スピードにもよるが 2° 前後のアタック・アングルで 10° 位のスピン・ロフトでボールを打つことが出来れば 飛距離は 最大になると言われている。それを目指して スイングを改善し クラブも選べば 飛距離を最大限に伸ばすことが出来る理屈である。

スイングの改善


コンスタントに飛距離を伸ばしたければ どのようにしたら ヘッド・スピードを上げつつも 理想のアタック・アングルで 擦ることなく クラブヘッドの芯でボールを捉える確率を 高めることが出来るか と言うことを考える必要がある。そして、まずは ヘッド・スピードを上げることだが そのための第一番目のポイントは 体を速く回転させ その力を 効率良く利用することだ。それには 腰や 肩を 背骨に対してなるべく直角に タイミング良く 素早く回転させること、そして、肩の回転を インパクト後 すぐに止めないように 最後まで 大きく スムースに 回転させることである。手や腕の力に頼らずに 肩の回転でボールを打つイメージでスイングする。力強く 腕を振って スイング・スピードを上げようとするのではなく 如何に 体の回転速度を速くし そのパワーを効率良く スイング・スピードに変換するかを工夫すべきである。見逃されがちなのは 腰の回転するタイミングとスピードであるが それを最も上手くやっているのが ローリー・マキロイで それを解説したのが 下の動画である。» 解説


このように 好ましい下半身と腰の使い方を習得し 回転軸となる背骨の傾斜を スイングを通じて よりシャロ―に 腕とクラブが振れるよう キープすることである。そうすれば アタック・アングルを 0° ~ 2° のような フラットか 若干 アッパーブローにしつつも ダイナミック・ロフトが 大きくならないような スイングが出来るようになるだろう。

どのようなゴルフ・スイングをするにせよ 下半身と腰は 重要なパワーソースであるが トップからの切り返しでは まず 腰が少し左にスライドしながら回転し それが フォワード・スイングのトリガーの役割をして 上半身の回転を リードする形になる。つまり フォワード・スイングからインパクトでは 腰が少し左に移動する訳だから 頭を動かさなければ 背骨は ある程度 右に傾くことになる。フォワード・スイングの段階で 重心移動は トータルとして ほとんどないような状態だが 下半身は ターゲットの方に 上半身は 相対的に後ろにという状態になる。即ち、頭がボールよりも後ろに残る(STAY BEHIND THE BALL)の形が出来上がると言うことだ。そうすれば 回転軸となる背骨の傾斜は スイングを通じて よりシャロ―な フォワード・スイングが可能になる状態を維持できるだろう。アタック・アングルを ポジティブ(アッパー・ブロー)にするには スイング軌道の最下点をボールの手前にする必要があるが ステイ・ビハインドの形を作り インサイドから クラブヘッドを落とすことが上手く出来れば アタック・アングルは 改善できるだろう。

スイングのバランスと安定性


いずれにせよ、ゴルフ・スイングは 回転運動が基本で 安定した軸を中心に 体を 効率良く回転させることが大切である。そして、その時に 前述のような方法で生まれるパワーを 如何に 有効に利用出来るかで ヘッド・スピードと飛距離が決まってくると言える。しかし、ボールを ただ 飛ばそうとして 力が入り過ぎたり 大振りして スウェイして その軸が動いたのでは 正確なスイングは出来なくなり 芯でボールを捕らえる確率が下がってしまうから 冒頭のダイアグラムで説明したように そうした点には 十分 配慮する必要がある。

また、力み、特に、肩や腕に力が入り過ぎれば クラブ・ヘッドが走らないスイングになるばかりでなく アウトサイド・インのスイング軌道を促すことにもなるから 前述のアタック・アングルが悪くなって 擦り球やスライス・ボールが出る可能性も高くなってしまうだろう。つまり、飛ばしたいと感じたホールでは 無意識の内にも力が入り スイングが大きく 速くなる傾向があるから 力を抜くこと、軸がブレないスイングをすることを考えるような発想が役立つ可能性は 高いだろう。力一杯 スイングをして バランスを崩したり 安定性に欠けるスイングをするのではなく バランスが良く 安定性の高いスイングをすることで より効率良く 全ての力を有効利用出来るようにすることこそが 実は「飛ばす秘訣」なのだ。




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