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クラブを短く持って打つ技|続編

軽いクラブは あまり早く振ると不安定に感じるものだが、逆に、ゆっくり振りたい時は 短めに持って少しクラブが軽く感じられる位のクラブの握り方をした方がスイングのバランスは(スイングの大小に係わらず)良くなるという傾向がある。

グリップクラブを短く持つといっても色々な場面が考えられるが、例えば、下りの早いラインのチップショットなどでは、デリケートなタッチが出せるように クラブを短めに持って打つのが効果的である。どこまで短く持つかは、個人の好みの問題だが、右手がシャフトにかかる位まで短く持って打つプロも沢山いる。

チップショットでは、スイングが大き過ぎても、小さ過ぎても、距離のコントロールはやり難くなるから、距離に合わせてクラブを変えるという方法が一般的には良く用いられる。しかし、加えて、クラブを 短く持つスタイルで打つ というオプションを持っていれば、プレーの幅は広がる。特に、8番や 7番アイアンをチップショットに使うのが苦手な人は、一度、右手がシャフトにかかるまで短く持つグリップでチップショットの練習をして見ると良いだろう。比較的、短い距離のショットでも 上手くコントロール出来るようになるはずだ。ポイントは、クラブを短く持っても クラブヘッドが感じられるようなスピードとテンポでスイングすることである。

一方、ドライバーを 短く持って打つのも面白いテクニックだ。ご存知のように、どんなショットでも スイングのテンポやバランスが崩れると良い結果は期待できないものだ。ドライバーは 最も長いクラブだから、スイングのテンポやバランスを崩し易いクラブで、アベレージ・プレーヤーにとっては、特に、クラブを力一杯振ろうとすれば、悪い結果に終わることが多くなるだろう。しかし、ドライバーでも、クラブを短めに持って、少し、ゆっくり目のスイングをすれば テンポやバランスは崩れ難くなり、結果として、安定したショットが打てるようになる。朝一のショットや狭いホールなどでは、特に、このクラブを短く持って打つショットがオススメなのだ。

さて、このように チップショットからアイアンショット、さらには、ドライバーショットまで、クラブを短く持って軽く打つというオプションがある訳だから、その意味と効果を良く考えて練習し、自分に合った技を身に付けるよう心掛けて欲しいものである。

ウェッジのシャフトの長さは 35 ~ 36インチ(90cm 前後)ミドルアイアンで 37 ~ 38インチ(95cm 前後)ユーティリティは 39 ~ 40インチ(100cm 前後)ドライバーでは 44 ~ 46インチ(110cm 前後)だから クラブの長さは 短く持った時で 約 5% ほど短くなる計算になるが そのような状態でクラブを振れば スイング アークの大きさがその分小さくなって 何時もと同じようにスイングすれば ヘッドスピードは 応分に遅くなる訳だ。従って、ワンクラブ分という程ではないが 例えば 5ヤードといった感じで 少し距離を落としたい時は グリップの真ん中を握るイメージで持って対応すれば上手く行くという考え方で ショットをする人は少なくないだろう。

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