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プリショット・ルーティーン

このページのコンテンツ
• はじめに
• プリショット・ルーティンを行う理由
• サンプル動画(by Justin Rose)
• その要点とチェック・ポイント
• 練習と実戦との大きな違い
• ショットに魂を入れること
• 商品リンク(用品、メーカー別)

はじめに


ショットに入る前に 繰り返えし行う 同じ動作や心の準備のプロセスのことを プリショット・ルーティーン (pre-shot routine) と言う。何時も同じように 行うべきだと言われるもので、殆どのツアープロが取り入れ 実行しているが、ショットの成功率を高めるために 極めて 有効なものだと 広く 認知されている。以下に、それを行う理由と その要点、チェック・ポイントなどについて詳しく解説する。

プリショット・ルーティンを行う理由


どんなショットをするのかに係わらず、毎回、ほぼ同じ手順で行うべきと言われるプリショット・ルーティーンだが、そのステップや具体的な動作は 人によって大きく異なるものである。それを行う理由は ただ単に 一連の動作を 毎回 同じにすることで スムースにショットに入ることを目的にするだけでなく、その間のチェック・ポイントや思考パターンも同じにすることで、ネガティブな考えなどが入り込む余地を排除し、集中力を最大限に高めることでもある。ツアープロが行っているプリショット・ルーティーンは その目的を どうしたら達成できるかを考え抜いて 独自の手順とスタイルに辿り着いたもののはずだが、そのステップや具体的な行動は 人によって様々である。

サンプル動画(by Justin Rose)


下の動画は そのプリショット・ルーティンを ジャスティン・ローズが説明しているものだが、まずは 彼の説明と一連の動作を見てみよう。


その要点とチェック・ポイント


前述もしたように、人によって その考え方やプロセスは 異なる訳だが、この動画のようなものが 一般的で その要点を纏めると 概ね 以下のようになる。

1 ティー・ショットの場合は ティーアップをし、また、そうでない場合は ただ単に ターゲットに向かってボールの後ろに立って、ターゲットを確認し、打つべきショットの弾道を イメージする。 » ビジョンとイメージの役割 (ターゲットや打つべきショットの種類などを決めるのは コース・マネジメント上のことで プリショット・ルーティーンに入る前に決めるのが一般的だ。)
2 ターゲットと ショットのイメージに合わせ、ボールの数メートル前にある 落ち葉やディボットのような目印(その印とボールを結ぶラインに平行にスタンスを取れば、ターゲットに対して スクウェアーに立てるというもの)を見つける。
3 ボールの後ろから 普通 3 - 5 歩前後 歩いて ボールの前に立つ。然程 拘る必要はないが、そのステップが 何時も 同じ歩き方になるように決めるのが一般的である。また、ボールの前に立って、(1) 正しいグリップで クラブを握り、(2) クラブヘッドを ボールの後ろに置いて、(3) スタンスを取って構えるという、所謂、セットアップの仕方が 何時も同じになるようにするのもポイントだ。(要するに、細かな動きまで その都度考えなくとも 常に 同じになるよう ルーティーンの中に組み込むのである。)» セットアップに係わる様々な工夫
4 スイングを始める前に 右足、左足と交互に 2 - 3度 体重を左右に移動させながら ワッグルを同時にして(» 色々なスタイルのワッグル)体をリラックスさせ、その時にもう一度ターゲットを確認するのが一般的。 » 体を リラックスさせるテクニック
5 クラブヘッドを後ろに引いて バック・スイングをスタートさせる心の準備が出来たら、なるべく無心な状態で(多くのことを考えないよう 急ぐことはないが 間髪をいれずに)タイミング良く スイングを開始することに集中する。ここで色々なことを考えて、時間を掛けることは絶対に避けるべきだ。個人差はあろうが、この時に 自分の好みの音楽を口ずさんだり、心の中で チャーシュー麺 とか 1-2-3 など言ってみるのも有効な手段である。 » 意識と潜在意識の使い方

以上のような流れが プリショット・ルーティーンだが、こうしたプロセスを プレーに組み入れ 確りと実行し ているアマチュア・ゴルファーは 残念ながら あまり多くない。一方、ほとんど全てのトップ・プロは このプリショット・ルーティーンが 非常に重要だと認識しており、考えて工夫したものを プレーに組み入れている。 心の準備をして、打つべきショットのポジティブなイメージを作り、好ましい リズムと タイミングで ショットの引き金を引くことが出来なければ、どんなに素晴らしいゴルファーでも 良いショットを 打てる可能性は低くなってしまうからだ。

練習と実戦との大きな違い


練習の通りに コースでもショットをする。練習場で 色々工夫をして学んだことを実戦のコースで試すことは 誰もが試みることで 当然のことである。しかし、実は、練習場でショットの練習をする時のボールの打ち方や思考パターンを ゴルフコースでのショットに持ち込んでしまうと 悪い結果になる可能性が 高くなるのである。

ボールの前に立って フォームのこと、つまり、体(例えば、腕や肩など)を こう動かして、こんなこと(例えば、ヘッドアップやスウェイなど)を しないように ボールを打とう と言うような思考パターンで バック・スイングに入って ボールを打つと言ったスタイルである。悪いことのようには思えないだろうが、前述の プリショット・ルーティーンのプロセスを踏んで 「無心」 で ボールを打つという観点からは 好ましいとは言えないのだ。

また、ボールの前に立って 結果のこと、つまり、引っ掛けたり、プッシュしたり、ダフったりしないように と言った思考パターンも 良い結果を生むものではなく、例えば、右にプッシュすると OB だから、そうならないように と考えた時のショットの成功率(失敗率)は 何も考えていない時に比べ 間違いなく 悪くなるだろう。

練習では 課題をもって それをどのように達成するかと言う思考パターンでショットをするのが一般的で、それが当たり前のことでもあるが、実戦では 同じ思考プロセスやパターンの下にショットをすることは 好ましくないと考えるべきなのだ。何がベストかは 個人個人が研究して考え出すべきものだが、練習と実戦では違った思考プロセスでショットをすべきであるという観点から、色々と工夫をして欲しい。

ショットに魂を入れること


プリショット・ルーティンと言うと ショットの前の一連の動作を 何時も同じにすることだ と考えている人が少なくないと思うが、そうした 形ばかりを 考えたものでは 本当の意味でのプリショット・ルーティンとは言えない。本当に大切なことは 思考パターンや力の抜き方といった部分だと言うことを良く認識し、どうしたら無心になって力の抜けたショットを 毎回同じように打つことができるか という観点から プリショット・ルーティンのあり方については考えるべきだ。ある意味、実戦では どうしたらショットに魂を入れることが出来るか的な発想、即ち、考えていることと 体の動きが 直接結びつかないことの方が、ショットの直前に何かを考えるのであれば、良いとも言える。

そうした発想の下に アドレスに入って ショットの引き金を引くまでの動作を 何時も同じにすることで、その間の思考パターンも出来る限り毎回同じに出来れば、してはいけないことを考える と言うようなことを排除する流れを作れるはずだ。特に、テイクバック(バック・スイングの開始)では 毎回 同じ 極めて単純なことだけを考えるようにすることで、悪影響を及ぼすと思われる思考パターンを取り除くことが出来るだろう。是非、そうしたことを意識して、自分に合ったプリショット・ルーティーンのあり方というものを研究して下さい。






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