コンテンツ目次

二通りのバンカー・ショット

このページのコンテンツ
• はじめに
• 砂の飛ばし方の基本原則
• フェースを開かない打ち方
• フェースを開く打ち方
• 二通りのショットを使い分け
• ショットの練習方法と研究課題
• 商品リンク(用品、メーカー別)

はじめに


バンカー・ショットは ボールの下の砂を飛ばし その力を利用してボールを フワッと 宙に浮かせるように 飛ばすショットで エキスプロージョン・ショット (explosion shot) とも言われる。適度な量の砂を「パーン」と花火のように 飛び散らすのがコツで バンカー・ショットの苦手な人は それが上手く できない訳だ。失敗するショットの多くは 砂の中にクラブヘッドを 叩き込んで 砂と一緒にボールを 押し出そうとするからで、クラブが 砂に深く入り過ぎ 砂が「ドッ」と一塊で動くだけの打ち方であることが多い。砂を 効果的にエキスプロード (explode) させなければ ボールを フワッと宙に浮かせるように 飛ばすことは出来ず、バンカーから脱出できないことにもなる。

砂の飛ばし方の基本原則


砂の飛ばし方
それでは クラブ・ヘッドを どのように砂に入れれば 前述のように 上手く砂とボールを飛ばすことが出来るのかを説明しよう。まず、典型的な失敗の例だが、それは 図 (A) のようなパターンのショットで、クラブを リーディング・エッジから 砂に鋭角落とすものだ。これでは ヘッドは砂の中に深く入り過ぎて 前に進むことが出来ずに 砂が「ドッ」と一塊で動くだけで 砂のエキスプロードする力を上手く利用できない。砂がエキスプロードする力を上手く利用するには ボールの下の砂を 浅めに 取る必要があるが、それを示したのが 上図 (B) (C) である。重要なのは ボールの下の砂を飛ばす ことである。このように砂を飛ばすには クラブのソールが最初に砂とコンタクトするように ヘッドを落とすことだが、それが出来れば ボールの下の砂が 薄めに上手く飛んで ナイス・ショットが打てる理屈で、それが バンカー・ショットを成功させるための最大のポイントである。

フェースを開かない打ち方


(B) のように、比較的少ない量の砂を飛ばす場合は クラブフェースを 右図 - 1 のように あまり大きく開かないのが原則である。ほぼ スクウェアなスタンスの構えから クラブを 僅かに(5° - 10°)開いて 打つことになるが それでも ボールを高く上げる必要がなければ 上手く バンカー・ショットを打つことが出来る。ボールは 右図 - 1 のように 左足かかとの内側より 少しセンター寄りに置いた方が良いだろう。そして、気を付けないと クラブが砂に深く入り過ぎて 砂が「ドッ」と一塊で動く(悪い見本のような)ショットになってしまうので クラブヘッドを 打ち込むのではなく、ボールの下をスライドするように クラブヘッドを上手く 走らせることがポイントだ。比較的 少ない砂の量でボールを飛ばすことになるが、ボールの後ろ 5-10センチ程度のポイントにクラブを入れることになる。ただし、そのポイントが少し変わっただけで ボールの飛び方は違ってくるから 後述する クラブフェースを開いて打つ打ち方よりも そうした意味で 精度が求められるショットだと言える。

フェースを開く打ち方


一方、(C) のように より広範囲の砂を「パーン」と 花火のように飛び散らすためには フェースを 大きく開いて クラブのソールを使って クラブを確り振っても ヘッドが砂に浅く入るような打ち方をする必要がある。最もオーソドックスで 良く ゴルフの教科書に紹介される バンカー・ショットの打ち方である。バンカーの砂が硬かったり、砂が少なかったりしなければ、最も成功率の高い打ち方になると言えるだろう。このショットは 右図 - 2 のように ボールとターゲットを結ぶ線に対してオープン(ほぼ 30°)な スタンスを取り、ボールを左足かかとの内側の延長線上に置いて、フェースを 大きく(スイングのラインに対して ほぼ 45°)開いて 打つ方法である。その場合、スイングの方向は スタンスの方向で ターゲットの左に向かって 打つ形になるが、フェースが 開いて 右を向いているので 砂は ターゲットの方向に飛ぶことになり、ボールもターゲットの方に飛んでいくことになる。

二通りのショットを使い分け


フェースを開かない打ち方は ボールが少し砂に沈み気味な場合や砂が湿っていたり、硬めな場合に 有効な打ち方であるから、この二通りのスタイルの打ち方の両方を マスターして欲しい。そして、砂のコンディションやライの状態に応じて、この二通りのバンカーショットを使い分けることが、サンド・セーブのパーセントを上げるコツだとも言える。

スタンスとクラブ・フェースの開き具合は 前述 二通りの打ち方の中間的なものでも良い訳で オーソドックスなフェースを大きく開く打ち方では フェースが開き過ぎている感じで 打ち難いと思う人は、自分にとって最も打ちやすいスタイルが何かを考えて見ると良いだろう。原則、ライが良い場合に 最も確率の高いショットは、フェースを大きく開いて 砂を「パーン」と 花火のように 飛び散らす打ち方であるが、砂の飛ばし方については色々な方法があることを覚えておこう。

ショットの練習方法と研究課題


なお、最初に エキスプロージョン・ショットを練習する時は ボールを置かずに 砂だけを 「パーン」 と 花火のように 飛ばす練習を すると良いだろう。砂に目印になる線を引いて 自分のスイングで どの部分の砂がどのように飛ばされたのかを確認できるようにして練習すると良いだろう。この確認を兼ねた練習は 2-3度やって止めるのではなく、少なくとも 10回は行って欲しい。

砂を上手く飛ばす感触がつかめたら、ボールのどの位後ろに(通常は 10~15センチ程度)クラブを落とし、どの位の量の砂を取れば良いのか、加えて、スイングのスピードは どの位が良いのか といったことをチェックしながら、飛距離、ボールの軌道、スピンなどが どのような結果になるかを チェックしながら、リピータブルな打ち方が身に付くまで 更に 繰り返し何度も このショットの打ち方を練習しよう。上手く打てた時の感触(音と砂の飛び方)を忘れないようにして、それが繰り返し再現できるようになるまで 練習して欲しい。

ところで、バンカー・ショットは 何時も サンド・ウェッジで打つショットという訳ではなく、打ちたい飛距離に応じて ロフトの立っているピッチング・ウェッジや 9番アイアンなどを使っても良い訳で、そうしたクラブを使った練習もしておくと良いだろう。バンカー・ショットの距離の調整でも、打ち方をあまり変えずに、クラブを変えることによって行うという方法が有効だとされている。

最後に、砂が十分にないとか、雨で湿っているなどの理由で 非常に硬くなっているバンカーでは、フェースを大きく開いたエキスプロージョン・ショットを試みても、クラブが跳ね返されて上手く機能しないこともあるから、そうした危険性が高い場合には 取る砂の量を少なくしたり、場合によっては、バンカーの中でも ボールを クリーンに ピッチショットで 打つことが得策のこともある。何が 何でも バンカーからは エキスプロージョン・ショットで脱出しなければならない ということではない ことも 覚えておこう。

商品リンク

はてなブックマークに追加
はてなブックマークに追加

www.mamejiten.com - all rights reserved
本 HP 利用上の注意

TOP